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POG前半戦を振り返る
2010年1月 2日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
あけましておめでとうございます。今年もBrainSquallをよろしくお願いします。新年一発目は2歳戦回顧&3歳クラシックの展望も兼ねてのPOG前半戦を振り返ります。
第1位:CJ氏 主な活躍馬:ローズキングダム
ほぼローズキングダム1頭の稼ぎ(賞金率85%)でCJ氏が前半戦の首位に。東スポ杯→朝日杯連勝で3戦3勝。当然来年のクラシック最有力だろう。詰めの甘い薔薇一族からこれだけ勝ちきる馬が出るとは正直驚き。まずダービーまでは大崩れはしないだろうから、無事ならば今後もポイントは伸びていきそう。ただ全馬デビューも勝ち上がったのは他にダイワファルコンのみ。層の薄さは気になるところ。ダービー終了まで逃げ切るにはダイワファルコンの素質開花と、とにかくローズが無事であることが大前提となりそう。
第2位:ゆたゆた 主な活躍馬:ヴィクトワールピサ
正直ここまで上手くいくとは思っていなかった。ヴィクトワールピサがラジオNIKKEI賞2歳Sを制して、堂々の2位に浮上。デビュー前に自信を持って馬体で選んだ馬がここまで走るのは初めての経験なので嬉しい限り。末脚のキレ味では劣るところがありそうだが、ハンドリングの良さは大きな魅力。デビュー戦で後塵を拝したローズに追いつき追い越せでクラシック路線も頑張ってもらいたい。他に札幌2歳S2着のモズ、デビュー勝ちのスペースアーク、未勝利をアッサリ勝ち上がった良血馬レーヴドリアンのスペシャルウィーク三羽烏には是非とも押し上げを期待。グラ基地としてどうなのよと思いつつ、スペ産駒の見立てがちょっとわかってきたのは楽しい話。あとは未完の大器で終わりそうな気配が漂うトゥザグローリーがキンカメブレイクの流れに乗っていければ・・・。一方牝馬路線はサルヴェレジーナが抹消。クリスマスキャロルはダート路線へ。ダイワエルモーサはデビューのメドが立たずとちょっと厳しいか。
第3位:mitty331氏 主な活躍馬:ダノンパッション
ダノンパッションがあっさりと勝ちあがりスタートダッシュを決めたmitty氏が3位。ダノンパッションの離脱と前後して若干勢いは落ちたものの、ラナンキュラス、未勝利だがレッドステラーノあたりの牝馬路線がクラシック路線を見据えられる陣容にポイントの積み重ねを期待したい。また2戦目は負けたがドレスアフェアー、デビューさえできれば母バレークイーンあたりの駆け込み乗車によっては・・・といったところ。
第4位:遊氏 主な活躍馬:ノーワンエルス
短距離路線でポイントを稼いだノーワンエルスの活躍で4位をキープ。ただ他にデビューした馬たちは若干底が見えてしまっている現状、稼ぎ頭のノーワンエルスが故障離脱は相当痛い。後半戦のポイント上積みにはデビューが遅れ気味な馬たちの巻き返しが必須となりそう。
第5位:ゴルゴ氏 主な活躍馬:ダノンスパシーバ
ここまでは2勝馬がいないものの、素質馬を多数抱えてのこの順位は後半戦の巻き返しが期待できるのがゴルゴ氏。ダノンスパシーバは前に行ける先行力はポストSS時代には大きな魅力。使って変わってきそうなメイショウホンマル、格上初戦で5着のアドマイヤテンクウ、未勝利をあっさり抜けたアドマイヤテンバ、デビュー戦圧勝のルーラーシップとクラシック路線に複数出走が見込める布陣は群雄割拠な昨今のクラシックでは怖い存在だ。特に今回のPOGで重賞勝ち馬を押さえられていない牝馬路線でのアドマイヤテンバの存在は結構大きいと思われ、今後の各馬の動向如何によっては、一気の首位奪取もあるかもしれない。
第6位:コニタン氏 主な活躍馬:リルダヴァル
2戦2勝のリルダヴァルは戦線離脱もコニタン氏が6位に。期待の稼ぎ頭は離脱も復帰が見込めるアドマイヤロイヤル、素質馬アドマイヤロイヤルに、デビュー戦圧勝のザタイキあたりの結果如何ではまだまだ後半戦の巻き返しは期待できそう。後はアーデルハイトが間に合うかといったところだろう。
第7位:Southend氏 主な活躍馬:グリューネワルト
中京2歳S3着のグリューネワルトが今後も活躍見込めそうなSouthendが7位。マイネテレジアは屈腱炎で戦線離脱も、マイネルレインは帰ってこれそう。ただ上位を狙うには未出走馬の突き抜けが必要そうではあるところだ。
第8位:シャドウ氏 主な活躍馬:グレナディーン
イマイチ波には乗れないが素質馬のグレナディーン抱えるシャドウ氏が8位。まだまだ間に合うのでグレイナディーンが路線に乗れて、ゴールスキーが爆発すれば上位食い込みもといったところか。
第9位:ikur氏 主な活躍馬:コルドバ
ドラフト後に参加したikur氏が最後方。いかにも地雷っぽかったシャガ-ル、カザンリクが見事に地雷だったのもツラかった。まあこれは獲らなかった他の参加者が巧かったというしかない。フローリストライフとジューダの突き抜けに期待しましょう。
2009年私的競馬10大ニュース
2009年12月31日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
紅白の水樹奈々も見終わったところで2009年競馬私的10大ニュースでも軽くまとめてみる。
1位:武豊の牙城陥落。内田博が中央リーディングに
やはり1位にはこれを取り上げたい。武豊に怪我などによる長期離脱にもなかったにも関わらずのリーディング奪取。マネージャーが相当やり手というのが、今週の競馬ブックから伝わってくるが、それにしても結果を出し続けたのが凄い。サクセスブロッケンによるフェブラリーS、東京大章典も含んだ重賞6勝の内容もなかなか。一方の武豊は今ひとつ波に乗り切れず、秋のG1でも乗り鞍なしを連発。それだけ武豊への乗鞍一極集中がなくなってきたということなのだろうが、さびしい結果ではある。SS産駒乗っとけばクラシック取れる馬に当たった昔と違って、どの血統、どの厩舎からクラシック候補が出るかわからない最近ではクラシックともご無沙汰。来年はヴィクトワールピサで久々のクラシック制覇と見返して欲しい(個人的な願望)
2位:横山典がダービー制覇を含む大活躍
ノリの2着付けという馬券術もどこへやら。ダービー含む大レースを勝ちまくって、さらにはWSJSまで制覇の大活躍。ロジユニヴァースについては、馬に勝たせてもらった感が強いものの、調子が悪いなりに無欲に馬に任せた走りは、枯れてきたベテランの味そのもの。一方カンパニーについては見事な手綱さばきといわざるを得ない。本人も言うとおり今が絶頂期といった感で、ちょっと騎手晩年の的場騎手にも似た信頼感がある。ロジは復帰未定、カンパニーは引退となってはしまったが、来年もすばらしい活躍を見せてくれるだろう。
3位:ウオッカがジャパンカップ制覇。JPN7勝馬に
何度でも蘇る。春はマイルで文句のなしの強さを見せつつも、秋2戦では完全に失速していたように見えたウオッカが決して得意条件とはいえないはずの2400m、しかもJCで見事な勝利。もちろんリーチの逃げなどペースがウオッカに向いたことは事実だが、東京マイスターとしてここで結果を出し切るのだから、やはり不世出の「持ってる」馬だろう。鼻出血明けの次走はドバイに決定。ウオッカなら・・・ウオッカなら何とかしてくれるかもと思いつつ、とにかく無事で繁殖入りして欲しいというのが一番の願いである。
4位:チャンピオンサイアーのアグネスタキオンが急死
2008年のリーディングに輝いたアグネスタキオンがその競争生活と同様に、あっという間に天に召されてしまった。ダイワスカーレットという最強級の馬を筆頭に、ディープスカイ、2歳でも才能ある馬を出しているだけにその血は惜しい。脚元の弱さはあったものの、早めに仕上がって、マイルから2400mまで走れる傾向はまさにSS産駒クラシック部門の筆頭だけに悔やまれる。残された産駒の活躍に期待したい。
5位:SEA THE STARSが凱旋門賞含むG1を6連勝
海外に弱い管理人でもツエーと叫ぶ凱旋門賞馬がまた現れた。正直サキー~バゴくらいまでは日本馬いけるんじゃね?とか勝手に思っていたが、SS産駒以後の日本競馬の沈下と、ここ最近の凱旋門賞マジ本気出してきたッス、パネェッスって感じには、そんな夢もまた遠くへ行ってしまった感。アガ・カーン殿下のもと種牡馬入りして、相手にはザルカヴァとかウオッカとか、どんだけ夢の配合。ただやっぱりこういう強い馬があっさりと3歳のうちに「あがって」しまうのは、競馬をエンタメとしてみると、勿体無いよなあとも。
6位:牝馬による主要路線の活躍の流れが続く
ウオッカの活躍は言わずもがな。レッドディザイア、ブエナビスタが古馬混合のG1で好走。アメリカではZENYATTA、RACHEL ALEXANDRAが混合G1で圧勝と、去年から続く牝馬優勢の流れは今年も続いた。これって牝馬のフィジカルレベルが育成その他の進歩であがってきたってことなのかもしれないけど、具体的な理由に突っ込んだ記事は見たことないなあ。是非関係者とかの論理的な見解が聞きたいところ。来年はヴィクトワールピサがピサ旋風だけどね!
7位:カンパニーが8歳にして天皇賞秋・マイルCSを連勝
正直牡馬陣の若者がだらしないという影響もあるのだろうけれど、8歳馬が天皇賞秋~マイルCS連覇なんて考えられなかった。SS時代はああいう瞬発力を持った馬は毎年山ほど生まれていたけれど、ポストSS時代になって瞬発力に優れた馬の価値が相対的に上がって、結果として昔だったらG2止まりのナマクラだったはずのカンパニーの末脚も威力倍増ってことなんだと個人的には思っている。もちろん8歳馬まで馬を飽きさせずに(競走馬の現役についてはフィジカル的なものよりも、メンタル的に持たないというのが大きいと思っている)競馬に向かわせた陣営の手腕は素晴らしいもので評価されるべきものだと思うけど。
8位:伝説の新馬戦からクラシック馬3頭+ネタ馬1頭が誕生
こんなにわかりやすい「伝説の新馬戦」もジャンポケ以来?だったのに、スリーロールスを迷った末に単穴に落としたのは痛恨である。ネタ馬1頭と書いたがリーチザクラウンのおかげで、秋のG1が締まった感もあるので、是非来年はダートでがんばって欲しい。それとアンライバルドは有馬記念結局どうしたんだろ・・・。燃え尽き症候群的なところがある牝系だけに今後が心配。ブエナビスタはホントにドバイいくん?
9位:サラブレッド市場の低調、及び1歳市場へのシフトが鮮明に
まあ不況だからしょうがないとはいえ市場は世界的には低調。ただ日本において1歳市場へのシフトが鮮明になったのは、そう悪いことでも・・・と思ったが生産牧場への負荷は高まってしまうのだろうか?まあでも補助金漬けで生かしてもと思いつつ、しばらくはモルヒネ打ちながら日本の生産は続いていくのだろうか。とりあえず馬主要件はガンガン軽くすればいい。
10位:キングカメハメハが2歳G1を独占
SS産駒以外でも2年目から本領発揮という最近の新種牡馬の流れは生きていた。というわけでキングカメハメハが1年目の印象とは一転2歳G1の独占を成し遂げた。どうしても芝1800morダート向きのかったるい馬がでがちという印象だったが、エルコン同様、一部の斬れる上級馬は根幹距離でもOKということなのかもしれない。ルーラーシップも控えているし、来年のクラシックの主役を務めるのは間違いない。SSを持たないという点でも前途洋洋の感である。
番外1:セイウンワンダーが3冠皆勤、アーネストリーが重賞制覇
クラシックでは勝てなかったものの皐月賞・菊花賞を共に3着、そして有馬記念では6着とセイウンワンダーが一線級で活躍してくれた。宝塚記念ではサクラメガワンダーが2着。秋には未完の大器アーネストリーがついに重賞制覇と今年も一年グラスワンダー産駒ががんばってくれた。クラシック制覇は来年に持ち越されたが、勝ち馬が展開でコロコロ変わるのが今の古馬路線。セイウンワンダーとアーネストリーには今後も順調にいってもらって、G1制覇を夢見させて欲しい。
番外2:twiiterがちょっとキャズムを超える?競馬クラスタの大充実
去年の段階ではまだ人口が少なかった競馬クラスタも2009年一気に充実。毎週TL上の常連さんと、さらに一部の方とは競馬場で楽しい競馬ライフを送らせていただきました。ちょっとした競馬の呟きを共有したり、広げられるのは非常に楽しい。さらに競馬ニュースへの感度も上がりました。今後も増えるであろう競馬クラスタの皆様来年もよろしくお願いします。
さて書き終わったらカエラまで終わったでござる。年内の更新はこれで最後。2009年はお世話になりました。2010年もBrainSquallをよろしくお願いいたします。それでは皆様よいお年を!
【第14回秋華賞】挑戦し続けることで得た自在性で春の雪辱を果たす
2009年10月22日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
レース回顧
久々の牝馬三冠のかかった秋華賞。春の実績馬順調に駒を進めてきたこともあり、それなりに締まったレースになるとは思っていたが、思っていた以上に白熱したレースとなった。ラップを見ると12.3-10.3-11.4-11.9-12.1-12.8-12.2-12.0-11.6-11.6。前半58.0で後半60.2。そこそこの流れながら、最後までラップが落ちなかったことを踏まえてると印象通りの好レースだったと考えて良いだろう。勝ったレッドディザイアは四位にエスコートされて、これ以上ないスムーズな競馬で雪辱。最後ハナ差まで詰め寄られたとはいえ、ブエナビスタと違ってなんども挑戦し続けることで身につけた自在性が最後の最後で花開いた。ここまでじっくり育てたミッキーもさることながら、馬に教えながら競馬をし続け、オークスに続き完璧に乗った四位の手腕はとにかく見事。ウオッカ乗り替わり以降の四位は本当に一皮剥けたように勝負どころではヘグらない。育てながら乗れるし、勝負どころではキッチリ乗るし、トライアルはそれなりに乗るし、ちょっと的場元騎手を思い出してしまった。
4コーナーの動きでブロードストリートを邪魔したブエナビスタは結局3着降着。藤田のアクションが必要以上に大きいような気もするが、進路妨害したのは事実。そもそもコーナリングでスムーズに加速できないという弱点を残したままここまできたというのも敗因で、能力に任せた競馬をし続けたツケを払ったと言わざるを得ない。次はエリ女かJCか未定だが、JCで挑戦者の競馬をするのも良いのではないだろうか?ブロードストリートは4コーナーの不利のあともしぶとく伸びて2着繰り上がり。直線改めて伸びるあたり良い根性をしているが、逆に言うと末脚に影響するほどの不利ではなかったと言うことも言えるのかもしれない。スムーズだったら・・・といっても微妙なところ。クーデグレイスは実力を出し切っての4着。これだけ走れれば上等だろう。
レース後のコメント
◇1着レッドディザイア
※四位騎手 春は悔しい思いをしてきて、今日が三冠最後のレースだったから、負けたら仕方がないという気持ちで強気の競馬をするつもりだった。スタッフが一丸になって渾身の仕上げをしてくれたのも分かっていたから、それに応えられて嬉しい。直線で抜け出してからはブエナビスタが追い詰めてきて、ちょうどオークスと同じような感じになったけど、並ばれてからは馬も本当によく走ってくれた。
◇2着ブロードストリート
※藤田騎手 スタートは我慢が利かずに出負けしてしまったけど、腹を括って焦らずにジックリと運べた。ただ、不利が痛かったね。立て直してから直線で盛り返していたのを見れば分かると思うんだけど、スムーズなら突き抜けていただろうね。
◇3着ブエナビスタ
※安藤勝騎手 春より道中の行きっぷりが良くなっているし、最後もよく追い詰めてくれたが......。(4角での動きは)馬群が固まった時の事象。そんなにひどく出た認識はないが、降着の判定は採決が決めたこと。結果として関係者や多くの人達に迷惑をかけて申し訳ない。
むしろ自分の余生の心配をするべき
2009年9月12日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(0) | はてブに追加
馬の余生の話題。twitterで軽く呟く程度にしておく予定だったが、このまま埋もれてしまうのもアレなんで軽く思ったこと残しておく。
サラブレッドの余生問題の前提
1.こちらとかこちらで述べられていることの繰り返しにはなるが、「サラブレッドという存在は人間のためにだけ存在する」ということは逃れられない。そして現在の競馬は「より優秀なサラブレッドを次世代に残す」ことを目的としているということも言える。このことを前提に「優秀なサラブレッドについて余生を保障を競馬のシステムに組み込む」つまり「競馬の主催者が保障の手を貸す」ことはアリだと思う。ただしこの視点での馬の保護はあくまで「優秀なサラブレッド」にのみ適用されるべきものだろう。そしてそのためにある現実に存在する仕組みが助成金であるといえよう。
2.一方で自分の一口馬を救いたいという意見はそもそも前提が異なるものだ。優秀な成績を収めたわけでもない目の前の1頭の馬を救いたいということは、極めてミクロ的な感情論に過ぎない。そのような思い自体を否定する意図はない。だがそのような個人的な感情を暴走させて、上記のようなマクロ的な保護システムに直接結びつけるのは無理がある。そのような思いを競馬の主催者であったり、一口クラブに向けることにはズレがあると言わざるを得ない。端的に言えば、その感情の解決は、自分で処理しろという話である。そしてこのような感情を充足する仕組みが各馬へのサポーターズクラブのようなものであるともいえよう。
現状への個人的な見解
まずキルトクールへの違和感は上記2つのことを整理せずに自分の感情をそのまま外野にブツける幼稚さにある。「俺が馬をかわいそうだと思う感情を一口クラブは面倒を見るべき」と言っているに近い。そんなことを書かれても「何を言ってるんだ、お前は」としか思えない。そもそも一口会員ですらないんでしょ?ましてや自分の妄想の結論を他人に押しつけるなどは論外である。今回ばかりは話題を振られたオケラセラに同情せざるを得ない。あと勝手に「男は」とか主語を大きくするのはやめてくださいw
一方お前はどうなんだと言われれば、現状一口に手を出していないということもあり1.で述べたマクロ的な視点での馬の余生の保護にしか思いはわかないというのが偽らざるところである。あくまで馬の余生については「優秀なサラブレッド」を優先に考えてしまう。ただそのための現在の仕組みはまだ改善の余地はあるのではないかとも考えているし、id:Southendが言うようなお金を取れる仕組みはもっとあってしかるべきと思う。今後一口を始めたりして心境の変化があれば、2.で述べたミクロ的な思いに囚われるのかもしれないが、現段階での見解は以上である。
補足
殿下に指摘された「身近に普通に馬がいる土壌がない国」とは「生物的な営みを見えなくする方向で発展してきた現代日本」においてはという意味。さらに付け加えると現在の日本にあるリソース(土地・人・カネ)から考えて、ミクロ的な視点での感情を満足させるには、競馬の規模が大きすぎるということは間違いない。そしてミクロ的な視点での感情を満足できる規模の競馬が面白いとは僕は思わない。
twitter競馬クラスタまとめ
2009年5月11日 yuta | 個別ページ | コメント(1) | トラックバック(2) | はてブに追加
※とりあえずyuta0210でフォローしているアカウントを羅列してみた。これで土日のタイムラインの充実は間違いなし?まだまだ観測範囲から漏れてる方も多いので、自薦他薦ありましたら@yuta0210までご一報を。
※色々と編集してみた。◇はサイト持ちの場合のリンク。※は適当にコメント(2009年9月20日)
※とりあえず小島太一騎手追加
関係者
◆たいちさん (taichi_ahobaka)
※JRAジョッキーの小島太一騎手。「とらのあな階段の登り方が特殊 5.6.階に行くなら一度7階まで上がれとかフヒィーフヒィー」とかPOSTしてるけど本人なんだぜ・・・。
ニュースとか
◆keiba (keiba)
※JRAニュース
◆ラジオNIKKEI競馬NEWS (keiba_news)
※ラジオNIKKEIニュース
POG参加者
◆ミチシタコウイチ (mitty331)
◇競馬が好きなんだから仕方ない
サイト持ちの人
◆airedale (airedale)
◇闇の書庫で笛を吹く
◆arikui (arikui)
◇Fuck食場 (Build 20090715094852)
◆有芝まはる殿下。 (Mahal)
◇殿下執務室2.0 β1
◆craftmanship (craftmanship)
◇単勝を獲る!
◆kokuo_ (kokuo_)
◇Anyway Goes!
◆T.Notani (smart_boy)
◇== Notani's Homepage ==
◆Marius/Marl (reveryelektra)
◇REVERY_L_ELEKTRA
◇DREAM SCHEME
◆活力先生 (katuryoku)
◇Horse Racing Cafe2号店
競馬POST率高めの人
競馬POST低めの人
POSTが少ない人
「爆発音がした」まとめ 競馬版
2009年5月10日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
◇岡部幸雄
「後ろで爆発音がして完全に走る気をなくしてしまったね。まだまだ馬がベイビーだから仕方ないよ」
◇野平祐二
「競馬に爆発はないが、ルドルフには爆発がある。」
◇武豊
「もっと隠された爆発があるような気がするのですが」
◇柴田善臣
「爆発音が止まりませんね」
◇四位洋文
「うるせーよ!」
◇大西直宏
「ダービーの1番人気なんていりません、爆発が欲しいんです」
◇吉田豊
「そんな馬、隅っこで爆発してりゃいいんだよ」
◇松岡正海
「(インタビュアー:おめでとうございます!)ボカーン!・・・ボカーン!」
◇岡田繁幸
「この爆発に不満があるなら、よそのクラブへ行く選択肢がお客様にはあります」
◇中野渡清一
「28頭立ての大外枠でもいい。賞金なんか貰わなくていい。他の馬の邪魔もしない。この馬の力を試したいからマルゼンスキーに日本ダービーを爆発させてくれ」
◇寺山修司
「爆発が人生の比喩なのではない。人生が爆発の比喩なのだ」
「ふりむくな ふりむくな 後ろには爆発がない」
◇馬場鉄志
「世界のホースマンよ見てくれ、これが日本近代競馬の爆発だ!」
◇及川サトル
「おぉーーきなばぁーくはぁーつおんだぁ~!場内どっと来ております。」
◇青嶋
「外国産ずがばつ音、いっぷん、ななびょう、はちぃ~~~」
◇大坪元雄
「ひばらの辺からトモにかけて絞れてきていて、男馬のようなじわっとした気合いが出てきていますし、良いばはくつなんじゃないでしょうか」
◇大川慶次郎
「馬鹿にデカイ爆発音ですねえ」
「リザーブユアハートですかぁ この馬は爆発ですね」
◇井崎脩五郎
「いいよね~、いい爆発音だよねえ(ぐふぐふ)」
◇アグネススペシャル
「こんな爆発音ではどうしようも ないよ」
※Thanks by southend daipon
フィフスペトルは鞍上三浦でNHKマイルCへ
2009年4月 1日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
ひとこと
※新年度スタートですね
注目記事
2009ドバイワールドカップデーをモソモソと更新
2009年3月29日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(1) | はてブに追加
GODOLPHIN MILE
1着Two Step Salsa (USA)
2着Gayego (USA)
3着Don Renato (CHI)
※レースはVTR見損ねたのでわかりまへん。
UAE DERBY
1着Regal Ransom (USA)
2着Desert Party (USA)
3着Soy Libriano (ARG)
※レースはVTR見損ねたのでわかりまへん。
DUBAI GOLDEN SHAHEEN
1着Big City Man (USA)
2着Indian Blessing (USA)
3着Diabolical (USA)
4着Bamboo Ere (JPN)
※勝ち馬Bigcitymanは先行してそのまま押し切りという短距離の王道の強い勝ち方。バンブーエールは残り600でいったん後方2番手まで下がり終わったかと思われたかが、そのあと外に出すと一気伸びて4着。バンブーエールは日本でも押さえた競馬なんてしたことないわけで、スタート直後から馬群に揉まれてひるんだというのはあるのかもしれませんね。新境地開拓とも言えるかも。
DUBAI GOLDEN SHAHEEN
1着GLADIATORUS (USA)
2着PRESVIS (GB)
3着ALEXANDROS (GB)
7着VODKA (JPN)
※予想通りにGLADIATORUSが逃げる展開。ウオッカは好スタートで離れた2番手。その後ろは団子状態で道中は落ち着く。直線に入るとスイスイとリードを広げるGLADIATORUS。ウオッカも残り400mくらいから仕掛けるも全く伸びる気配はない。逆に後方から追い込む各馬に飲まれて7着あたりでフィニッシュ。ウオッカの敗因は雨が降った馬場かもしれない。衰えだったら寂しいが。結局ウオッカが完全に蓋をしてしまったことで、後ろの有力馬の総崩れを呼んでの波乱といった形。
DUBAI SHEEMA CLASSIC
1着EASTERN ANTHEM (IRE)
2着SPANISH MOON (USA)
3着PURPLE MOON (IRE)
※FRONT HOUSEが逃げる展開。ただスローで前後差がない、全馬一団の我慢比べの競馬。直線に入ると、好位の外で脚を溜めていたSPANISH MOONがFRONT HOUSEを捕まえに行く。いったん先頭に立つが、それを道中好位の内でジっとしてたPURPLE MOONがじわっと追いかける、さらに後方を内ラチ沿いで控えていたEASTERN ANTHEMが凄い勢いで前に迫る。残り2ハロンから抜け出した3頭のデッドヒート。ゴール前まで激しい追い比べになるが、最後わずかに外から差し込んだEASTERN ANTHEMが優勝。それにしてもPURPLE MOONをモノサシにすると芝2400mに日本馬が出ていないのは本当にもったいないな-という印象。
DUBAI WORLD CUP
1着WELL ARMED (USA)
2着GLORIA DE CAMPEAO (BRZ)
3着PARIS PERFECT (SAF)
8着CASINO DRIVE (USA)
※WELL ARMEDがハナを切る。カジノドライヴは馬群の中でリズムの良くない走り。何とか内ラチ沿いで宥めようとするが、徐々にポジションを下げる(その影響で後方馬が不利を受けたかも)。道中逃げ馬の1馬身後ろで先行馬は一団。結局カジノドライヴはその後ろ。直線に入るとWELL ARMEDが馬なりで逃げる逃げる。仕掛けると更に突き放しての圧勝。カジノドライヴは伸びずバテずの8着。なんだかんだで「日本馬らしい」負け方と、勝ち馬の圧勝劇でドバイWCの終了。うーん、やっぱり先行力がないと厳しいなあ。そしてダスカが見たかったな。
2008年個人的競馬10大ニュース
2009年1月 3日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
予告通り2008年個人的競馬10大ニュースいきますよ。まずは一覧をどぞー。
1.グラスワンダー産駒大ブレイク
2.天皇賞・秋牝馬ワンツーのレコード決着
3.凱旋門賞、3歳牝馬ザルカヴァが制す
4.武豊中央重賞3勝止まり
5.三浦皇成、新人最多記録更新
6.アグネスタキオン、51年ぶりの内国産チャンピオンサイアー
7.ホースニュース馬倒産
8.カネヒキリ大復活で砂チャンピオンの座を奪回
9.競馬関係者ブログブーム
10.競走馬、種牡馬の訃報相次ぐ
番外1.函館競馬場参戦、烏賊旨すぎ
番外2.JRAのCMに蒼井優登場
1については言わずもがな。これが1位じゃなくてなんだというのか!昨日も書いたばかりではあるが、本当に嬉しい出来事だった。2009年もこの流れが続くと良いなあ。2については現地で見ていたが本当に名勝負だった。ああいう競馬があると、やはり競馬場に行こうという気になるよね(といいつつ、JCサボったわけだが・・・)。3については海外競馬に詳しくなくても1レース見ただけで凄さが伝わってくるモノだっただけにランクイン。カーリンのドバイも凄かったけど、何せ3歳牝馬ですぜ・・・。
4についても5とセットで外せない出来事。まず武豊が重賞3勝というのはホント衝撃的。技術云々はそれほど衰えないのだろうけど、まず馬が集まらなくなった。これは大きい。あとはやはり流れが悪いよな。落馬は本人の所為でもないし、運が悪いとしかいいようがないのだけど、こう続くとね。一方ブレイクしたのは三浦。ただ彼が本当に天才騎手かは、今年の活躍次第だろう。実は正直まだ三浦の凄さが皮膚感覚で伝わってこないんだよね。どちらかというと秀才型っぽく今のところ見えるのだよなあ。いや精神力とか、努力についてはそれだけで突出しているのはわかるのだけど。武豊型というべきか。そういや天才型というと、大庭は凄いよねと思ったり。あまり営業しないタイプで、しかも波があるから上位にはこないけど、ハマったときの彼の騎乗はホントにヤバい。三浦についてはとにかく今年の騎乗がどう変わるかに注目しているってことで。6は時代も変わったなとしかいいようがない。51年前とは状況が違うわけで、ホントに価値がある記録だと思う。この結果見るとSS産駒はストレートに競争時代のポテンシャルが種牡馬成績反映されているわけで、ディープも普通に成功するんだろうなあ。まあ再来年あたりはグラス産駒が(以下略
7もまた1つの時代の終わりを告げる出来事。愛読している馬三郎も50円値上げしてるし、どこも苦しいのは間違いない。ただ正直競馬専門誌は多すぎなのも事実で、ある程度の淘汰は仕方がないのかなと他人事のように思ったりもする。8は屈腱炎の新規治療法も含めてのランクイン。まだまだフラムドパシオンはうまくいかなかったりするわけだけど、不治の病と言われた時代ももうすぐ終わるのかもしれない。9は急速に増えたよね、特に馬券ブレイクのおかげで。まあ先日のコラムに書いたとおり、怖さ・難しさもあるわけだが、基本的には歓迎したい出来事。ただそうなると専門誌はさらに厳しくなるよな。あと大先生が速攻でブログ休止したのは吹いた。忙しくて仕方ないのだろうけど、あのあっさり感が「さすが先生、俺たちに出来ないことを平然とやってのける!そこにシビれる! あこがれるぅ!!」って思いました。10については毎年のことだけど、やっぱり寂しいモノ。ホスピタリティ・タヤスツヨシ・ダイタクヘリオス・アストンマーチャン・アドマイヤキッス。タニノベローナも残念だったな・・・。
番外1は改装前に行けて良かった。烏賊旨かったし。今年は札幌行って、グラスにも会えたらいいな。番外2は2007年からわかっていたことで、今年もCM続くけど可愛いのでランクイン。ただJRAのCMは優ちゃんの可愛さを出し切れていないぜ。もっと優ちゃんは可愛いんだから!JRAもっと頑張れ!とりあえず2007年の蒼井優を振り返ると「百万円と苦虫女」はなかなか良かったです。「おせん」はドラマ的には微妙。和服は可愛かったけど。って今、去年の活動調べようと思って、蒼井優の公式見たら、2日の朝のTBSの朝のオグリの番組のナレーションだったのか!!!完全に見逃した。吊ってくる。誰か僕に録画を・・・。あーテンション下がった。とりあえずアレだ、午後の紅茶のCMは可愛いと思います。はあ。
以上、超個人的競馬10大ニュースでした。もしかしたら何か忘れてるモノがあるかもしれないけど、それはもうコメントでカバーということで。早速2009年正月競馬もはじまってしまいますが、ギリギリ間に合って良かった。では皆様の2009年の競馬が楽しいモノになりますよう。
新年のご挨拶、および2008年の振り返り
2009年1月 2日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
新年あけましておめでとうございます。今年もBrainSquallをよろしくお願いします。先日も書きましたが、今年の競馬サイト的目標としては週3更新プラスアルファ(ニュース2、回顧1と月2回くらいはコラム)としたいと思います。不況もいつが終わりともしれず、暗い競馬界ではありますが、競馬そのものに目を転じれば、SS時代も完全に終わり、武豊への騎乗馬一極集中も終わり、馬券的には非常に面白い時代となっています。こんな時代だからこそ、しっかりと馬券で稼ぐために回顧をしっかりやっていきたいと思う所存でございます。なお、このサイトへの応援、期待、不満、批判等ありましたら、コメント、スター、メールなどをいただければ幸いです。誤字脱字勘違いの指摘も大歓迎です。右サイドバーにフォームも用意してありますので、是非どうぞ。このサイトのモチベーションはグラス産駒の活躍と、皆様の突っ込み等々で支えられていますので、別館共々今年もよろしくお願いします。
と、挨拶はこれくらいにして、新年一発目エントリは「BrainSquallのエントリと共に2008年を振り返る」です。エコ万歳!
2008年G1回顧編
◆【第38回高松宮記念回顧】例年とは違うリズムが求められた春のスプリントG1
◆【第68回桜花賞回顧】凡走理由は書けても、好走理由は書きにくい大波乱
◆【第68回皐月賞回顧】マイネルのクラシック制覇はまだまだ遠い
◆【第137回天皇賞(春)回顧】ステイヤー決定戦としてすがすがしい好レース
◆【第13回NHKマイルカップ】施行条件が変わって黄金ローテは健在
◆【第3回ヴィクトリアマイル】東京マイルの変貌とダービー馬の苦悩
◆今年のオークスが浮かび上がらせた裁決における「2つの身内」の問題
◆第一部は納得、秋に続編を見せて欲しい今年のダービー回顧
◆【第58回安田記念回顧】ウオッカが強烈に酔わせてくれた2008春ベストレース←暫定
◆【第42回スプリンターズS回顧】全てがかみ合った綺麗な勝利
◆【第13回秋華賞回顧】陣営のチャレンジが生んだ最高の結果
◆【第138回天皇賞(秋)回顧】「魅力以上の強さ」への可能性を残したウオッカの勝利
◆【第33回エリザベス女王杯回顧】実に「らしい」勝利のリトルアマポーラ
◆【第28回ジャパンカップ】ターフに驚異ともに、銀幕の英雄が舞い降りた
◆【第9回JCD】帰ってきたカネヒキリの鮮やかな王位奪回劇
◆【第60回朝日杯FS回顧】一足早く11年ぶりの中山に帰ってきた驚き
◆【第53回有馬記念回顧】ダスカが・・、まだ、逃げてる途中でしょうがっ!!
※こう見ると宝塚記念とか、マイルCSとか、阪神JFとかはサボってるけど、意外としっかり回顧は書いているんだなと自分を褒めたくなるw 時系列順に振り返ると、高松宮記念、桜花賞、皐月賞は春のフジキセキ・フレンチ・タキオン祭りの始まりだった。この時点でトレンドを読めていれば完璧だったのだが。レジネッタについては何で好走したかわからないとか書いてるけど、今考えると強かったからとしかいいようがない。皐月賞回顧はありふれてはいるが、マイネルの限界を指摘したエントリ。今年の3歳マイネル勢が全く走っていないので活かす機会がなさそうなのは残念。天皇賞は良いレースだった。この時点でメイショウサムソンの能力のかげりをキチンと指摘しているのも良いことだ。勝ち馬は引退してしまったが、ホクトスルタンとスクリーンヒーローが今年も好レースを見せてくれることを期待したい。
この後もフジキセキ・フレンチ・タキオン祭りは続くわけだが、やはりこの流れの裏にあるのは、「今後のG1はレースが上手い馬ではないと勝負にならない」ということだろう。親父ギャグとか言うな。SS産駒がいなくなり、突出した身体能力を持った馬が減ってきた現在、単純に「その馬の身体能力を出し切る」だけの競馬ではG1は勝てなくなっている。いかに能力を持っていようと、その力がレース全体の流れともフィットしなければ勝つことはできない。「能力をレースで上手く出し切れる馬」でないと今のG1は勝てなくなっているのだ。秋にブレイクしたグラスワンダー産駒もレースが上手かった。トライアルでハマった競馬をした馬をいかに見抜くかというのはこれから大事になって来る。
話を戻して、NHKマイルCとダービーはディープスカイの連勝。秋の結果からして上の世代と混じっても十分TOPクラスの能力があることは証明された。ただ適距離はたぶん2000mまでだろう。一番逆らえないのは安田記念と思われる。一方ヴィクトリアマイル、安田記念はウォッカが話題の中心。上記に書いたご時世で能力差だけの競馬を続けるこの馬の身体能力には恐れ入る限り。ただ今年も勝ったり負けたりを繰り返すのも間違いない。
レースそのものより周辺が話題になったのがオークス、秋華賞、JCD。そのへんの話題については各回顧、および関連エントリをみていただきたい。なお今年からは審議状況についてのアナウンスもより詳しくなるとのこと。こうやってちょっとずつでも前進していくJRAはもっと褒められてもいいとは思う。
今年の魅せるベストレースとなったのは天皇賞秋。現地で見ていたが本当に名勝負だった。是非回顧と共にあの走りは振り返っていただきたい。一方強さのベストレースとなったのが有馬記念。回顧ではスクリーンヒーローの敗北を受け入れられない管理人が、ダスカに文句をつけているが、本当に強い競馬だったのは間違いない。今年一番強さをみせたといって過言ではないだろう。とにかくドバイWCに行って欲しいんだよなあ。
そして最後に大々的に振り返りたいのは当然、秋のグラス祭りである。スクリーンヒーローが勝ったJCは本当に震えた。有馬記念でもダスカに真っ向勝負を挑み、掲示板を死守した姿はグラ基地として、涙無くては語れない。今年はさらなる飛躍を目指してまずは天皇賞まで無事に進んで欲しい。あー今から楽しみすぎる。そして親仔制覇を成し遂げたセイウンワンダー。岩田を鞍上に押さえているのも心強い限り。ロジユニヴァースも強そうだが、高速馬場になりそうな皐月賞はセイウンワンダーに分があるはず。ソフ開も受かったので、春の情報処理試験もサボれるし、中山まで応援にいくからね、はあはあ。障害のマルカラスカルも健在で嬉しい限り。春は素晴らしい勝利。冬の中山大障害ではお茶目なところを魅せてくれたが、また春にリベンジを果たしてくれるだろう。書いててテンションがあがってきた。というわけで、2008年のG1戦線はやはりグラス最強だったということで締めたい。
2008年コラム編
◆ポストSS時代と武豊の苦悩
◆今年のオークスが浮かび上がらせた裁決における「2つの身内」の問題
◆プロヴィナージュ騒動に見る関係者ブログの危うさ
◆阪神JFはビワハイジ産駒のブエナビスタが快勝
◆2008年読んでおきたい競馬本ベスト5プラス1
※去年はコラムサボってるのが露骨にわかりますね。まあそれぞれについては各エントリで言いたいことは書いてるので、今更触れないが、ネガティブな話題が多いなあw 今年はもうちょっとポジティブなコラムを書こう。
以上、簡単にBrainSquall的に2008年を振り返ってみた。なんだかんだで収支もプラスだったし、良いレースも見れたし、グラス産駒は平地G1勝つし、結構競馬が楽しめた気がする。次回は2008年競馬界10大ニュースの予定。さてニュースを読み返すか・・・。
2008年読んでおきたい競馬本ベスト5プラス1
2008年12月31日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
年末年始特別企画第1弾(第2弾以降は未定)として、この正月に読んでおくべき2008年競馬本ベスト5プラス1をあげてみる。べ、別にホッテントリ狙いでも、アフィ狙いでもないんだからねっ!
競馬の業の深さ、怖さを思い返すために読んでおきたい
◆落馬脳挫傷 -破壊された脳との闘いの記録-<石山 衣織>
※2007年2月に落馬、脳挫傷を追った石山繁騎手。その闘病生活を支え続けている石山騎手の妻、石山伊織さんの手記。とにかく「生々しく壮絶」の一言に尽きる。落馬し障害を負って引退した騎手がどうなるのか、それは「サラブレッド達のその後」以上に、表に出てこなかった事実である。あの福永洋一騎手でさえ、引退後の生活はほとんど報道されていない。もちろんかつてのスターが苦しんでる姿を見せたくないという、本人・周りの気持ちがあるのもその理由だろう。だが、報道されないからといって、存在しないわけではない。そこには本人と、その家族の必死の生がある。もちろん障害の程度、本人の状況もあるだけに、石山騎手のケースが全てに当てはまるわけではないが、競馬の業の深さは間違いなく伝わってくる。年に1回くらいはその業に思いを巡らせるのもいいのではないか。
それにしても闘病記としてのこの本書の生々しさ、息苦しさは何だろう。もちろん起因が競馬であるということはある。だがそれ以上に一つには妻である筆者の偽りない心情がそのまま記されていることがある。いくら家族とて、無償で介護しつづけられるものではない。「何故こんなことに」「どうして私だけが」というある意味普通の人間なら、当然持つであろう苦しみ、マイナス感情が隠すことなく綴られている。このことが読んでいる内に読者に同化していていき、非常に辛くなる。しかし何よりその辛さは後遺症がアイデンティティの喪失という、想像を絶する形で残ってしまったということにより増幅される。「記憶障害」「アイデンティティの喪失」これはテーマだけなら、極めて特異すぎて、逆に安易に語り尽くされているものである。だが、これが実際の闘病記、さらにいえば、周りの介護する人間から語られるときどうなるのか。これはもう辛い。キツすぎる。リアルに「人格が変わってしまう恐怖」、さらにそれを支えなければならない重さ。頼れる夫、父だった人が変わってしまった姿を目の当たりにするのだ。正直本にできるまで、持ったのは本当に石山騎手の周りの人が支え続けてきたからだろう。
なお周りの人間といえば、本書を藤田騎手なしでは語ることはできない。評価は色々あれど、こういうときの彼の男気は本物なのだなあと思わされた。リハビリ中で記憶が定かでない石山騎手が藤田騎手の名前を出しただけでおとなしくなるというエピソードも含めて。なお石山騎手は現在ゆっくりと以前の自分を取り戻しつつあるとのこと。もちろん全てがというわけにはいかないのかもしれないが、それでも少しでも回復が進むことを祈りたい。
親分がいなくても面白いモノは面白い
◆たいようのマキバオー 6 (6) (プレイボーイコミックス)<つの丸>
※名作みどりのマキバオーの続編。正確には2007年から連載は開始している。いやはや二世もの、続編ものはなかなか前作のイメージなどもあって、難しいと思うのだけれど、このたいようのマキバオーは文句なく面白い。マルスとかとは違うよ!全然違うよ!競馬自体はそもそも大河的な要素を持っているにも関わらず、意外に難しいのは、ある程度舞台が繰り返しになってしまうところにある。このたいようのマキバオーは一転して、舞台を地方に持っていってしまって王道からずらしたところが非常に上手い。もちろん前作のミドリマキバオーも決してキャラとしてのエリートではなかった。だが舞台を地方としたヒノデマキバオーはまた違う雑草魂を感じさせる。さらに諸処の設定もなかなか凝っている。例えばアマゾンスピリット。かつて地方の代表として、アウトローとしてカスケードに迫ったサトミアマゾンの血を引くこの馬を、逆に今作では南関東のエリートの位置にを持ってきているところは何とも心憎い配置である。いつか彼がアマゾンスピリット、さらにフィールオーライと戦う日はやってくるのであろうか。
厩舎経営が競馬ファン目線で素直に語られる希有な調教師本
◆開成調教師 安馬を激走に導く厩舎マネジメント (競馬王新書16) (競馬王新書)<矢作 芳人>
※矢作調教師の文章の巧さ自体は既に競馬王でコラムを持っていた頃から折り紙付きである。そのため非常に読ませる本に仕上がっている。まあ目新しさ・タイトルほどのインパクトという点では、ある程度追っている人には物足りないところはあるが、ファン目線で素直に語る文章からは、師の現在の想いがストレートに伝わってくる。他の調教師本以上に、管理馬、厩舎運営の方針についても、ファン目線で語られているため興味深いところである。いつか、矢作師が特殊な調教師ではなくなる競馬界になることを夢見たい。
そろそろ脳内の競馬知識をリフレッシュしたら?コース編
◆何年血統をやっていても「当たる」からやめられない!―王様・田端到のJRAフルコース<田端到>
※まあスゲーってほどではない。だが金満ラーとして、最近の変わりつつあるコースのトレンドを押さえる基礎にはなるのが本書。鵜呑みにして馬券が当たるわけではないが、以前のコースイメージから抜けきれないそこのアナタにはオススメの処方箋だ。今度ダートの砂厚は9センチに揃えるというし、ホントちょっと目を離すだけでコースのトレンドは変わるから怖いよなあ。
そろそろ脳内の競馬知識をリフレッシュしたら?血統編
◆パーフェクト種牡馬辞典―産駒完全データ付き (2008→2009) (競馬主義別冊)<田端到・加藤栄>
※こちらも毎年出てるので何をいまさらという感じではある。だが今年はついにサンデーサイレンスがリーディングから陥落。完全に時代は変わりつつある。いつまでもサンデーサイレンスを買ってればいい時代は終わったのである。上と併せて、そろそろ脳内の競馬知識をリフレッシュする意味でも、読み直して見ようぜ!ということで紹介。でも意外と短評当たるんだよね、これ。
番外編・読んだ瞬間壁に投げつけたくなる競馬本1位
◆G1の勝ち方―サラブレッド金言108<藤沢和雄>
※今日び、ググれば一瞬で誰でもわかるようなG1の小話を、もったいぶって語っているだけの本。元が週刊誌連載とはいえ、このクオリティの低さは異常。めでたく読んだ瞬間壁に投げつけたくなる競馬本1位の座につきました。ちなみに一般部門では恩田陸のpuzzleね。
以上、2008年読んでおきたい競馬本ベスト5プラス1でした。これを持ってBrainSquallの年内の更新は終わります。といっても、普通に競馬は週末から始まりますので、懲りずに頑張りましょう。2009年の期待はグラス産駒のクラシック制覇、天皇賞制覇。目標は馬券回収率140%(今年は130%でした)。あとはたぶん2009年内に100万HIT越えそうなので、もっと更新頻度をあげたいですね。せめて週3(ニュース2、回顧1)は最低ラインにしたいです。ではでわ、皆様よいお年を。
プロヴィナージュ騒動に見る関係者ブログの危うさ
2008年10月18日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(1) | はてブに追加
◆出走回避の情報について
◆ちょっと...
◆全てまとめて...<小島茂之厩舎の本音(公式ブログ)/ウェブリブログ>
◆ブログ、はじめました!<JRA騎手・三浦皇成公式ブログ>
◆克典もな(~ヘ~;)<JRA厩務員・榊原洋一公式ブログ「馬ひとすじ」>
◆ポルトフィーノ除外 小島茂師が晒された思わぬ批判<馬券日記 オケラセラ>
◆男・小島茂之<辻三蔵の辻説法>
◆クラパその他<白線の内がわ>
ポルトフィーノに興味はないけど、ちょっと気になった騒動なのでノモケンコラムなみにだらだらと書いてみる。なかなか関係者の生の声を聞く機会がないだけに、ブログというのは興味深い媒体なのは事実だ。ただダイレクトな分の怖さを当人(周り)が自覚しているのか、このままでいいのかと不安になる。僕が心配しても仕方ないかもしれないが。なにしろ小島師のように自分の立場、責任を認識した上でブログを書いている人でさえ、今回のような騒動に巻き込まれてしまうのだ。
今回の騒動を振り返ると、ざっとみる限り2chでも他のブログでもほとんど話題になってないレベルの話でネット云々というより、「既存競馬マスコミの伝言ゲーム」と、「小島師がコメント欄を解放していたがために、アホが可視化された」というところが問題がある。そして象徴的なのは、ブログの功罪のわかりやすいサンプルになっているということだ。前者の伝言ゲームについてはブログによって自分の言葉で説明できるということがプラスが働いた一方で、後者については、いくら気を遣ってブログ更新しても、ブログがあって世の中にアホがいる限り防ぐことはできないという例になってしまっている。今回の場合は、まだ小島師の対応が誠実なこと、小島師のもともと非がほとんどないことから、ほどなく沈静化した。ただ正直これは運がよかった。もし当人にこれほどの覚悟無く、また当人にある程度非があったらどうなっていたことか。
話題にはなっていないが、その萌芽はある。最近はじまった山内厩舎の厩務員榊原氏のブログだが、前回の更新で「藤田騎手が昨日も札幌の調整ルームの階段で足踏み外して鎖骨折ってるし...」とのエントリがある。まあすぐに「昨日→去年」と訂正が入っているが、このように編集者の手が入らないブログでは誰しも間違いが起こしうるのだ。というか、榊原氏のブログは間違いだけじゃなくて、「田中克は最近真面目さがない」とかエントリを軽く書きすぎてて怖い。どう考えても世界中に公開されている自覚がない。ブログは居酒屋ではないのだ。競馬には金がかかっているし、公正競馬という建前もある。炎上の要因は腐るほどある業界だ。もし当人の間違いや、不注意の発言から炎上が起きた場合、誰がその関係者を守れるのか。誰もが小島師のように強くて、責任感のある人ではないのである。そのことを考えると、最近の「関係者ブログブーム」は見ていて本当に怖い。っていうか、新人の三浦にまでブログはじめさせてるけど、馬券ブレイクはそこらへんのリスクを考えているかとコトが起きる前に問いただしたい。ブログのメリット、オープンなことのメリットは当然わかっているので、応援しているし、必要以上に萎縮して欲しくないけれど、そのリスクについてもっと慎重になっていいのではないのか。だから関係者ブログはアメブロ並に検閲しろとは言わないが、今回の騒動を「ネットの匿名の輩は卑怯だ」「小島師は男だ」あたりに落とし込んでしまうと、今後もっと大変なことが起きるような気がしてならない。あと伝言ゲームを起こした競馬マスコミは反省するように。
動かなければ積極的に行けと言われ(By競馬)
2008年9月11日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
動かなければ積極的に行けと言われ
動いたら動いたで早仕掛け扱いされる
中を取ってバランスを心がけ、どうにか掲示板に乗っても結局「着狙いでしょう」
延々これの繰り返し。
そしてネット慶次郎の、まるで近くで見たと言わんばかりの「お前のペース判断が足りなかったからだ」「スタートが」「折り合いが」「目黒記念が」(以下略)
の駄目出しの散弾銃を受ける僕の横を、つい6ヶ月前に競馬学校を卒業してデビューしたばかりの新人のイケメンが
何食わぬ顔でメイクデビューと楽しそうに走っていく。
ちなみにそいつは重賞で出遅れ以外でも酷い事を日常的にやってたし、まだG1も乗ったことなかったよ。
「先生はG1レースを勝たなければいけないレースとして見ていないから馬券で勝負できない」とか説教厨は仰るが、じゃあコイツはどうなの?って話だ。
...結局は人気さ。
―で、こういうエントリを立てるとやっぱ慶次郎が大量に食い付いてくるんだよなあ。2ch競馬板みたいだ。
さあどうぞ叩いて一時の優越感に浸ってください。1回でも白井最強に噛みついて、翌週謝罪ができた人ならどなたでも上から目線で説教できる
簡単なお仕事です。
inspired by 動かなければ積極的に行けと言われ
2008年セレクトセール1日目、2日目雑感
2008年7月15日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
昨日は仕事で見られなかったが、今日は夜間立ち会いのためセレクトセールを昼から見ている。というわけで1日目と2日目のちょろっと感想めいたものを。馬体はよくわかんないけどねー。詳細な個々の馬へのコメントはsouthendさんのところが異常に熱いので要チェック。
1日目
68:ブルーアヴェニューの2007(牡・父アグネスタキオン)
※近藤氏が落札で24500万円。初日の最高値。流石に品のある馬体だが、実はこの母で初のSS系種牡馬。ここまでクロフネの全弟妹ばかりだった。配合の相性がそういう意味では未知数なのが期待半分怖さ半分といったところ。ただクロフネが突然変異的な馬なだけに、個人的にこういうタイプの全弟は出す気にならない。まあ妥当な最高値といったところか。
22:ファーザの2007(メス・父ブライアンズタイム)
※フリオーソの全弟を5000万円でノーザンファームが落札。すでにダート型にシフトしているブライアンズタイム産駒であることを考えると、牝馬を買うのは普通の馬主には微妙だが、ノーザンファームだけに繁殖込みでこの値段ということなのだろう。
27:シルクプリマドンナの2007(牡・父アグネスタキオン)
※全体的にアグネスタキオン産駒はキチンと値がついている印象だが、ここでPatinack Farmが6400万円で落札。上が父SS系*母BT系は微妙に良さを殺し合う印象で、上が走らなかったも嫌われたか。Patinack Farmはこちらで紹介されている、オーストラリアの炭坑スーパー金持ち。
77:エイプリルヒロインの2007(牡・父グラスワンダー)
※1歳馬唯一のグラス産駒。めっきりセレクトセールに出なくなってしまったなあ。毎年1頭は重賞級が出てはいるのだけど。いかにもグラスっぽい丸っこい馬体。イマイチグラスの走る馬のパターンはわからないが。結果は金子氏が落札キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!これが当たりであって欲しい。NT*SSと重ねられた母系も悪くないし、来年に期待。
2日目
242:ビワハイジの2008(牡・父ディープインパクト)
※2日目最高価格馬。22000万円で島川氏(トーセン)が落札。血統背景は当然、馬自体も皮膚の薄さを感じさせる品のある馬体でこの評価もまあ納得。とはいえ、いまさらこの血統にお金を出すのはなあとは思うところで落札したのも島川氏か・・・。しかしセール後のインタビューでの島川氏のやる気のNASAには吹いた。トーセンの黒歴史はやっぱりスタッフのせいなんだろうなあ・・・。
338:ロゼダンジュの2008(牡・父クロフネ)
※多田信尊氏で13500万円。確かに台形型でクロフネの走る形には見えるが、親父のフレンチデピュティに格の違いを見せつけられている春のG1戦線を見てると、いかに薔薇一族といえども、ちょっと高すぎる印象。9000万円くらいが妥当だったんじゃないだろうか。まあでも確実にオープンまで行きそうではある。そのレベルを求めるかは別として。
287:スプリットザナイトの2008(牡:父ディープインパクト)
※ああ、これは良い馬だ。黒光りしてるのを抜きにしても綺麗に見える馬体だし、アドマイヤモナークの下で母親はトニービン*Danzigという血統もかなりハアハアする。近藤氏が12500万円で落札となったが、これは良い買い物。兄への思い入れも含めて、これは近藤氏が金を出すだけの価値がある馬。納得。
319:タニノシスターの2008(メス・父タニノギムレット)
※ダーレーが10500万円で落札。普通に考えたら安定Cなタニノギムレットで全弟妹を買うのは躊躇われるが、繁殖価値&金持ちの格が違うダーレーならアリってことなのだろう。とりあえず今のままでは日本では走れないので、2年後までにルールが変わることを期待。まあ現役では走るとは思えないけど。
285:エアトゥーレの2008(牡・父ディープインパクト)
※血統だけ考えれば今年の皐月賞馬の下だけにもっとあがるかと思ったが、エアの馬主が10000万円で落札。ちょっとモッサリして見えるところが、嫌われたか。値段的にはお買い得だった印象ではある。
217:ピンクパピヨンの2008(牡・父キングカメハメハ)
※金子氏が7500万円で落札。今年はキングカメハメハは全然値段が伸びなかったが、その中で7500万は上々か。父に思い入れがあるであろう金子氏的には納得の買い物だったのではないか。
248:ジェミードレスの2008(牡・父ディープインパクト)
※相変わらず金子氏のお買い物の巧さが目立つ1頭。ディープインパクト*トニービンは普通に考えれば相性がよい配合。これが7000万円なのだから、良いところを狙ってくるなあという感想。馬もスッキリしてて綺麗に見えるよね。
324:フリートレガッタの2008(牡・父ホワイトマズル)
※兄にスナークスズラン(ダンシングブレーヴ)がいる血統。1000万円でノーザンファームが落札したが、これは欲しかったなあ。一見スピードが足りなそうだが、上は1200で結果を出しているようにこの血統は距離よりペース。あー欲しい。
2日目までの雑感
初日は辛い成績。翌日にディープインパクトが控えて、そこまで目玉の馬がいなかったからというのもあるだろうが、不景気の影響が如実に出ていた印象。売却率が7割切ってしまったのも厳しい。日本では1歳馬セールがイマイチ弱いが、景気がそこに直撃してしまったか。一方2日目は上々。売却率では75%超えと去年をも超えるパーセンテージで、総額も去年よりは減ったが、妥当な線。トレンドをみるともう完全にアグネスタキオン、ディープインパクト、そして社台系が圧倒していたのが印象的。基本的にSouthendさんも書いているように、億を出せるのは社台ノーザンと引退後も考慮を入れたやりとりが出来る馬主に限られているために起きる現象と言うことなのだろう。ダンス産駒に平気で億を出していた正気の沙汰ではない市場も懐かしいが、ディープインパクトの初仔が1億円前後でやりとりされる市場はまあそれなりに妥当ということか。それとキングカメハメハとネオユニヴァースの産駒に厳しかったのも目立った。ここまで初仔のダッシュがそれほどでもないだけに、金を入れるのは怖いと言うことなのだろうか。とりあえず宝くじあたって、買うとしたら高額馬でスプリットザナイトの2008、趣味でエイプリルヒロインの2007、穴でフリートレガッタの2008かな。ていうかリアルにフリートレガッタは欲しいw がんばれば買えそうな値段なだけにw 3日目は気が向いたら書きますよ。
ポストSS時代と武豊の苦悩
2008年4月30日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
今年の皐月賞で見せつけられた厳しさ。ひとつはマイネルのクラシック制覇への道のりだったが、もう一つ全く別の意味で、厳しい立場を見せつけられたのが武豊である。今回も抜けた馬に乗れなかった武豊は今までのSS黄金時代のような「その馬の能力のベストを尽くせば勝てる」時代が終わったことを、まざまざと感じさせられたのではないだろうか。
今回のブラックシェルの騎乗は「マイネルチャールズの能力を出し切らせない」ことに関して言えば満点に近い騎乗だったといえる。だが一方でブラックシェルのベストを出し切るということに関しては対応しきれなかった。本来クロフネ産駒は自分のペースで伸び伸び走らせて、はじめて力を出し切れる。いわば弥生賞で見せたような競馬である。だが同時にその弥生賞において、この馬の能力を出し切るだけでは皐月賞は勝てないという思いを武豊は強くしたのではないだろうか。結果として、皐月賞においては「マイネルチャールズの能力を出し切らせない」意識から、本来のブラックシェルのスムーズな競馬を犠牲にしてしまった。これは、今までのような「そのレースで一番強い馬」に乗っていた、もしくはSS産駒が多数出ているレースのような「自分の馬の能力を出し切る」イコール「レースを自分の馬の能力を出す流れ」であった競馬では起こりえなかった崩れである。ここに武豊の苦悩がある。
「他馬に能力を出し切らせない」と「自分の馬の能力を出し切る」のバランスは非常に難しい。そしてそのバランス力はG1で「一番強い馬」に乗ることではなく、「ちょっと力の劣った馬」に乗ることで鍛えられる力だ。これは「強い馬に乗ってレースをコントロールする力」とはまた違う。現役でいえばアンカツ、引退した騎手でいえば的場均が圧倒的に誇っていた能力である。SS黄金時代においては「自分の馬の能力を出し切る」イコール「SS産駒の流れで競馬をする」であったがために、多少力が劣る馬に乗っても「SS産駒の力を出し切る」圧倒的な技術力を持っていた武豊にはそのバランスは大きな問題ではなかった。
だがポストSS時代となり、レースの流れと自分の能力がフィットする馬が勝ち馬となる時代が戻ってきた、そして各馬の適性がバラバラになった時代となった結果、このバランス力はG1において大きくモノをいうようになってきた。そしてこのバランス力はG1において目標にされる騎手ほど発揮するのが難しい能力である。これまでずっと「そのレースで一番強い馬」に乗り続けてきた武豊が、自らが目標とされる中で、そのバランス力をG1で発揮するのは非常に困難な道のりであるといえよう。HP内でも「なにか」を求めてしまうことを吐露する武豊の苦悩の日々はまだまだ続くのではないだろうか。
トライアル前に牡馬クラシック路線を展望してみる
2008年2月20日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
去年後半に2歳戦をしっかりみていなかったこともあるのだけれど、イマイチ今年の牡馬クラシック路線が見えてこない。馬インフルエンザによる影響もあるのだろうが、今の時点で何が皐月賞で一番人気かもわからないというのは何とも戦国クラシックすぎ。というわけで、個人的な復習がてら、牡馬クラシック路線を考察してみる。
本賞金TOP10と気になる馬
上位から順にゴスホークケン、ドリームシグナル、レッツゴーキリシマ、マイネルチャールズ、キャプテントゥーレ、マルブツイースター、レインボーペガサス、ショウナンアルバ、サブジェクト。どの馬も一長一短という感じでなんとも。さらに広げると気になるのはタケミカヅチ、スマイルジャック、フサイチアソート、サダムイダテン、ファビラスボーイあたり。1勝馬まで含めればアーネストリー、サイレントフォースあたりか?
とりあえず短評
ゴスホークケンはマイル路線とのことなので保留。自分のペースでいければのタイプだけにクラシックとなると疑問符か。ドリームシグナルはシンザン記念の勝ちっぷりは鮮やかだが、ハマらないと厳しいタイプ。父親と一緒でマイル~2000くらいまでがピッタリの印象。皐月賞は小回りで自分の競馬には持ち込めない予感がする。レッツゴーキリシマはダービーよりは皐月賞向き。内枠でロスのない競馬ができれば2着はありそう。ただ2400となると折り合いに難があり。マイネルチャールズシブとい末脚と根性は魅力だがクラシックで用なしは相変わらずのマイネル馬。京成杯はイメージにぴったりすぎる勝利なだけに逆にクラシックは遠ざかったような気がしてしまう。キャプテントゥーレは良血っぽいひ弱さを感じてしまうのは先入観?マイルくらいまでの印象。マルブツイースターは距離不安。レインボーペガサスは皐月賞では芝の状態によっては候補に。ただ若干パワーに寄りすぎてる感は否めない。サブジェクトはラジオNIKKEI賞が上手く行き過ぎただけな感じ。タケミカヅチはダービーで面白そうな1頭。頭まではちょっと想像つかないが。スマイルジャックもダービー向き。ただ毎回力を出し切る割には弾けきれず掲示板までといった印象。フサイチアソートはよくわからない。サダムイダテンは共同通信杯の敗因がわからないが、皐月賞やダービーに向くタイプとは思えない。むしろNHKマイルCは狙いたい。サイレントフォースは藤澤だからなあ。さてあえてコメントを飛ばした3頭が今ところ管理人のお気に入り。
アーネストリー
グラ基地と侮るなかれ。唯一のレースのデビュー戦は後のG1馬トールポピー、重賞勝ち馬ドリームシグナル、キャプテントゥーレを抑えての勝利。正直メンバーだけなら相当なものだった。もちろんデビュー戦しか走っていないので、本質的な走りはわからない。だが内を抜けたとはいえ決め手は素晴らしいもの。今年のクラシック路線なら十分に間に合う。まずは復帰戦を取りこぼさないことだが期待は高まるばかり。ベストは皐月賞の舞台と思われるだけに出走をとにかく望む。
ファビラスボーイ
府中2400の申し子ともいえる血統。相手がまだ弱面だけにこれから強いところとぶつかってどうかだが、現在の賞金上位馬にダービーを意識させるだけの馬がみえてこないだけに、これからの成長力しだいでは期待が持てる。個人的には皐月賞はパスしてでも、ダービーに照準を合わせてもらいたい一頭。
ショウナンアルバ
共同通信杯のレースぶりが異常。あれだけ掛かっても勝ちきるのだから潜在能力は間違いなく一級品。ベアナックルばりの精神面の荒さが今後おさまるかどうかが勝負だが、うまく育てば皐月→ダービーを抜ける可能性がある馬ともいえる。何はともあれ調教師も頭を抱える気性面がどうなるか・・・。
まとめ
こう見ると皐月賞はともかくダービーはいまだ1勝馬でも勝負できそうな雰囲気。グラ基地としてはアーネストリーの大爆発を期待したいが、適性で言えば皐月賞かなといった感じ。母父が効いてくれればいいのだけれど。流れでみえてこない今年の牡馬クラシック路線だけに、ひとつひとつのレースをじっくり眺めた上で適性&調子がピッタリの馬を選べるかが勝負になってきそう。
ムーンにまつわるエトセトラ
2007年7月23日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(1) | はてブに追加
◆アドマイヤムーン、トレードへ
◇話の続き<須田鷹雄の日常・非日常>
◇雑記(4) 釣られてみる<Racing Blog 2007>
◇もう決して若くはないつもりですが<傍観罪で終身刑>
◇更確認するほどの事でもないとはいえDREAM SCHEME
◇ついでに釣られておこう<血統の森+はてな>
◇移籍金40億円! アドマイヤムーンがゴドルフィンへ : 馬券日記 オケラセラ<昨日の風はどんなのだっけ?>
◇ゴドルフィンの「馬に関する腕」について。<殿下執務室2.0 β1>
みんな釣られまくり。さてまとまってないけれど、旬を逃したくないのでさっくりと反応をしてみる。要旨はRacing Blog 2007で述べられている総論には肯定も、方法論として最後のオチはやっぱり競馬ライターに絡むのも重要じゃない?というあたり。
気になったのはゆたゆた氏が語る日本競馬の「グランドデザインが描かれない」状況であるとか、「傍観罪で終身刑」のSouthend氏の「”この国の競馬”を舵取りする立場のJRA」という文言に内在しているらしいJRAへの期待であるとか、ちょっとア・プリオリに言葉を信じてないかい?という問題提起。
ゆたゆた氏とSouthend氏には、もっと開き直っていいんじゃないか、ストレートに書いていいんじゃないかと、若いんだからさあと。ディープインパクトが売られたってなにするものぞと。最後はオヤジの説教でした(笑)。実際、JRAの舵取りなんてファン総体が指し示す所は絶対無視できないし、ファンが率先してどんどん先に行かないと競馬はどんどんおかしな事になりかねない。一介のライターに構ってるヒマはないよ、君たち!(Racing Blog 2007)
だからこそ、一介の競馬ライターに構いたくなるんじゃないかなと。ペンの力は結構大きなものがある。大ボケコンビが100円ライター程度の価値しかなかろうとも、ライターはライターであって機能的には高級ジッポと変わりないわけですよ(謎)。もっとも、G1馬の死亡を準公式リリースから1ヶ月以上遅れて伝える競馬マスコミなんてものをこれっぽちっも信じちゃいませんけど(笑)。(血統の森+はてな)
JRAが自らのエゴを封じてまで、競馬の未来のために動くなんていう夢物語は信じていませんが、Racing Blog 2007の後段にあるように「ファンの声」というか、世間の空気を読まないで施策を決めるようなことはしないんじゃないかなあと思っていたりはする。これは別にJRAに限ったことではなくて、前のエントリで書いたようなムーンは売れるけどディープは売れないよねみたいな馬主等の各プレイヤーなどに関しても。
思えばJRAは歴史が物語るように、とにかくゆっくりゆっくりと前進してきた。動きの速さという点も決断力という点でも褒められたところではないが、まあまあ各プレイヤーが納得のいくように、じわりじわりと制度改革をしてきたのがこの国の競馬。その中で重要なのはやっぱり世間の空気みたいなものだったのではないかなと。確かに地方競馬に到っては色々と遅すぎたとは思うが、如何せん競馬というよりはこの国の抱える持病のようなものではあるし。
そう考えると本気で全てが納得できるような青写真は描くことは歪みが生まれてできないのかもしれない。だがものすごく大きな夢物語は内に秘めて、各論各論をそのつど空気を醸成して調整するようにしていくことはできるんじゃないかなと。ノモケンは複雑すぎてわからないというかもしれないけど、世の中そんな簡単に一つ歯車とりかえたら上手くいくような単純な仕組みで動いているものなんて存在しないし、そこで絶望しているとしたらのはむしろノモケン若すぎるんじゃないのwと言い切ってしまおうw いやしてないと信じてるよw
で、空気を醸成するとなると、やっぱり三文ライターに絡むのも無駄ではないのでは。ちょっと前であれば、世論を作るのはイカれた競馬マスコミだけだったかもしれないけど、わざわざ向こうがこちらの土俵で文章垂れ流してるのだったら、ニ,三発殴ってやるのも一興。梅田望夫並に楽天的にweb2.0(笑)を信じる気持ちはないけれど、目的が空気を醸成するならば相性悪くはないんじゃない。momdoたん風にいえば「ライターはライターであって機能的には高級ジッポと変わりないわけですよ」って話。さあブロガー達よ、釣られるんだ!ととりあえず締めてみる。餌がマズすぎるという苦情は受け付けません。
ボクの競馬とセカイの競馬
2007年3月24日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(1) | はてブに追加
最近流れについていってなかったので、ちょこっと駄文。だらだら長くなりそうなので、一行でまとめると岩手の件についても、JPNの水上氏のエントリにしても結局は競馬の持つ完結性の高さ、それに伴う無責任性の裏返しなんだろうなあと思ったという話。
◆呆れました<白線の内がわ>
◆感情論<みんなの予想を超えて@はてな>
◆GIに代わる新たな表記は、「JPNI、II、III」 : 馬い毎日<昨日の風はどんなのだっけ?>
◆海外競馬の識者って誰だろう<血統の森+はてな>
競馬は異様にそれぞれのプレイヤーが完結しすぎてるエンタメである。いわゆる競馬ファンについて考えてみよう。馬券購入者あくまで競馬(胴元)と勝負する。横にいる他人と勝負するわけではない(ように見える)。さらに競馬の奥深さゆえ、ファンの接し方はまちまち。予想するにしても十人十色であるし、スポーツとして楽しむならば馬券すらいらない。となると、他のスポーツと違って何かを全員で応援するということは基本的にありえない。当たり前だが「競馬ファン」という概念はあまりに広範すぎる。
予想家はその予想の方法を他人に批評される必要はない。予想家が集まったマスコミは当然予想のことしか頭にないので関係者を批評する精神などは持ち合わせていない。旧社関係者はマスコミにも批評、批判されない。お上が雇い主なので一般大衆の目を意識することはない。生産者の客は馬主。馬主は生産者から馬を買って関係者との世界で馬を走らせる。が、発言権は金次第。すべてのプレイヤーが自分の周りにいる人間にだけ関わればいい。つまり責任を取らなければならないのは半径3mだけ。だからこそ、水上氏のような言説が存在しえる。誰からも批判されることのない、責任を取ることを求められない競馬予想家として生きる水上氏。すべてが完結した世界で単に一瞬だけ耳障りの良い言説を主張すれば生きていける。だから平然と自分の価値観だけを信じて発言ができるのだろう。極めて狭い世界の中で生きていけてしまう。
しかしである。生きていけてしまうと書いたが、それは競馬というものが存在するだけで存在感のあったエンタメの少ない時代の話である。現代において競馬以外にも魅力的なものはいくらでもあるし、競馬でさえ地方、海外、中央がフラットに存在できる。そうなるとどう業界を売るかが問題となる。ここで普通業界と呼ばれるものにはある程度「お客様(財源)」は見えるものだ。しかし競馬の世界ではすべてのプレイヤーが「お客様(財源)」に見えてしまうところに不思議さがある。それゆえに生産者は競馬を農業でしかないと思ってるし、厩舎関係者は同業者に勝つことが財源だと考えている。確かに貴族のスポーツであるヨーロッパの競馬においてはこれはある程度当てはまる。しかしそれはこれだけ地方競馬がバンバン潰れてしまう今、日本においてそれは幻想であるのは自明だ。現代日本競馬において、すべての競馬の根底を支えているのは広義の「競馬ファン」である。馬券としてかもしれないし、ただのスポーツ観戦者としてかもしれない。しかし彼らが存在を許すから、競馬存在し、ゆえにそっぽを向かれたとき、競馬業界というのはあっというまに(特に競馬ファンの層が薄い地方競馬は)瓦解してしまう。
ところがいまだ競馬界には自己完結の中で生きていけるという幻想が消えない。確かに競馬は多様な価値観を許す奥深い存在である。だが多様な価値観はそれを支えるインフラなくしては存在しない。昔ならば共通の大きな物語を信じて、ただ存在するだけで競馬の価値が信じられた。存在しえた。だが、多様な価値観を認め合う現代ゆえに、多様な価値観を許す存在はそこに確かな(価値観の薄まった)インフラが必要とされる。そして競馬においてそれは「競馬ファン」しかありえない。ここでいう「競馬ファン」には「金を落とす存在」「文化的に評価する存在」として競馬に積極的に触れる人々だけを含むわけではない。興味はないけど競馬が存在してもいいよねという物言わぬ人々もすら含む。彼らを引き入れるためには自己完結の世界で生きていくわけには行かないのだ。競馬界を代表する立場の人間の暴力事件を「事のレベルが小さすぎる。第一あの程度で騒いだら、昭和50年代初期までの野球選手なんて・・・」などという発言をするということは、つまりそれは自己完結の世界の中で競馬がゆっくり息の根を止められることを肯定する発言である。もし競馬がなくなってもいいから、自己完結の世界の中で生きていたいというのなら仕方ない。しかし、だったら地方競馬がなくなることにどうこういう資格はないのだ。競馬がギャンブルが世間的に悪と言われることを背負いながらも、それでも競馬が存在することを世界に許されようとする武豊に比べて、あまりにも立場をわきまえない発言だ。プロのライターとして恥ずかしすぎる。
競馬がそこに存在するためには、もっともっと強度が必要だ。自己完結性の高さというものは競馬の面白さでありながら、アキレス腱となっている。いかにして自己完結性の副作用である無責任さから抜け出して、競馬が存在することを外に許されるかを問い続けられるかをを競馬に関わる人間は考えなければならない。
街をどう作るかということは、どのような共同幻想を抱ける街を作るかということ
2007年3月10日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
競馬はまだまだこんなイメージ<りあるの競馬日記>
競馬とパチンコの違い<血統の森>
先の記事への追記<りあるの競馬日記>
ないものを証明せよ<血統の森>
また追記<りあるの競馬日記>
りあるの競馬日記の主張
競馬に対するイメージは相変わらず悪いよ。彦根市長は競馬が悪いっていうんだったら、同じギャンブルであるパチンコも市から追い出せばいいのに。
血統の森+はてなの主張
そもそもパチンコは競馬として見做されていないよ。それにウインズを設置して欲しいなら、ギャンブル=悪という負のイメージを覆す悪魔の証明をするのではなくて、正の効果を主張すればいいんじゃないの
そもそも言及してるステージが違う
りある氏は単に競馬のイメージって悪いよね、相変わらずそれに対して議会ではイメージを変えるようなデータを示してくれないよね、パチンコだって実際はギャンブルなのに酷いや!ということを書いただけ。別に議会において賛成派がウインズを設置するための戦略については述べていない。だからmomdoたんはウインズ設置を認めさせたいのならば、イメージを変えるようなデータを提示するのは難しすぎるのだから、正の効果について訴えればいいじゃないという言及はたぶん届かない。ステージが違う。まあmomdoたんはわかってやってるんだろうけど、不親切というかタチが悪いよね、いつものことだけどw
ただ、りある氏が結局何が言いたかったのかなあという感覚を抱くというmomdoたんの感想はわからないでもない。りある氏のblog自体は前から読んでるので、この人の文章の癖のようなものなんだろうけど、「本人が最初に感じたこと+補強するためにデータを持ってきたり、引用する」でエントリが終わるんだよね。まああくまで「競馬日記」なんだから、別に自分の感覚を書きたいだけなんだ!って言われてしまえば、それまでなんだけど、何かを伝えるために文章を書いてるんだったら、自分の感覚を「他人に伝えたい主張」まで落とし込まないと、読んでる人は「何となくそれはわかるけど、何が言いたかったのかなあ」という思いを抱くと思われ。感覚を補強するデータじゃなくて、感覚から主張を導くためのデータを持ってこないと無駄。ぶっちゃけ大きなお世話なんだろうけど、りある氏の目の付け所とか、文章量を考えると何とも勿体無いことをしてるなあと思うので、突っ込んでみた。お前の文章だって、やたら長い上に意味わかんねーし、思い込みが多いよ!って言われたら何もいえないけど、まあ文章ってのは他人からは悪いところがわかるけど、本人にはわからないものだから仕方ないw
ところで市長の主張は本当に間違っているのか
りある氏は競馬が本当に悪だったらそのデータを持って来い!賛成派もデータ持って来い!と言ってるのだけれど、議会がデータで競馬が悪でないことを証明することはありえるのだろうか。そんなことはたぶん今後も起こりえない。なぜなら意味がないし、する必要もないから。反対派がなぜウインズを設置したがらないのかを考えればわかる。下世話な言い方をすれば、「ウインズってやーよね」って考える人に支持してもらう、それが彼らにとっての反対理由である。さらにいえば、「ウインズってやーよね」と考える人にとっても「本当にウインズが負の施設か」などということは関係ない。彼らのライフスタイルにとって、ウインズというものは必要のないものである。そして彼らはウインズとは悪いイメージをもっている。そんな彼らがウインズって実は悪影響はないらしいなんてことを知る必要はないし、知りたいとも思わない。どのような街を作るか(作ってくれる市長、議員を支持するか)ということは、いかに自分にとって居心地がいい、そして同じような共同幻想を抱いてくれる人が集まることの出来る街を作るかということである。そのときウインズの負の要素が誤解であるということを知る必要はない。むしろウインズは負であるという誤解を共にしてくれる人が彼らにとっての理解者であり、仲間である。
賛成派についても同様である。別にウインズが負の要素であることを証明する必要は別にない。なぜなら彼らにとってはウインズとは負の要素を考えても余りあるほどプラスの要素がある必要なものであるからだ。そしてプラスの要素を持つと考える人を増やすことが彼らにとって必要なことであり、そのためには「経済効果」という主張だけしていれば、基本的には問題ない。何故なら彼らにとっての目標は「競馬とは悪ではない」と主張することではなくて、ウインズによる経済効果に浴することであるからだ。競馬ファンなんて増えなくても、ウインズさえできればいいのだから、ウインズが出来るとこんないいことがあるよ!ということを経済効果を浴する可能性のある人々に主張すればいいだけである。まあ賛成派にまわる可能性がある人に負の効果の小ささを述べる戦略はあるだろうが、そんなことにデータを用意するくらいなら経済効果をデータで示すであろう。
このように考えたときに「場外馬券売り場の設置には毎度毎度反対するのに、パチンコ屋はどうなんだ」ということは矛盾でもなんでもないことに気づく。何故ならパチンコはすでにギャンブルではないというイメージ(と、法律を)得てしまっているからである。それが正しいのかなどということはどうでもいい。自分の街にパチンコ屋が出来ているということに対してアレルギーがない以上、それが例え誤解であっても競馬と結びつくことはありえない。パチンコがギャンブルではないという共同幻想が成立してしまっている以上、それをわざわざ潰すことは一般市民(地方議会)にとってはありえない。もちろん本質的にギャンブルなのだから、競馬と同様に国が規制すべきだという意見はたぶん正論で問題とするべきことではある。しかしそれはパチンコの悪影響とは?ギャンブルとは何か?という倫理的な問題に踏み込むわけで、市議会ごときがウインズ設置可否において問題となることではない。それがしたければ偉い人かJRAの中の人になるしかないw
以上のように、ウインズの設置可否の問題とパチンコのギャンブル性(もしくはギャンブルの問題性)は同一のステージで語るべきではない。それが混在してること、また議会でギャンブルの負の側面のデータが出てくるということはありえないのにそれを期待していることが、りある氏の先のエントリの問題点といえるのではないだろうか。そしてそれをイチイチ突っ込むmomdoたんは感じが悪いモヒカン族であり、それをネタに東浩紀の本から引っ張って長文を書くBrainSquallの中の人は暇人すぎ。
競走馬のノド鳴り(喘鳴症)に関するまとめ
2007年2月 4日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(4) | はてブに追加
以前から興味のあったノド鳴りについて、真剣に調べてみた。世間一般でノド鳴りと言われるものは獣医学上ではどのように分類されるのか。それぞれの病状はどのようなものなのか、その治療法などについてのエントリ。なお出典はJRA競走馬総合研究所の馬学辞典より。情報についても、基本的にはJRA競走馬総合研究所による知見を基にして書いている。
喘鳴症 (whistling)
馬が運動中、息を吸うときに「ひゅうひゅう」または「ぜいぜい」といった異常呼吸音を発する症状を指す。吸気時に、気管入口の軟骨を外側に開く筋肉を支配する神経の麻痺、あるいは呼吸器の感染症によって軟骨が開かなくなり、気道が狭くなることが原因である。左側の軟骨に発症する場合が多い(92~99.6 %)。遺伝するともいわれている。この病気は軽種馬に多く発症し、一般的に競走能力が減退するため、競走馬には重篤な病気である。異常呼吸音を発するようになると、数週間の経過で悪化することが多い。しかし、稀に大きな呼吸音を発しても苦しがらず、スピードにも全く影響のない症例もある。この病気は、安静時あるいはトレッドミルにおける運動時の内視鏡検査によって診断することができる。治療では気管入口の軟骨を外側に開いた状態で固定する手術(喉頭形成術)を実施する。同義語:のどなり(俗)
世間一般に言われるノド鳴りは喘鳴症とも言われる。端的に言えば、気道が狭くなることにより、競走能力が減退する上気道疾患のことだ。ただしこれはあくまで異常な呼吸音を発する疾患の「症状名」である。原因疾患には、代表的なものに喉頭片麻痺(LH)、軟口蓋背方変位(DDSP)、喉頭蓋の挙上(喉頭蓋エントラップメント・ELE)などが挙げられる。そのほかに口蓋咽頭弓の吻側変位、咽頭リンパ過形成(PLH)などもある。JRAの1歳の育成馬207頭の上気道の内視鏡検査では、咽頭リンパ過形成、喉頭片麻痺、軟口蓋の背方変位、喉頭蓋の形態異常、喉頭蓋の挙上の5所見すべてを保有している育成馬は全体の24.1%、以下、4所見 6.8%、3所見 9.7%、 2所見 21.3%、1所見 33.3%、全く保有していない育成馬 4.8%と、ほとんどの育成馬は呼吸器に何らかの内視鏡上の所見を抱えているという調査結果がある。関口氏も以前競走馬の6割は喉に疾患を抱えていると発言をしたことがあるように、競走馬と上気道疾患は切っても切れない関係があることがわかる。ここでは主に前半の3つについて詳しく調べてエントリに起こしてみたい。
特発性喉頭片麻痺または喘鳴症 (Idiopathic Laryngeal Hemiplegia,ILH)
呼吸の際、特異的な声門裂の狭窄音を発し、重症例では呼吸困難に陥ることもある。原因は、遺伝性疾患説、反回神経麻痺説および呼吸器感染起因説などがあり不明な点が多いが、実験的には反回神経を切断することで本症が再現される。診断は内視鏡検査により行えるが、軽度な例の場合は安静時内視鏡検査で確認できないことがあるので、このような場合にはトレッドミル走行時の内視鏡検査が有効である。既存の治療法には、声嚢摘出術、喉頭形成術、披裂軟骨切除術および喉頭部の神経再植法などがあり、最も効果が期待できるのが喉頭形成術である。本手術法の成功率は報告により異なるが、一般的には44~87%である。
主な罹患馬にダイワメジャー、ハーツクライ、ゴールドアリュールなどが挙げられる。喘鳴症の中で最も有名なものであり、喘鳴症といえばこの疾患を差すことも多い。神経の病気であり、反回喉頭神経が麻痺を起こすことによって発症する。乾いた感じ(乾性)の異常呼吸音で、一般的には“ヒューヒュー”という音で表現される。これは、披裂軟骨の小角突起(ほとんどが左側)が声門裂の方向へ倒れ声門裂を塞ぐために、ちょうど“フエ”のような形が声門裂の所にできた結果、息を吐くとき(呼気時)と吸うとき(吸気時)に音が発せられることに起因する。
症状の進行はG0~G4の5段階(G0は所見なし)で分類される。JRA購買馬におけ調査ではる1歳11月直の疾患保有率はG3:0.2%、G2:1%、G1:12%。G2までは競走成績に有意差は見られなかった。ただしG3以上については1996年キーンランドのSeptember Saleに出品された2歳サラブレッド427頭を対象とした調査において、G3以上の喉頭片麻痺に強い相関性が見られたという報告がある。
治療法は喉頭形成術(Tieback)と呼ばれる手術が一般的。これは麻痺してしまった筋肉の代わりに筋突起を輪状軟骨の尾側端へ手術用の糸で引っ張って固定してしまうものだ。内視鏡で咽頭の開き具合を見ながら、どれくらいで固定するのかを決めるが、軟骨はテコの原理で動くので非常にデリケートな技術を要する。さらに手術用の糸を引っ掛けるのは小さな軟骨のため、やり直すと割れてしまう一発勝負。そのため非常に難しい手術である。成功率は上記の通り44~87%とされているが、固定の仕方によって、元の能力をどれだけ出せるかは左右される。50~60%を維持するのはかなり期待できるが、70~80%となると非常に難しい。
手術時期についてはG2では咽頭に正常な筋肉が残っているため、病状が進行するとせっかく手術しても糸が緩んでしまう。競走能力との相関関係が認められるのもG3からということもあって、手術は筋肉が十分薄くなったG3から行われる。また若い馬は軟骨が柔らかいため、難しいという事情もある。術後は傷口さえ塞がれば復帰可能で即効性が期待できる。技術は非常に要するが、手術自体は単純ため10万円程度で可能だ。
ちなみに喉頭片麻痺はばんえい馬にも見られ、2歳時に33.3%,3歳時に48.7%が疾患しているという調査もある。
なお喘鳴症における俗説として「雨の日には好走する」というものがあるが、上記の説明を見ればわかるとおり、喘鳴症は神経麻痺によるものであり、粘膜の病気ではないため、湿度とは関係ないと言い切っていいだろう。実際、喉頭片麻痺の馬が5着以内に入ったレースを調べてみると、雨の日は11%(東京で雨の日は28%)というデータもある。
※術後の傷や粘膜の状態によっては、湿度が高いほうが調子がいいことはありえるとのこと。また弁が開きっぱなしになる分湿度があるほうが走りやすいという説も。ただし馬にもよるので、やはりノド鳴り=湿度高いと好走とはいえないようだ。
軟口蓋の背方変位 (Dorsal Displacement of Soft Palate, DDSP)
軟口蓋が喉頭蓋の背側に変位することにより気道を狭窄する疾患である。原因は明らかでなく、咽喉頭部の炎症、喉頭蓋形成不全、鼻孔の閉塞などが関与していると考えられている。比較的強調教時には異常呼吸音を発するものの、安静時や軽調教時には異常を認めないのが本症の特徴である。したがって、安静時内視鏡検査で確認されにくいため、補助的に内視鏡の先端で咽喉頭部を刺激し嚥下を誘発したり、両側の鼻孔を塞いだりして検査する。本疾病の確定診断には、トレッドミル走行時の内視鏡検査が推奨される。内科的治療法としては、抗炎症剤の投与、舌縛り、鼻バンドがあり、外科的治療法としては、口蓋帆切除術、胸骨甲状筋切除術、口蓋帆切除術と胸骨甲状筋切除術の併用、あるいはテフロンを用いた喉頭蓋の増大化などがある。
主な罹患馬にフィーユドゥレーヴが挙げられる。湿った感じ(湿性)の異常呼吸音で、“ゼロゼロ”あるいは“ゴロゴロ” という音で表現される。これは、喉頭蓋の上側(背方)に持ち上げられた軟口蓋の口蓋帆が、主に呼気時に揺れることにより湿性の音が発せられることに起因する。
症状の進行はG0~G3の4段階(G0は所見なし)で分類される。JRA購買馬におけ調査ではる1歳11月直の疾患保有率はG3:0.7%、G2:8%、G1:21%。競走成績における有意差はなかったが、G2以上の群とG1以下の群を比較すると、初出走までに要した日数がG2以上のほうが長い傾向が見られた。
治療に当たっては喘鳴症と違い、成長とともに良化する可能性が高いため、手術は積極的には行われない。コーネルカラーという馬具による矯正も可能。ただしこれは競馬ではつけられない。小島茂之厩舎のプークンが付けている模様。手術をする場合は、咽頭を引っ張る筋肉を切除するなどの、いくつかの方法があるが、いずれの方法も成功率は6-7割と考えられているとのこと。
喉頭蓋エントラップメント (Epiglottis Entrapment,E.E.)
競走馬での本疾病の発生率は、0.74~8%といわれている。喉頭蓋がエントラップメント(包み込む)されることにより呼気が披裂喉頭蓋ヒダにあたり、その結果異常呼吸音を呈する。慢性例では安静時内視鏡検査により診断が可能であるが、エントラップメントが間欠的である場合は、トレッドミル走行時の内視鏡検査が有効である。治療法は、喉頭蓋をエントラップした披裂喉頭蓋ヒダをEEカッター等により縦切開する方法が一般的であり、予後も良好である。
主な罹患馬にリンカーン、シーキングザパール、クリアエンデバー。喉頭蓋が肥大したヒダに覆われてしまうもの。
症状の進行はG0~G3の4段階(G0は所見なし)で分類される。JRA購買馬におけ調査ではる1歳11月直の疾患保有率はG3:0.2%、G2:3%、G1:11%。DDSP同様、競走成績における有意差はなかったが、G2以上の群とG1以下の群を比較すると、初出走までに要した日数がG2以上のほうが長い傾向が見られた。
喉頭蓋のヒダを切除する外科的手術(30分程度)が一般的。術後は良好なため、競走能力に影響を与えることは少ない。
まとめ
以上のように一口にノド鳴りといっても、その原因疾患には様々なものがある。上記はおもに上気道における所見であるが、これに加えて炎症性呼吸器疾患症候群 (Inflammatory Airway Disease,IAD)に総称される気管支炎、かぜなどの症状も呼吸時に音を鳴らす原因となりうる。ディープインパクトなどはイプラトロピウムを投与されたことを考えると、輸送のストレスなどにより、いわゆる気管支炎に近いものを患ったとも考えられる。うーむ、奥が深い。とりあえず全くの文系人間なりに大学で培った参考文献をまとめるという作戦でノド鳴りに当たってみた。したがって事実誤認など間違いは考えられるので、何か見つけた人は遠慮せず突っ込みお願いします。今後も新しい情報がわかり次第編集をかけていく予定。次やる気がおきたら屈腱炎に挑戦したい。
参考資料
◇馬学事典
◇育成馬の呼吸器疾患と内視鏡検査の必要性(PDF)
◇育成期における上気道所見と競走期パフォーマンスとの関連について(PDF)
◇喉頭片麻痺治療についての外科医の意見<馬医者修行日記>
◇Tieback for 喉頭片麻痺<馬医者修行日記>
◇コーネルカラーあるいはVet-Aire<馬医者修行日記>
◇DDSP軟口蓋背方変位の手術<馬医者修行日記>
◇上部気道の動的閉塞 2<馬医者修行日記>
◇2~3歳のばんえい競走馬の喉頭片麻痺と体型および性別との関係
◇DDSP?<とりカツ定食おかわり。>
◇イプラトロピウムについての質問に答えます<DREAM SCHEME>
◇競馬王2月号:城崎哲のサラブレッドパラダイム
◇ノド鳴りと天気の関係について<黒船雷電>
有馬記念回顧を見ながらの雑感、その2
2006年12月31日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
◆今更、有馬の入場者数<殿下執務室2.0 β1 >
◆(私論)改めて「ディープインパクト」を考える(2006.12.29)<KANKANの競馬ニュース>
◆俺の場合はマックイーンだったんだよ。<Megahorse>
◆三冠よ、矜持を持て。<うまさいと>
◆Dernier Impact:Mission Accomplie<あさ◎コラム>
やたら前回の有馬記念雑感のコメント欄が盛り上がってるので、紅白を見ながら、その後気になったことについて、徒然と。
入場者数の減少について
まず入場者については、やはり去年の悪夢があったのではないかというのは大きいかと。中山競馬場で11万人って、もう結構ギリギリの状況になるのは事実。去年より減ったといえども、あれだけのギュウギュウ詰めは正直観戦するにはよろしくない環境。加えてクリスマスイブとなれば、ディープにそれほど思いいれがない競馬ファンは足を控えるだろうし、よっぽど見たいと思う人でないと動かないと思うんですよね。正直自分も行くか、ちょっと迷ったくらいだった。結局意外と体調がよかったのと、引退式に誘われて、見に行ったけれど、減ったことをそれほど騒ぐことなのかなあというのは疑問なところ。殿下に同意とだけ言っとけば良いのかもしれないが。
売り上げの減少について
そもそも僕は競馬場に行くと馬券購入額は減少する。のでディープが出てるレースについては、それほど売り上げに購入してないw 何でこうなるかというと、これはホントに個人的なことなのだが、馬券対象として以上に、ある競走馬に肩入れすると冷静に予想ができなくなるのを自覚しているからだ。僕は競馬の魅力を強引に二つにわけると、スポーツ要素とギャンブル要素の両輪で成り立っていると考えている。これは単純に2つに分けられるものでは勿論ないのだが、どちらに重点をおいてみるかで競馬の捉え方は大きく変わってくるのは否めない。サラブレッド(と、その関係者)をアスリートと捕らえるとき、やはり「損得勘定を越えた何か」に突き動かされて競馬を見ることなる。それはサラブレッドの美しさかもしれないし、血統ロマンかもしれないし、関わる人間への感情かもしれないが、そのときリスクを超えた何かが介在しているの確かだ。そしてそのある意味狂気のようなものが、競馬がただのギャンブルという枠を超えて、支持される理由であるように思える。逆に競馬がギャンブルであるという点が、本来プレイヤーでないはずのファン(馬券購入者)を、傍観者としてでなく、当事者として、競馬の世界に引きずり込むことを可能とする。ただのスポーツとは異なる楽しさ、面白さ、残酷さを味あわせてくれるのだ。その2つがあるから競馬は面白いのである。
そう考えると、改めて果たしてディープインパクトから競馬に入ったミーハー、ライトファンを切り捨てていいものなのか。売り上げに貢献しなかったファンを、切り捨てるのは本当に競馬にとってよいことなのかという思いに駆られる。「馬券を買わないと本当の競馬は楽しめない」などという放言は認めてよいものなのか。別に馬券を買わないということ自体は決して悪ではない。色々なアプローチがあるから競馬は面白いのだ。馬券を買ってくれた方が、今後の競馬界に直接良い影響を与えてくれるだろう。だが、競馬を続けていくのに必要なのは売り上げだけではない。競馬の面白さを世間が理解し、競馬が在る事を、興味深いものだということを認めてもらうというのも、競馬を続けていくためには必要なことだろう。そのとき馬券を買わなくても、充分楽しめるというのは競馬にとって大きな武器であり、魅力ともなる。
もちろん競馬とて、売り上げをあげなければ、利益を出さなければ、続けていけないのは確かだ。その点に目を瞑り、競馬は文化だなどとのたまうつもりはない。ただ、今後もバブル期のように馬券の売り上げをひたすらに追い求めても、仕方ないという思いは隠せない。かつてのような巨額な売り上げは今後望むべくはないだろう。そのときに馬券以外のアプローチは競馬が存在するために必要であるし、またそのような別のアプローチから売り上げを利益をあげていくのが今後重要なことであるように思える。馬券を応援グッズ、記念品として買っても何も問題はない。むしろそのようなニーズが顕在化したということは競馬にはまだまだ金を落とさせる手段があるということを示しているだけである(換金されない分、JRAにはいいこと尽くめ)。馬券購入以外の手段で競馬にコミットさせる、お金を使わせるというのは今後競馬が続けるために、必要なテーマである。それは馬主資格の引き下げかもしれないし、サポーター制度かもしれないし、POGかもしれない。さまざまに模索していかなければならないだろう。
まだまだきっと僕にも知らない競馬の楽しみはあるに違いない。2007年もさまざまな形で競馬に関わって、盛り上げていきたいと思う。
有馬記念回顧を見ながらの雑感
2006年12月26日 yuta | 個別ページ | コメント(16) | トラックバック(1) | はてブに追加
◆ひとまず、有馬を回顧。<殿下執務室2.0 β1>
◆流れよ我が涙、と金子真人ホールディングスは言った<関内関外日記>
◆有馬記念<柏木集保 重賞レース回顧>
◆意外と空いてた有馬記念
◆馬は飛んだけどレースは普通<競馬サロン ◇ ケイバ茶論>
◆有馬記念でした<須田鷹雄の日常・非日常>
◆有馬記念回顧<ディープインパクトの強さの裏で・・・> - livedoor Blog(ブログ)<馬い毎日>
◆有馬記念回顧<中身は少々お粗末だった> 【競馬研究所@ブログ】
有馬記念はレース自体がお粗末だったのか?
どこもかしこも有馬記念は低レベルだった、ディープインパクト向きの競馬でつまらなかったという意見が出ているが、本当にそうなのだろうか。振り返るとアドマイヤメインから離れた後ろは確かにスローの競馬となった。しかしそれが本当にディープインパクトにとって良かったことなのか。
どうもその派手さから「自分から動いて早め先頭」という競馬が相手を負かしに行く競馬だと過度に幻想を抱いてる人が多いようだけど、それはあくまでコース設定やトラックバイアスによるものだということを忘れてはいけない。例えばもしこれが野芝の生え揃った京都競馬場で行われる菊花賞だったら、それは正しいと思う。だが、有馬記念というのは消耗戦になればなるほど、実力馬には有利なコースである。考えても見て欲しい。小回りの中山で淀みない流れの縦長の競馬になったら、ディープインパクトのようにスタミナに自信があり、息長く末脚を使える馬にとってはお得なことばかりである。少なくとも速い流れで彼より後ろから斬れる脚を使える馬はいるわけがない。前の馬は徐々に脱落していくから、したがって本当にスタミナに自信がある前の馬に脚を残させない程度に仕掛けどころを伺えばよいだけの話。馬群がばらけるから、仕掛ける位置も自由自在である。こんなに楽な競馬はない。
もし有馬記念に紛れがあるとすれば、それはスローの団子状態から3ハロンだけの競馬になった場合である。スローに流れれば直線の短さもあいまって、全馬脚を残すことができる。しかも団子状態になればディープのような脚質の馬は外を回さなければいけなくなる。しかも冬の中山非常に時計がかかる。末脚の絶対値が低くなれば、当然末脚勝負に差はつき辛くなる。もし前に強い馬がいれば(要するに去年のハーツクライ)その馬が残るチャンスは飛躍的に高まるのだ。加えて距離適性に劣るマイラーにも出番が出てくるため、後ろからマイル戦のような斬れ味で突っ込んでくる馬もいるかもしれない。斤量の軽い3歳馬や牝馬が凄い脚を使うかもしれない。冬の中山で行われる有馬記念でのスローの団子レースはディープにとって、決してお得意の展開とはいえないのだ。
ところがディープインパクトは今回ラストランでギリギリまで脚をため、その暴力的なまでの瞬発力を最後に解き放った。時計のかかる冬の中山で33.8(特に仕掛けてからのバルクを交わしていった瞬発力)は驚異的としかいいようがない。本来不安の残る流れになったにも関わらず、その瞬発力ですべてを撫で切ってしまったのである。確かに、各騎手たちがディープインパクトを本気で負かすために今回のような展開を生み出したのかどうかは疑問が残る。ただ、あまりにディープインパクトが強すぎたがために、必要以上に他の馬がまわってきただけのように見えたのではないのだろうか。少なくとも決して今年の有馬記念はこれまでのディープにとって、お望みの展開ではなかったのは確かだ。
ライトファン、ミーハーファンへの苦言
とにかくディープインパクトとセットに語られたのが、自称年季の入った競馬ファンからのディープインパクト祭りへの苦言である。確かに主催者がディープフィーバーを煽る為に施したさまざまなイベントがセンスのないものであったのは認めざるを得ない。ただしその非はあくまでその煽り方が競馬本来の魅力を伝えるには足りないものであったからである。競馬は本来は1頭の主役だけで行えるものではない。これまでの歴史、それぞれの馬たちの物語があるからこそ、ディープは光り輝いていた。そのことを伝え切れていなかったのは残念である。しかしディープを利用して、競馬を盛り上げようとするのは何も間違ったことではない。ではディープ祭りを嫌悪し続け、ミーハーを馬鹿にした自称年季の入った、真の競馬ファン名乗る人々は競馬を盛り上げるためにいったい何をしたのだろうか。
もし競馬が好きで愛しているのであれば、主催者の間違ったメッセージをさりげなく訂正してあげればいい。ディープファンが馬券を買わないから、迷惑だなどと考えるのは愚かすぎることだ。0から競馬に興味を持った彼らにそっと、ディープインパクトだけではない魅力を伝えてあげればいい。ヘンな言い方になるかもしれないが、彼らはまだヨチヨチ歩きの赤ん坊ファンに過ぎない。競馬場でのお作法、馬券の面白さ、脇役の物語、血統の魅力それを教えてあげるのが先輩ファンのオトナの努めである。競馬には色々な楽しみ方があり、その多様性が競馬の面白さ、魅力を底上げするのである。それを自分の競馬観にそぐわないからといって敵視するのはばかげたことだ。それでは、バカにしているミーハーと彼らは何も変わることはない。競馬は予想→結果という極めて個人の中で自己完結性の高い娯楽である。だからこそ多様性が生まれるのであるが、全体から考えると自己完結性が高すぎ、各自で閉じてしまう危険性をもっと意識するべきだ。そのような狭い視野から競馬を見続けてしまっては競馬を緩やかな死に導くだけである。ディープフィーバーという自己完結性の高い競馬に訪れた、めったにない周りを巻き込む力を持つ祭りをもっと意識するべきだし、各々の競馬ファンを主催者によりかかり、批判するだけでなく、各自がもっと競馬を語り、周りを巻き込むべきではないだろうか。日本の競馬には競馬の魅力を大衆に伝えることが出来る語り部が少なすぎる。
金子オーナーの苦しみ
ディープインパクトの偉大さの一つは、早期の段階で競走能力の歴史的高さを知らしめたにも関わらず、目標としたレースにすべて出走し、完走したことにもある。しかし早々と栄光と名誉を手にし、競馬会の至宝となってしまった同馬をレースに出し続けた関係者のプレッシャーは今なお想像の及ぶところではない。引退式での金子オーナーでの言葉、「来年もディープの勝負を見るには私のハートは小さすぎた」という言葉は数々の名馬を持ち続けた金子オーナーを以ってしても、ディープインパクトの馬主であるという重さ、恐怖は耐え難いものであったことを物語っている。そう考えると、いまだ記憶に残り、誰もが思い出すのはサイレンススズカの悲劇だ。あの時の絶望感、喪失感ショックは今なお僕個人のトラウマにもなっている。あの時はすぐ下の世代にスペ、グラ、エル、セイウンスカイなどのタレントも揃っていたので、その傷は徐々に癒された。だがディープが走るのを見るたびに、いつ予後不良になるやもしれぬという怯えのようなものは、ただの競馬ファンである自分にも存在していたのだ。ましてやオーナーともなれば、走ることそれ自体が苦痛にもなっていただろう。そのような重さ、プレッシャーが「私のハートは小さすぎた」という言葉に集約されているように思える。という関内関外日記さんに全面同意の感想。
海外遠征から見えてくる日本競馬にとってのターニングポイントとなった2006年
2006年12月13日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(1) | はてブに追加
◆今年の海外遠征をまとめてみる<りあるの競馬日記>
◇2006年の海外遠征を振り返る<殿下執務室2.0 β1 >
◇海外遠征を振り返る <REVERY_L_ELEKTRA: Anotherside>
◇こっちに書く<うま(かもしれない)さいと>
◇【朝日杯FS】転換点を迎えた日本競馬を象徴する結果となった2歳G1<Brain Squall 【競馬ニュース&コラム】>
一足先に香港で終わった2006年の日本馬の海外遠征キャンペーンについて。結論から言えば、朝日杯回顧で述べたとおり、今年は日本競馬にとってのターニングポイントイヤーとなったといっていいのではないだろうか。それは言い換えれば、サンデーサイレンスの残した遺産を日本競馬がキチンと受け継いでいる証を残せたということであると定義したい。
振り返ればサンデーサイレンスの残した遺産は非常に大きなものであった。サンデーサイレンスが導入されなければ、日本競馬は世界から10年取り残されていたといっても過言ではないだろう。それは大きく分けて二つの面からである。一つは歴史的な種牡馬を自国に繋養できたことによるサラブレッドの能力自体の向上。そして能力向上、層の厚さの向上による海外遠征の人の経験値の蓄積である。
2006年はその2つの面において、その遺産を受け継いだ戦果を残したといっていい。前者においてはハーツクライ、ディープインパクトによる2400m王道路線におけるパフォーマンス、後者はユートピア、コスモバルクの海外における勝利があげられるであろう。しかしターニングポイントイヤーであるというのには、それだけでは足りない。2つの戦果を究極に象徴するのはデルタブルースのメルボルンカップ制覇である。
ハーツクライ、ディープインパクトの遠征は現時点における日本競馬最高傑作レベルの馬が、「日本馬として普通に欧州最高峰に挑む」というテーゼに対して、ある程度の結果を残した。確かに3着(失格)という結果は最高の結果とはいえない。ここで勝っていれば、ある意味日本競馬のアガリを示すことさえ出来たかもしれない。しかしエルコンドルパサーのような「欧州仕様」でも「外国産馬」でもない彼らが、人気の一角としてレースに挑み、その人気に恥じないレースをしたということは、ちょっと前までは想像さえつかなかった事実である。この事実はSSという血を手に入れた日本競馬がそのTOPクラスの馬においては、能力面において、世界の王道路線に対してもイコールに近いレベルにあるということを現している。
またコスモバルク、ダンスインザムード、またはアドマイヤムーンの2着という結果は、海外遠征という経験値をすでに日本の競馬人が充分に持っているという証に他ならない。日本においてはTOPとはいえない彼ら(彼女)が国内でのローテーションと地続きの海外遠征において、結果を出したという事実は、すでに日本産馬がどのレベルにおいても、海外に通用する可能性があるということだけでなく、人の面においても充分なレベルに達した結果、SSという化け物種牡馬を抱えた日本競馬界がそのポテンシャルを生かしてこれた証であるといってもよいのではないだろうか。
そしてその2つを併せ持った2006年の最大の戦果はデルタブルースのメルボルンC制覇であると考える。日本の競馬の歴史と伝統を体現している3歳クラシック、しかも菊花賞を親子で制覇した馬であり、サンデーサイレンスの孫である彼が、オーストラリアの歴史と伝統であるメルボルンカップを勝ったという事実。それはサンデーサイレンスが残したサラブレッドの能力、競馬人の経験値の蓄積という2つの遺産を受け継いだ輝かしい勝利であるといえよう。そしてそれは、日本競馬のターニングポイントといってもいい事実だ。
このように考えるとサンデーサイレンスの導入そのものが日本競馬の一つ目のターニングポイントであったともいえる。そしてメルボルンカッブ勝利に代表される海外遠征のパフォーマンスにより、ブレイクスルーの先が見えた2006年はやはり日本競馬のターニングポイントイヤーであるといってもよいのではないだろうか。もちろんだからといって、日本競馬が次のステージで簡単にやっていけるというものではない。上記2つの面において、ディープインパクトが3着に終わってしまったこと、そして陣営のミスによる薬物失格という事実が起きてしまったことを考えると、あくまでギリギリ合格といったところだ。また日本競馬の抱える構造上の問題(地方競馬、馬産地、東西格差etc...)は何も解決されていず、せっかくここまで来た日本競馬をあっというまに後退させてしまう地雷はそこかしこに埋まっているのが現状だ。
しかし日本競馬が「ある程度の域に達したからこそ見えてきた「難しさ」@殿下」を顕在化させることが出来るステージまであがってきたのは紛れも無い事実だ(そういう意味で2006年のパート1国入りははかったようなタイミングではある)。ディープインパクトというスターホースの退場を残念がっている暇は無い。ターニングポイントイヤーを迎えた今こそ、日本競馬が抱えるポテンシャルと問題点を冷静に見つめ、ファンも主催者もこの先の舵取りを考えていかなければならない時期にきているのであろう。
正直薬物の問題なんてどうでもいいんだけど
2006年10月22日 yuta | 個別ページ | コメント(6) | トラックバック(1) | はてブに追加
本質的なことを言えば、今回ああいうエントリを書いたのは薬物どうこうという問題ではなくて、トラセンに来るエントリが面白くねーと書いたことに対する続き。具体的に言えば、トラセンにトラックバックしてくる競馬blogはこのままでいいのか?という苛立ちみたいなもの書かせたといっていいもの。トラセン自体は競馬blogを集中させるという目的においては、今なお十分機能してるとは思うんですよ。ただその先、閲覧者が読みたい競馬blogがそこにあるかと問われたならば、現状はNOとしかいいようがない。で、それをクリアするためには、一つには手動で選別をはかるしかないのだけれど、手間もかかるから非常に難しい。で、もう一方の問題、選別するにしても、果たしてトラセンにトラックバックしてるblogがどこまで読み手のことを意識しているのか。もっとキワドイ言い方をすれば、wwwに文章を公開するということは、全世界に自分の無知をさらけ出す危険性があるということ。それに対して、どこまで意識があるのか。もしかしたらどこかでコイツなーにバカなこと言ってるんだか、と笑われてるかもしれない。頭悪いなーと思われてるかもしれない。出版と違って、自己表現のハードルが下がった分、それだけチェックが甘く、自らの不見識をさらけ出すかもしれないということ。そのことを全く意識してないで、書いているblogが多すぎる、意識してないくせに、トラセンにトラックバックしてきて、「もっと見て!もっとアタシを見て!@アスカ」と叫ぶblogが多すぎるんですよ。
一応訂正を入れておきますが・・(アホらしいので書きませんでしたが)そりゃ治療薬は仕方ありませんよ。そんな事は誰でも解かる事です。ここに突っかかってきた方がおられたので一文を追記しておきます
<中略>
と、わざわざトラックバックしてまで批判してくれた方がいらしたのでw少し自分の考えをくどく書かせて頂きました。
<中略>
当然ながら僕の呟きに関しても同じ事が言えます。一応他の様々な価値観についても某所で一通り目を通して理解しているつもりです。要約すると苦情は受け付けませんという事ですw
競馬ステーションNEO:ディープインパクト禁止薬物検出・続報 - livedoor Blog(ブログ)
自分の文章をいちいち書いてないことまで考えて、読んでくれると考えること自体が甘いんですよ。もしそうして欲しいなら、自分の本質的な意見がどこにあるのかを少なくとも明示しないと読み手はわからない。そもそもこのサイトどのエントリも構造的に引用が多すぎて、何が書き手の言いたいことなのかがさっぱり伝わらない。引用&感想の繰り返しでエントリが終了している。さまざまな価値観を提示しましたといえば聞こえはいいかもしれないけど、読み手は混乱して当たり前の文章構成。情報を集約するにしてはリンクが散乱してるし、あいだで管理人の感想が無造作にちりばめられてるし。そういう構成で読み手の俺の言いたいことを理解しないお前が悪いと言われても正直困る。もし読み手に誤解して欲しくないのなら、それ相応の文章力をつけるべき。最低限の構成力が足りないのに、苦情は受け付けないといわれても。挙句の果てに間違いを指摘されてアンチ認定とか、トラックバックで批判が来るという至極当たり前のことにいちいち反応していたら、ウエブに文章を公開することに対しての認識が甘すぎるとしかいいようがない。
そこまでこのニュースをおっかけて正しい情報を掴んでいる人ばかりじゃないと思うんですよ。そういう人はきっと発表のあった翌日のスポーツ新聞かなんかを読んで、「ディープって禁止薬物を使ってたんじゃん」ってところで終わっちゃう話なんじゃないかなーって。今まで10数戦バレない秘密の薬を使ってるとかじゃなくて(笑)、バレないとこで何かやってんじゃないの?って思って話が終わっちゃった人だって多いんじゃないかなと。
<中略>
むこうが「残されたか残されてないかどう思ってるか」の方が大事だと思うんですよね。将来ダービーとか天皇賞が外国馬に完全開放されて、どっかの国のスーパーホースが来るってんで総力挙げて協力したのに、来た客はバカ騒ぎするわ、禁止薬物は使ってたわ、トップは結論が出てないとか言ってこちらに対して謝罪はないわ、ではどうにもならないんじゃないでしょうかね。
※コメント欄から
多いんじゃないかなと思ったとして、なぜあのような書き方になるのか。どう考えても薬物使用とこれまでのレースぶりは、今回が故意でないのだったら、関係のない話のはず。にも関わらず、常識はずれのレースぶり=薬物使用と考えることは、さも当たり前のような文章展開が理解に苦しむわけで。治療目的でイプラトロピウムを日本で常用していたとしたら、それはどの馬も条件は同じ。なぜディープインパクトだけが、その恩恵を受けていたのか。事実がわからないままに、それを追認するような、読者をミスリードするような文章を書くことに問題があるのではないかという批判なわけで。
またフランスギャロは汚点だというような言い方は今のところしていない。イプラトロピウムの使用自体は禁止しているわけではない。ルールはルールだとしか言っていない。結論が出ていない状況で何を謝罪すればよいのか。上記のような誤解が生まれかねない状況でいきなり今回の件を早々と汚点だと決め付けることは組織のトップとして本当に正しいのか。まあこの発言に関してはさまざまな意見がある。だが、今回理事長はディープインパクトの薬物使用件について、コメントしたわけで。それを勝手に観客のバカ騒ぎと結びつけて勝手に納得するのは想像力が豊か過ぎるのではないだろうかと指摘したい。今回の引用でこちらが指摘したいのは、勝手に関係ないことを結びつけて結論を出すのはミスリードではないか?というものなのですよ。
※コメント欄の引用は当人かどうかわからないし、危険なんでは?という指摘をいただいたので、とりあえず消しておきます。確かにそれは全く考えてなかった。
で、わざわざここに挙げたサイトの方には悪いがしつこく突っ込んでるのは、冒頭に述べたように、あまりにも読み手に対する意識が希薄ということに対する問題提起という意味が大きい。さらに何故このような状況が生まれるかというとこまで突っ込んでみるとMARIUSさんが述べているように、競馬blog・・・というより、競馬に関わる文章全体に関わることだが、記事が異様に予想に偏ってることが原因なんだろうなと。予想というのはどうしても、ケチをつけづらい。結局どんなに破綻した予想をしたところで当たったもの勝ちという文化があるだけに、他者の予想に対して意見を言うのは難しいところだ。これが回顧ならば意見の交換は可能。だがそれだけに書くためのハードルは高い。結果としてどうしても言いっぱなしで済む予想記事ばかりが溢れるという図式。が、改めて言うまでもないが、人が読んで面白い予想なんてほっとんどない。しかも他者からのツッコミがないから、いつまでたっても記事のレベルがブラッシュアップされない。ゴミ記事が溢れるという構造的な問題が競馬blogにははびこっているのが現状なのかなと。それに対する一つの抵抗としての今回のツッコミなのですよ。
ま、それとは別に競馬情報のインプットスキルの低さというものも現状は見受けられるのも感じられる。競馬blog書いてる人、読んでる人でタブブラウザ、RSSリーダー、ソーシャルブックマークなんてものを使いこなしてる人がどれだけいるのかというと、かなり疑問なところ。てなわけで、そゆとこの補完として、現在トラセンで色々企画を考えてたり。ま、近々始動予定ということで宣伝で最後締めてみるw
※トラセンは私の一存で動いてるわけではないので、ここで企画どうこう言ったのは不適切でした。私単独がトラセンに関わってるスタンスとして、この流れがあるよということで、他の関係者の方はまた別の思いでやってるかと思われます。勢いで書いたとはいえすいません。
ディープインパクト禁止薬物検出が教えてくれること
2006年10月21日 yuta | 個別ページ | コメント(3) | トラックバック(1) | はてブに追加
ディープインパクトの禁止薬物検出について改めて。前日の記事とほとんど状況は変わってはいない。改めてまとめてみると、
・問題のイプラトロピウムは気管支拡張剤。
・日本では禁止薬物ではない。
・ヨーロッパの場合、「体内に存在しない全ての物質」を禁止薬物の対象としている。
・薬自体は向こうでは一般的に調教時に使われるものであるらしい。
・基本的にレース前には体内から排出される前に逆算して使うのを辞める
・ただし過去にこのような薬で代謝の関係で製薬会社のガイドラインを守っても、レースまで残って失格の例はある。
・ちなみに人間のドーピング薬物にも指定されていない。
さらに今日の時点で付け加えるとすると、
・フランスの獣医の処方の元にレース前に使用していた。(フランスギャロ)
・獣医は一週間前に辞めるように指示したと主張。(フランスギャロ)
・申請さえあれば8時間前でも使用は可能(これはソース微妙)
という感じ。原因として考えられるのは、
・陣営が投薬を辞めるタイミングを誤った。
・辞めたのに予想されているよりも残存期間が長かった。
といったところか。ここで改めて書いてきたいのは陣営を庇うことは出来ないけれど、それは【現時点においては(21日16;56追記、これで故意&不正だったら泣く)】「イージーミスを引き起こしたから」であって、「不正を行おうとしたから」ではないということ。前者については、正直甘かったとしかいいようがない。陣営(これは遠征をバックアップしたJRAも含む)が日本の最強馬を異国のレースに出走させるにあたって、このようなミスをしたのは批判されてしかるべきだろう。だがこれを後者と混ぜて批判したら、見識を疑われるとしかいいようがない。イプラトロピウムを使用すること自体はフランスではルールに則った行為。日本では禁止薬物にさえ指定されていない。したがって、イプラトロピウムが検出されたことが過去のディープインパクトの競争成績に影響するなどと考えることはありえない。
つーか今日び人間のアスリートだって、喘息もちで気管支拡張剤使いながら、トップレベルで活躍してるのは常識だろう。こんなことくらい、ちょっと調べてみればわかること・・・にも関わらず、それすらも調べないで電波ゆんゆんな記事ばかりなのだから、笑うしかない。昨日理事長のコメントがありえないと更新したのも、この2点を混同させるような発言だからだ。たった一度のミスで今までの積み重ねが崩壊しかけるということをディープは教えてくれているというのに、なんでこんな不見識な・・・というような記事多すぎ。というわけで最後にディープインパクト薬物疑惑に関わる不見識記事リンクw
◆ディープインパクト 再挑戦が汚名そそぐ道だ<毎日新聞>
※まずは全国紙行ってみよう。「当代一の人気馬が薬物で汚染されていた。」から始まるお花畑記事。「海外で規制されている薬物を、日本では野放しにしている現状も直ちに改めなければなるまい。世界で最も厳格な規定に作り直すことが出直しの第一歩だ。」「ディープインパクトのオーナーはレース後の11日、今年限りでレースから引退させると電撃発表して競馬ファンを驚かせ、また落胆させた。その引退発表と、今回の薬物検出とは何か関連があるのだろうか。」あるのだろうか、じゃねーよwwwこれが社説というのだから、毎日新聞恐るべし。
◆日本最強馬 憂愁<東京新聞>
※この記事が凄いのは「だが、治療のためとはいえ、日本よりも禁止薬物に厳しいフランスでイプラトロピウムを使用したとされることに、認識の甘さがうかがえる。」と書いておいて、後半で「本紙の取材に「呼吸促進などのため故意に摂取させるドーピングに当たるかどうかは調査中だ。今のところ獣医師がディープインパクトの健康問題を解消するために使った可能性があり、ドーピングではないかもしれない」と説明した。」とか書いてる統一感のなさ。まるでザ・ワールドを食らったポルナレフの心境。
◆ディープインパクトに禁止薬物? なんだそりゃ
※最近電波の気配がしてたCB'S PRJECTの成沢大輔氏。やってくれましたよ。ドバイのブラスハットは2着入線ですが・・・。「世界的な反ドーピングの傾向」とか意味がわかりません。挙句の果てに「ともあれ、ますます日本競馬は劣化していると認識せずにはいられない事件だ。」なんかもう、コメントするのもバカバカしくなる気分ですね。
◆僕の2年間は何だったんだろうとディープが泣いているよ<うまうまライフ>
※「正直に言えば私もこの話を最初に聞いた時は、「やっぱりそうだったのか」と思ってしまいました。例えば今年の天皇賞・春など3200Mのレースでありながら、「14-14-4-1」という強引な捲りを打った上で33.5で上がってきましたし、昨年の菊花賞にしても次位のそれを1秒近く上回る33.3を記録しています。距離を考えればあまりに常識外れの内容ですし、今回の騒動を見れば「!」と思われても仕方がないでしょう。」10戦もして一回も引っかからない秘密の薬を池江厩舎は使っているらしいです。それだったら、サイレントディールあたりも、もうちょっと何とかなったんじゃない。つーか日本の公正競馬、ドーピング検査舐めすぎw 「それにも関わらずこちらはと言えば、ルールを無視した大量のレープロ強奪行為や、場の空気をわきまえない大騒ぎなどで、内外から大きな批判を浴びた上に今回の禁止薬物使用騒ぎ。フランスの伝統と誇りである凱旋門賞の場に「汚点を残した」と指摘されても、仕方のないことではないでしょうか。」関係ない。頭が痛い。
◆ディープインパクト禁止薬物検出・続報<競馬ステーションNEO>
※「しかしレース後に検出されなければ問題は無かったとか、当日までに体内から消えていれば問題にならなかったとか、根本的にはそういう話では無いと思うんですけどね。(※検出されなければ何でもOKという価値観は違うだろという事です)」根本的にそういう話です。これを認めないと治療薬が一切使えなくなるじゃん。
というわけで、珍しく色々とツッコミを入れてみた。結局ちょっとしたミスが、これまでの努力を無駄にする可能性があるということで、このようなミスを犯した池江厩舎も、事実誤認をさせるような不用意な発言をした理事長も、脊髄反射で調べもしないで全世界に不見識をさらした新聞記者もブロガーもみんな反省しようねというオチ。きっとBrainSquallもくだらないミスがあるので、先に反省しておきます。
日本競馬を背負ったディープは負けたけど、日本競馬が負けたわけではない
2006年10月 2日 yuta | 個別ページ | コメント(1) | トラックバック(3) | はてブに追加
ショック覚めやらぬ凱旋門賞翌日。反応集でもまとめながら、昨日の続きを少々。
【よく頑張ったよ、仕方ないよ派】
◆凱旋門賞、勝ったのは3歳馬レイルリンク!!!ディープは3着!<stay_gold.com>
◆そう悲観すべきではない<りあるの競馬日記>
◆再び世界へ歩みだそう ディープの挑戦を誇りにして<馬券日記 オケラセラ@馬耳東風>
◆ 凱旋門賞回顧/でもハリケーンランやシロッコには勝ったじゃないか。<うまうまライフ ~umauma_life~>
【凱旋門賞仕様の馬を作るべきだよ派】
◆堂々の3着?、ふざけるな。ディープインパクトはなぜ負けたのかを真剣に考えるべきだ。<Nereide Design Blog>
◆凱旋門賞が終わって<須田鷹雄の日常・非日常>
◆凱旋門賞が終わって2
【関係者がイケてなかったんだよ派】
◆結局、未熟ということなんだろう <Promised Land>
◆凱旋門賞雑感<白線の内がわ>
【日本人のマナーはなってないよ派】】
◆ディープはインパクトを与えられなかったが、日本の競馬ファンは大きなインパクトを与えて帰ってきた。<名牝達の後宮SAGA>
もし今回出走したのがハーツクライだったら「日本の競馬と欧州の競馬は質が違う。強いだけでは駄目なんだ。もっと凱旋門賞仕様の馬を用意して、必死になって勝ちに行かなければ凱旋門賞は勝てないんだ」という意見は確かだと思う。そういう意味でハーツクライのキングジョージは帯同馬がいなかったり、ドバイ以来の休み明けだったりと、陣営に欧州最高峰のレースを勝つために必要な必死さが、これまで積み上げてきた海外遠征のノウハウと引き換えに足りなかったのではないかなという思いを抱いた。
だが今回管理人としては、「今まで凱旋門賞に海外遠征をしてきた日本馬たち」とディープインパクトを同じ文脈で語りたくはないなという気持ちが正直ある。何度もこのサイトで述べてきたがディープインパクトの魅力とは常識をぶち破る破壊的なパフォーマンスで王道を歩んできたことにあると考える。その圧倒さ、魅力ゆえにディープは日本競馬の歴史を塗り替え、世界の競馬の歴史を塗り替えようとした。ここで強く思うのは、ディープインパクトにとって、すでに「凱旋門賞をただ勝つこと」というのは通過点に過ぎず、「日本の競馬そのものををそのまま持ち込んだ形で圧倒的なパフォーマンスで凱旋門賞を勝つこと」すら背負っていたのではないかということである。
ただ勝つことで世界の競馬の歴史は塗り替えらるとは言わない。現在においては当たり前になってしまった「各国の競馬には適性があり、統一した王者は存在しない。それぞれの場所において、最高の適性をもった馬が、そのカテゴリの王者となり、競馬において王者は並び立つ」という価値観すらも超越してしまうのではないかという、あまりにも不遜な期待。それを現実にしてしまう挑戦として、ディープインパクトの凱旋門賞出走はあったのではないかと、どこか考えられていたのではないか。少なくとも管理人は天皇賞春から宝塚記念の出走、ぶっつけの調整過程を見ているうちに、正直そんな期待をどこか抱いていた。
だからこそそのような文脈で凱旋門賞を見ていると、今回最後の最後、ゲートを出てから、常識に叶った競馬をして、普通に3着に負けてしまったディープインパクトを見て、何か物足りないような無念さ、責められはしないけれど、言葉に表せない喪失感を感じてしまったのだ。この期待はあまりにも尊大だったかもしれない。しかし常に「適性」というステータスを通して競馬を見ているを管理人にとって、昨年の三冠におけるパフォーマンス、特に生で観戦した菊花賞のディープインパクトの走りに、そのような超越した何かを感じてしまったのは事実だった。ま、アンチディープからすれば、ナーニ夢見てんだよって話かもしれないが。
もちろん、このようなこれまでの海外挑戦の意義のさらに上を行ったような挑戦を行えるサラブレッドは今後そうは出ない。その中で「凱旋門賞を(欧州の最高峰レースを)勝つ」という目標を達成するためには、前述のような欧州競馬を徹底的に研究して、欧州仕様の馬を、しかも多頭数送り出すという戦術を取る必要性はあるのだろう。そのために別にディープインパクト級の馬が必要なわけではない。これまで一連の日本馬の海外遠征において、すでに単純な馬の能力という点では日本馬が欧州馬とひけを取らないことは証明されているといっていい。だからこそ、すでにレースが終わってしまった今、ディープインパクトの走りをただ頑張ったんだからいいんじゃないかと済ませてしまうことは、いまだ凱旋門賞を勝てていない日本競馬には許されていない。この負けを徹底的に受け止めて、次に生かしていく歩みは止めてはいけない。そして、このような文脈においては、凱旋門賞、キングジョージ制覇は不可能な話ではないし、そう遠い未来でもないだろう。一流馬の中から、欧州に適性にあると思われる馬を、万全のシナリオで出走させ続ければ、結果は自然についてくると考えるのは、別に楽観すぎるとは思わない。競馬ファンは今回の敗戦を「ディープでも駄目だったのか」と必要以上に重く受け止める必要はない。「ディープが負けてしまった」だけであり、日本競馬そのものが敗北したわけではないのだから。
あと20分なんで叫んでみる!
2006年10月 1日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
エルコンドルパサーから7年。改めてエルの戦跡を見てみると、彼の4歳は徹底的に欧州で結果を出すということにフォーカスした競争生活だったと思える。グラスワンダーファンだった管理人としては、エルコンドルパサーを応援する反面、日本での決着もつけて欲しかったなという思いは隠せなかった。しかし初の海外G1制覇を日本調教馬が成し遂げてから、当時まだ1年。結果論としては凱旋門賞という欧州最高峰に挑むためには何かを捨てなければ、その扉を開けるためには不可能だったというのも事実だったのかもしれない。
2006年。今回凱旋門賞に挑むディープインパクトは、三冠、古馬との決着、日本競馬の総てを背負って、ここまで来た。すでに彼は伝説の途上にいる。伝説の馬ゆえに、絶対勝てるなどありえない競馬なれど、彼は負けるという選択肢を選ぶことは許されなくなってしまった。日本競馬そのものを背負ってしまったディープゆえに彼にかかる期待は計り知れない。だが、それでも、伝説の馬だからこそ、何かを捨てなければ開けられないと思われた扉を、軽々と開けてしまうのではないかとも期待してしまう。あと20分。だから、僕らははみな自らの抱える競馬そのものを背負って、何があっても最後まで見届けるしかないのだ。
初心者のためのディープインパクト講座(その2)
2006年10月 1日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
微妙な反応の多かった初心者のためのディープインパクト講座第2回編です。最初は世界の競馬における凱旋門賞、日本競馬の位置づけ的なものを書こうと思ったのですが、うまさいとのはじめての凱旋門賞。でよく説明されているので、第2回は国内で無敵状態だったディープインパクトは凱旋門賞出走とは何なのかを、さらっと書いてみたいと思いますよ。凱旋門賞とは何ぞや的なものは、うまさいとさんでどうぞ。
前回のエントリでディープインパクトどうしてここまで評価され、話題になってるかといえば「日本競馬の王道をぶっちぎって駆け抜けてきた」から。という結論を書いた。今回の凱旋門賞出走がこれだけ話題になるのは、王道の一つの到達点、すごろくでいうアガリに位置するのが凱旋門賞であるからだ。うまさいとさんにあるように、凱旋門賞は欧州の、世界の最高峰レースである。そのレースに日本の名実ともに最強馬と呼べるパフォーマンスが出来る馬が出走することは日本の競馬ファンの妄想そのものだったといってもいい。今これを読んでる閲覧者の方が好きな世界で最高の王道サクセスストーリーを思い浮かべて欲しい。それを体現しつつあるのがディープインパクトなのである。
だが、しかし妄想と言ったくらい、凱旋門賞を勝つことは難しい。かつて、その扉を半分くらいまで開けかけた馬が7年前にいた。エルコンドルパサーというお馬さんである。彼は3歳時にジャパンカップという日本の大きなレースを勝ったあと、4歳は欧州でレースに出走。その最終レースとなった凱旋門賞でモンジューという馬の半馬身差の2着にまで迫ったのである。そのレースぶりは勝ちに等しいまで賞賛され、競馬界は大いに沸いた。だが、2着は2着である。彼は4歳になってから、ずっと欧州で走り、言うなればすでに半分欧州の馬となった状態で出走した。しかも直前に行われる予選レースを快勝している。それでも負けてしまうのが凱旋門賞、競馬なのである。
では何故に難しいのか。一口に言えば野球とベースボールの違いと同様の細かい戦略、グラウンドの違い、そしてサッカーでいうホームとアウェーの違いがあるからである。例えば日本の競馬場は比較的平地に作られたトラックのようなところが多い。しかし欧州の競馬場は地形を生かした起伏の富んだところが多い。また地面もテニスでいうハードコートとグラスコートくらい質が違う。そしていまだに凱旋門賞は欧州以外の馬が勝ったことないくらい遠征馬には厳しいレースが強いられる。やはり海外にいけば人間と同じように、馬も慣れるまで時間がかかったりするし、緊張したりする。水も違えば御飯も生活習慣も違う。このように例え日本で最強クラスであったとしても、イコール欧州でも強いとはならないのが競馬なのである。
ただ先ほど述べたエルコンドルパサーなどの凱旋門賞挑戦を筆頭に、日本の競馬界も相当海外で競馬をするためのノウハウを現在作り上げている。特に後者の環境が変わることによる馬への影響は最小限に抑えられているといっていいだろう。では前者の日本競馬と欧州競馬の質の違いは?といえば、これは正直やってみないとわからない。わからないが、ディープインパクトならこなせる可能性は高い。具体的にあげるとマニアックすぎるところではあるが、これまでの日本競馬で例をみないほどのスタミナとスピードを併せ持つ馬はいなかったといっていい。ディープもフランスに1ヶ月前に渡り、当地の芝で何度も練習を重ねている。日本の芝、地面との違いもだいぶ慣れてきているはずだ。アウェーの洗礼に関しても、出走馬が8頭という少なさから力を出し切れる公算が大きくなっている。
だが、しかしそれでも正直ディープインパクトの勝つ可能性は3割を超えるか超えないかといったあたりであろう。競馬を少しでも嗜んだことがある人ならわかるが、いくら条件が揃っても、どんな強い馬でも、何かの拍子に負けてしまうのが競馬である。決して巷を騒がしてるほど凱旋門賞に簡単に勝てる可能性が高いわけではない。しかしだからこそ、それほど難しいレースに、過去欧州以外の馬が勝ったことがないレースに、日本でしか競馬をしたことがない馬が、限りなく本命馬に近い扱いで評価されることは偉大である。すでに現時点でもディープインパクトは歴史上の名馬の資格を手に入れている。もし、それを勝ちきったときには世界の競馬の歴史を塗り替えることになると思ってもいいだろう。競馬に興味のない人も是非この歴史的な瞬間を見届けて欲しい。
初心者のためのディープインパクト講座
2006年9月25日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(2) | はてブに追加
いよいよ今週に迫ったディープインパクトの凱旋門賞挑戦。マスコミでも盛り上がりを見せて、世間では競馬を知らない人でもディープインパクトの名前くらいは知ってる人は結構いるようで。ただ実際そういう今まで競馬に全く興味のなかったターゲットにディープインパクトと凱旋門賞挑戦について、説明しようと思うと意外と難しい。そういう記事もないし。ということで凱旋門賞を迎えるにあたって、初心者のためのディープインパクト講座を書いてみる。普段ここ読んでる人にとっては暇なエントリ。大まかにディープインパクトってどんな馬?と凱旋門賞ってどんなレース?の2点に絞っての連載予定。というわけで第一回はディープインパクトってどんな馬なの?どうして騒がれてるの?というところから。
10月1日の凱旋門賞に出走するディープインパクト。何故にこの馬がこれほどまでに騒がれているのか。これは彼が「日本の競馬史上でこれ以上ない程の王道を圧倒的なパフォーマンスで駆け抜けてきた」からである。野球に例えてみると、親父はプロ野球選手、超有名高校の1年目から4番でエース、総ての大会記録を塗り替えて甲子園を3連覇、プロ入りしたら、ルーキーで22勝1敗、防御率1.02、200奪三振。で、総てのプロ野球記録を塗り替えて、メジャー挑戦って感じか。芸能人なら16歳でデビューしたら、出すCDは常にオリコン1位、初主演の映画で、総ての日本の映画賞を総なめにして、ハリウッド&全米デビューみたいな。ガンダムなら最初の戦闘で核エンジンを爆破させることなくザク撃破。宇宙最初の戦闘でシャアザクを撃破、地球上陸してグフを一撃、ジェットストリームアタックも最初のアタックで踏み台にして、シャアズゴックはジムがつぶされる前に撃破、ギャンは一撃で粉砕、当然シャアゲルググも秒殺(以下略 それくらいディープインパクトという馬はここまで日本競馬の王道を鮮烈な走りで駆け抜けてきたわけである。
では実際ディープインパクトの戦跡をみてみると、こちらのようになる。11戦10勝。もうなんていうか凄い1着ばっかり。その中でやはり光るのが皐月賞、日本ダービー、菊花賞の3レース、いわゆる三冠レースの勝ちっぷりである。ここで知らない人のために競馬における三冠とは何かを簡単に説明してみる。この3レースはサラブレッドが3歳時のみ出走できるG1(レースのランク、当然一番上)であり、日本に生まれたサラブレッド総てが目指す(最近は例外もあり)3つのレースである。つまり基本的に日本に生まれたお馬さんたちはみんな3歳の間にこのレースを一つでも勝てるように目指して鍛錬に励むわけだ。野球における甲子園、ラグビーにおける花園、サッカーのおける国立みたいなものだ。この三冠を今までに制した馬は日本の競馬史上6頭しかいない。セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、そしてディープインパクト。60年の歴史で6頭。いわゆる10年に一度生まれるような強い馬だけが、この3つレースを勝つことができることがわかる。では何故に三冠が困難なものか。その最も大きな理由は「一度しかチャンスがない上に、3つのレースに求められる能力が総て違うから」である。
まずは最初にあるのが4月の皐月賞。日本のサラブレッドは2歳の6月から~12月あたりでデビューするのでデビューからだいたい半年後に行われるレースである。ここで求められるのは「まだ若いうちから能力を発揮できる成長の速さと、速いスピード、そして器用に操る能力」となる。なぜこのような能力が求められるかというならば、皐月賞が行われる中山競馬場2000mという舞台は比較的半径の小さいコースで行われる中距離戦だからだ。競馬はだいたい1000mから3200mで行われる。これは人間で言うと100m~400mと考えていい。そのなかで2000mという距離はいわゆる中距離、ある程度のスピードが求められる距離である。しかも半径の小さな競馬場で行われるとなると、求められるのは速いスピードと器用さということになるわけだ。
ただしディープインパクトはここで器用さについてはクリアしていない。んじゃ何で勝てたのよといわれたら「スピードがありすぎたから」という答えになる。本来は最初から前のほうで走らないとなかなか追いつけないレースでディープは派手に出遅れてしまっている。しかもレースの後半、小回りのコースの一番外側を乱暴に走って前に追いつこうとしたのだ。普通こういうことをする馬は勝てないというのが競馬の常識だった。しかしディープインパクトは最後の直線だけで他の馬をごぼう抜きにしてしまったのである。この時点でディープインパクトはその能力の高さとパフォーマンスの派手さを競馬界に知らしめて、一躍スターになったわけである。
次に日本ダービー、これは6月に行われる。このレースは東京競馬場2400mという舞台で行われるレースだ。ここで求められるのは「疲れても怪我をしないで耐え抜く丈夫さと、スピードとスタミナの絶対値の高さ」である。だいたい日本のサラブレッドはいったんデビューすると、ダービーまではほぼ休みなくレースに出ることになる。これはG1レースに出るためには前哨戦で好走しないと出走権が得られないからだ。つまり予選に近いものがずっと行われてきたなかで夏前に最後に行われるのがダービー。いわゆるトーナメント方式の決勝に似た雰囲気と思ってもいい。このレースでディープインパクトは当然のごとく圧勝した。ちなみに時計はレースレコードタイ、着差は5馬身差での文句なしの勝利である。
そして最後の菊花賞。夏を越えて10月京都競馬場3000mで行われるレース。このレースには「夏を越して強くなってきた馬たちを退ける成長力、かつ3000mという距離を走りきるスタミナ、精神力」が求められる。まず行われるのが秋ということで、春には賞金が足りずダービーに間に合わなかった馬が出てくる。彼らは夏の間に成長して春に実績を残した馬に挑戦してくる。そして3000mという距離だ。いくら肉体的なスタミナがあったとしても、3000mという長い距離を走りきるには強い精神力が求められる。しかも京都競馬場というコースは二度も坂の上り下りがあり、お馬さんたちにとっては非常に走りづらいコースなのだ。焦ったら負けなのだ。
ではディープインパクトはそれも軽々とクリアしたのか。実は結構苦戦したのだ。というのもディープは走ることに一生懸命になりがちな馬だったので、ちょっとしたことでついつい力んで走ってしまう傾向が当時あった。そのため1周目で騎手との意思疎通に失敗して前に行こう行こうとしてしまった。これは本来の菊花賞では負けてしまうパターンであった。しかしディープの凄いところはそのような状況にもなったに関わらず、それを肉体的なスタミナとスピードの違いで勝ちきってしまったことにある。負けパターンをも絶対値の高さで乗り切ってしまったのだ。
このようにディープインパクトは当時完全無欠な馬ではなかった。しかしあまりに強かったために、そのような弱点を吹き飛ばして三冠をとってしまったのである。このような馬は本来三冠にはなれない。しかし過去の三冠馬をも圧倒するパフォーマンスで勝ってしまったことにディープインパクトの3歳時における魅力が詰まっているといえよう。
しかしさすがのディープも三冠制覇はきついものだったらしい。ディープの無敗伝説は次の有馬記念で止まってしまう。初めての年上の馬との対戦でハーツクライという馬に負けてしまうのである。今もなおはっきりとした敗因は不明だが、やはり無敗の三冠というプレッシャーで馬に疲れがきたことが一番大きいだろう。ハーツクライという馬はその後、海外でも勝ち星をあげ、凱旋門賞と並んでランクの高い海外レースでも3着に入る世界レベルの馬だ。そのような馬相手ではディープインパクトといえども疲労が残る状態では勝てなかったのもある程度仕方ないことだろう。
その後4歳になったディープインパクトは、さらに輝きを増した。特に4月に行われた古馬(4歳以上の年上の馬)最高峰のレース、天皇賞春のレース振りは素晴らしいものだった。3歳時のディープインパクトはところどころまだ子供のようなところがあり、危なっかしいところも多かった。しかし天皇賞春では京都競馬場3200mという菊花賞同様タフなコースにも関わらず、きちんと騎手の指示に従い走りきった。しかも本来だったらまだスパートしては早すぎるタイミングでスパートして、そのまま押し切ってのレコード勝利。更新することは相当難しいと思われていた時計を塗り替えての勝利だった。まさに完成したサラブレッドが魅せる最強を具現したような走りであったのである。当然海外壮行戦となった次の宝塚記念というG1レースも苦手と思われていた雨もものともせずに勝利した。
このようにディープインパクトは考えうる限りの王道を完全にぶっちぎって駆け抜けてきている。競馬ゲームでもそりゃないだろ。という成績である。確かに過去に日本の競馬にもこれは最強なのではないかと思われるような馬はいた。しかしディープインパクトのような日本競馬の王道を見るものを圧倒的な能力とパフォーマンスで初めてといってよい。だからこそスターホースとして騒がれ、今回の凱旋門賞挑戦は大きく取り上げられているわけである。このへんでディープの説明はおしまい。次回は「で、凱旋門賞ってどんなレースよ?てか勝てるの?」について。乞うご期待。でも後半素人はついていけてないような・・・。
馬主の問題は競馬そのものの存在価値に問題になる
2006年7月 8日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(1) | はてブに追加
一口馬主の課税問題、ダーレージャパンの馬主申請却下と馬主関連の話題が最近あったのだが、なかなか複雑な問題なので、あまりコメントをつけずにいた。とりあえず時間ができたので、ちょっと考えてみる。結論から言えば、これは日本競馬そのもの存在価値、在り処に直結する問題なので、構造が変わらないと小手先じゃ解決しないよなというありきたりな結論。
◆ダーレージャパン馬主登録、JRAが申請を却下
◆脅威か福音か ダーレー・ジャパンと日本競馬
◆曲がり角のクラブ法人 国税庁「指導」の波紋(1)
◆Meiner's Diary - 社台からの手紙
◆世界との関わり方を考える
◆勝てば昇級、勝ち得はなし…今週からクラス分けがスッキリ!
なぜこのような問題が起きるかといえば、つまるところ日本競馬が貴族のスポーツなのか、庶民のスポーツなのかをいいとこ取りでやってきたのことのツケである。言い換えれば競馬は馬主のものなのか、ファン(馬券購入者)のものなのか、という問題であると考えられる。
日本競馬は戦後極めて「ファンのため」というアプローチで発展を遂げてきた。その功績は世界に類を見ない馬券大国の誕生である。世界をみても、これだけの売り上げを誇るところはなく、例外的な成功といってもいいだろう。その結果ファンは非常に馬券を通して、競馬に親しむ、競馬は庶民のスポーツであると捕らえることができた。
しかし、その裏で競馬を支える馬主に対してそれほど興味を持ってきたとはいえない。あくまでファンは自分が主役だと考えてきた。そして馬主も日本競馬にステータスを求めてきたわけではなかった。もちろん「馬を持つこと」「レースに勝つこと」はステータスとなってはいる。だが馬主であり、ダービーを勝つことで世間から賞賛を浴びること、つまり、競馬にかかわることそのものが誇りであるということはあまり求めてなかったように思える。なぜそのような状況に馬主が満足していたかといえば、非常に売上増加の恩恵として、高額な賞金が用意されていたからである。
本来競馬とはリスキーであり、経済的な観点からだけでは馬主になるということは正気の沙汰ではない。なぜ競馬がこれほど続いてきたかといえば、馬主であるというステータスを得られることで、経済的な賞賛以外のプライドが得られる。経済的なものだけでは得られない「貴族」としての位置を手に入れることが競馬によって可能であったからである。しかし日本の競馬はそのような「貴族的なプライド」が薄い代わりに高額な賞金が用意されてきた。1000万下を勝てる馬を手にいれれば、それなりの馬主生活が楽しめる。JRAは馬主にプライドはあげられないけど、ファンから得たお金はあげるよ、だから文句は言わないでね。というスタンスで競馬の発展をここまで推し進めてきたのである。
このような背景の中でクラブ馬主は生まれた。クラブ馬主は潤沢な資金で日本の競馬に参入してきた。馬主としてはパイの限られた賞金をリスクを背負わないファンに奪われては納得がいかない。初期のクラブいびりは構造的に起きて当然の現象であったといえよう。しかし少しでも馬主を増やさなければ競馬そのものが縮小してしまう。JRAとしても競馬の市場を広げたい。全体のパイの縮小を防ぐためにも、馬主はクラブの存在を認めざるをえなかった。だがJRAはクラブの存在を黙認する、つまり個人馬主に対する賞金というパイをファンにも与えてしまう代わりを用意してきたとはいえない。多少馬主資格を恣意的にすることで優遇したかもしれないが、馬主であることの価値向上を考えはしなかったのだ。
そして最近では一段とファンも馬主の競馬に使える金は減ってきた。そのときJRAはどのような施策をとったか。これまでどおりファンに馬券を買ってもらえるように努力を続けている。しかし馬主には経済的見返りを減らして、我慢しろよと言い続けていると思える。実際これまでのような下にも厚い賞金体系を見直し始めているのだ。プライドも手に入らない、経済的にも厳しい、では馬主も増えるわけがないであろう。関口氏が躍起になって馬主を主役にと叫んでいるのは当然の正しいベクトルである。そのような中でダーレージャパンが日本の競馬に参入したらどうなるか。
ここで問題なのはダーレージャパンの馬がG1を勝つことではない。大多数の馬主にとってG1を勝つなどということは夢のまた夢であるから、ダーレーの馬がいようがいまいが関係ないのである。問題は下級条件での賞金流出である。もしダーレーが下級条件を豊富な資金力でかっさらってしまったら(競馬はある程度数を撃たねば当てられないものである以上、そのような意図がなくても現実はそうなる)、個人馬主が馬主であり続ける条件はさらに厳しくなる。日本の競馬全体を考えれば、一見ダーレーの参入は良いことのように思える。だがそれによってトップ以外はつぶれ、地盤沈下が起きてしまうのである。表面的にやれ国際化だ!JRAが悪い!社台が悪い!生産者が悪い!馬主が悪い!などと叫んでも始まらない。すでに対症療法は限界に来ている、現状を冷静に分析した上での、ビジョンが求められているのだ。
ファン(馬券購入者)を馬主にすること、海外資本が流入することは全体のパイの向上のきっかけにはなる。日本競馬には必要な処方箋だ。だがそのとき起きる副作用、個人馬主のパイの減少に伴う馬主であり続けることのモチベーションの減少。これを解決しなければ副作用で日本競馬がつぶれてしまうことも十分考えられる。日本競馬は庶民のものでも、貴族のものでもあるという存在であり続けるためには、経済的な問題だけでは解決しない。日本競馬のプレーヤーを意識し、競馬そのものの価値を高めるようにしなければ解決しない。日本競馬そのもののビジョンが問われている、ツケを払う時期が来ていると最近の馬主問題について感じるのである。
JRA調教師公式ホームページを調べてみた
2006年6月27日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(0) | はてブに追加
突然思い立って調べてみた。
◆的場均に日本ダービーを獲らせる会
※的場均調教師公式。諸事情で管理人さんが交代しましたが更新はミラーページにてされております。たまーにご本人が掲示板に書き込みされてたことも。
◆miyamotohiroshi_stable
※実は上のリンクが宮本博調教師の公式。でも橋口調教師ロジックの歌を披露するとかが書いてあるしろうと女房の厩舎日記のが有名。
◆Mizuno-Stable
※今年開業の水野貴広厩舎。こちらの奥様のブログもなかなか凄いw テンション高いです。
◆Welcome to Yahagi Stable Home page
※栗東、矢作厩舎。こちらはブログではないけど更新はマメですね。
◆河内厩舎OfficialSite
※栗東・河内厩舎。フラッシュとか使ってて、やたらスタイリッシュです。現役イメージとは一味違う?
◆H.T Stable
※田所秀孝厩舎。トウカイカムカムがいるとこ。(しらけ鳥さんありがとうございました)
とりあえずコレしか調べられなかった。他にあったらぜひ教えてください。
今日の馬場は去年の馬場で作られている
2006年5月22日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
先週からBコースに移り、多少はマシになったが今年の東京競馬場は内有利の傾向が非常に強い。NHKマイルC、ヴィクトリアマイルの勝ち馬を筆頭に、内を進む馬が止まらない光景がよくみられていたが、この要因は何か。もちろんなぜ東京競馬場がつまらなくなったかにある排水溝やスパイラルカーブの存在は今年も継続しているだろう。特に日曜に雨が降ることが多い今年の春開催は排水溝の影響は強そうだ。
ただ今年はそれだけのとどまらないもう一つの理由がある。それは去年の猛暑である。去年の猛暑のおかげで今年の東京の芝は非常に野芝の根がしっかりしているのだ。そのためなかなか内の馬場が荒れてこない。もちろん開催が進むにつれて洋芝ははげてはきている。だが下が非常にしっかりしているため、丈が長く力のいる洋芝がある外目の馬場より、芝のない内ラチのほうが実は走りやすいという逆転現象がおこっているのだ。他の競馬場より重い血統が活躍しているのもうなずける。Bコースに移って、この傾向は多少減少するであろうが、また馬場の荒れてくる東京最終週ではこれに注目していると面白い馬券がとれるかもしれない。
2006-2007年度POG本情報、その1
2006年5月15日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
気づいたらそんなシーズン。今週末にまたも引越しを控え、まともに競馬を見れない日が続いていますが、一応POG本はガンガン買ってます。とりあえずざくっと読んだ分だけ今年度分を集めてみた。よかったらアマゾンで買ってねw
◆POGの極
・馬体論に特化したPOG本。売りは名前の出せない生産者の飛節解説。馬体派は一読の価値はありか。ただ今年のPOG云々というよりは、ただの馬体論なので情報求める人にはあまり意味はないかも。きわめて特化した内容なので1500円はちょっと高いかなー、という印象ではある。
◆北野ゼミPOG徹底講座〈2006‐2007〉
・去年一部で盛り上がってた本。試しに買ってみた。内容はデータ中心。厩舎、種牡馬、牧場など詳しいデータ分析が乗っている。ただ若干データのとりかたが恣意的な印象も。というか、これくらいPOGやってる人には常識じゃね?というレベルもあったり。初心者がPOG期間における種牡馬、厩舎のイメージを作るにはいいけど、それ以上ではないかな。
◆最強のPOG青本 [2006~2007年]
・今年も出たということは去年売れたのか。いや俺も買っちゃったけど。ただ赤本の二番煎じ感は否めない。丹下氏が前面に出てくるので、丹下アレルギーの人には耐えられない作り。全体的に「僕ってこんなに関係者と仲良くて、良い情報もってるんですよ~」という自慢を本にしてるようにも見えるし。大魔王名乗ってる人にこういうこというのも失礼だが、あまりPOG、馬に対しての雑だよなーと思わざるを得ない。
2005ー2006POGオススメ馬を振り返る
2006年5月 7日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
そろそろ06-07年度のPOG情報が気になる今日この頃。POGファンの皆様はいかがお過ごしでしょうか。競馬に大切なのは復習と予習。ということで05-06シーズンの当サイトオススメ馬を振り返って、相馬眼のなさを露わにしてみるエントリ。
◆2005年2歳馬オススメ馬リスト・SS牡馬編
まずはキングアーサーがやっぱり間に合いませんでした_| ̄|○ 今何してるんでしょうねー。藤沢厩舎の大物なんて獲っても面白くないよ、という典型。調教助手が変わってからイケてないので今年は藤沢厩舎は様子見でいいでしょう。そしてキャプテンベガ。一応皐月賞にでたとはいえ期待感からすれば物足りない。馬体写真がダメそうだったのが、あたってしまった形。グズグズいいながらAランクにしてるのが情けない。思い切って無印にすればカッコよかったのに・・・。そしてフサイチジャンク。これは当たりにしていいでしょう。SS不調の06年クラシックで見事に皐月賞好走。この馬は本当に良く見えたし、血統もよかったし。地雷っぽさに揺れずにオススメできたのはうれしい。テューダーローズ、サクラオールインは最後のダービー切符に賭けたが結果は・・・。アグネスサージャンとエアドミンゴは血統の弱さが出たね・・・。SS不調といえる中でフサイチジャンクを一位指名できたのはすこーしだけ自慢していいのか・・・?
◆Brain 2005年2歳馬オススメ馬リスト・SS牝馬編
どこでも人気だったアドマイヤキッスは桜花賞2着。G1勝ちきるイメージがわかないんだよねーと書いたのが今のところ当たってしまった形。でも馬はいい馬だし、順調に使えてればもっと賞金稼げただろうに。エメラルドシティ、マンハッタンセレブ、マザーリーフは脚元がもちませんでした_| ̄|○ SSは牡馬も牝馬はぱっとしたのがいなかったの露骨に出た感じ。まあ牡馬も牝馬も一番馬をあげてるだけにセーフということにしてもらいたい!
◆2005年2歳馬オススメ馬リスト・非SS牡馬編
Sクラスのサイバーキングダムは今でも良い馬だと思うが、馬主さんの方針もあって無理使いしなかった。まあオープンで2着に入ってるしそこそこプチ当たりということで。ストラトスは絶対走ると思ったんだけどなー。せめて1勝早くして欲しい。これから的場騎手を背に大活躍・・・というのは無理か。他3頭は弁解の余地もございません。SS以外の見る目はまだまだですな。
◆2005年2歳馬オススメ馬リスト・非SS牝馬編
うーん。全然ダメですね。
◆2005年2歳馬オススメ馬リスト・速攻編
山内厩舎が大不振が誤算。とはいえマイネルスケルツィをあげられたのは結構いい感じ?
◆まとめ
個人的には60点。フサイチジャンクとアドマイヤキッス、マイネルスケルツィとG1級の馬を各路線一頭ずつ挙げられてるのは良かったかなと。ただ他に走る馬はいっぱいいるわけで、もっともっとこの確率をあげていかないとダメですね。今年からはSSがいなくなるだけに、みなさん何を基準に選ぶのかが難しくなってきそうな雰囲気。管理人は今年も馬体>血統>厩舎=育成>情報という基準を使おうとは思っています。
2006年期待馬ベスト5
2006年1月12日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
2006年の期待馬路線ごとのベスト5をあげてみる。
牡馬クラシック路線
1、サクラメガワンダー 2、アドマイヤムーン 3、フサイチリシャール 4、ジャリスコライト 5、フサイチジャンク ・上位4頭は甲乙つけがたい素質馬。サクラメガワンダーはラジオたんぱ賞2歳Sの内容がとにかく優秀。余裕のある勝ちっぷりといいタイムといい、全レースで上がり1位を記録している末脚といい文句のつけようがない。あとは時計の早い馬場への対応力だけだ。アドマイヤムーンもかなりインパクトのあるレースぶり。札幌2歳Sでの勝ちっぷりはかなりの内容で、休み明けの前走こそ後れをとったが順調に使っていればわからなかった。こちらも時計の早い馬場での対応力が課題。フサイチリシャールは逆に時計の早い馬場を前々で押し切る力を持っているだけに皐月賞で怖い一頭。初勝利のときはたいしたことないように見えたが、使うほどにレースぶりがよくなる成長力は良血の底力か。厩舎との相性もよさそうで春に向けての上昇が楽しみ。ジャリスコライトはデビュー2戦のレースで見せた末脚は脅威。スローな流れならばかなりの切れ味を見せるだけに、どちらかというとダービー向きか。ただフサイチリシャールと相性が悪そうでSS産駒が少ないクラシックとなると意外と善戦どまりになる可能性も。フサイチジャンクは願望で。ズブいというか長くいい脚を使う馬だけに騎手の乗り方が課題になりそうだ。牝馬クラシック路線
1、シークレットコード 2、フサイチパンドラ 3、テイエムプリキュア 4、アドマイヤキッス 5、スカラシップの03 ・牝馬路線は混沌。核になる馬がいないがとりあえずは阪神JF組を上位に。中でもキャリア1戦で好走したシークレットコード、フサイチパンドラの2頭は今後の上積みが見込めそうで楽しみ。ただ抜けた馬がいないだけに時計のかかる競馬になればテイエムプリキュアが再度浮上も考えられる。休養中のアドマイヤキッスは1勝に時間がかかったが、今年のメンバーならまだ間に合う。とにかく馬体は綺麗に見せる馬で成長力には若干疑問も完成度で春は乗り切れるか。スカラシップの03はただの願望w古馬中長距離路線
1、ディープインパクト 2、ハーツクライ 3、オースミグラスワン 4、アイポッパー 5、コスモバルク ・古馬は力関係がはっきりしているのでオマケ程度に。ディープインパクトはまだローテーションが未定だが、来年もこの馬が主役なのは間違いないだろう。天皇賞春を勝って、海外へ羽ばたいて欲しい。ハーツクライはドバイ参戦も噂される。個人的にはここは天皇賞春でディープインパクトとぶつかってから、両馬一緒に海外挑戦を期待している。オースミグラスワンは1600万下で2着。ちょっと乗り方が難しい馬でグラスワンダー産駒らしく瞬発力勝負は向かない。川島騎手がきちんと乗ってくれるかが今年の飛躍への課題だろう。アイポッパーは流れが厳しくなりがちな最近の競馬で浮上が見込まれる。コスモバルクも同様で、さらに五十嵐騎手とのコンビ復活に期待したい。古馬短距離路線
1、ハットトリック 2、スイープトウショウ 3、ビッグプラネット3歳馬好タイム連発についての考察
2006年1月11日 yuta | 個別ページ | コメント(3) | トラックバック(1) | はてブに追加
すでにいくつかのブログで触れられているが、今年の3歳世代のレースは好タイム連発が目立つ。単純に今年の3歳馬のレベルが高いということも考えられるが、もう少し考察をしてみたい。好タイムが連発されるということはラップに注目するべきだろう。ここで芝1800m以上の2歳中距離重賞の過去5年間のラップを見てみる。赤は12.5以上のラップ、最後のカッコは勝ち馬の位置取りだ。
ラジオたんぱ2歳S
05年:12.3-11.3-12.7-12.7-12.3-12.9-12.4-11.9-11.7-11.7(9-9-9-7)
04年:12.9-12.4-13.5-13.4-12.7-12.5-12.1-11.4-11.1-11.5(2-2-2-2)
03年:12.6-11.6-12.3-13.0-12.8-12.5-11.9-11.8-11.4-11.7(1-1-1-1)
02年:13.1-11.5-13.2-12.9-13.4-12.9-12.2-11.7-11.4-12.2(2-2-2-2)
01年:12.8-11.4-13.2-13.0-13.0-12.7-12.2-11.7-11.6-11.8(2-2-2-1)
東スポ杯2歳S
05年:12.7-11.2-11.8-12.2-12.6-12.4-11.6-11.0-11.4(1-1-1)
04年:12.7-11.3-11.5-12.1-12.7-12.9-11.3-11.7-12.0(13-11-11)
03年:12.0-11.4-12.0-12.7-12.9-12.8-11.5-11.7-11.9(14-13-13)
02年:12.8-12.4-12.6-12.3-12.2-12.4-12.1-11.6-11.8(5-4-5-6)
01年:12.6-11.3-11.7-12.2-12.0-12.0-12.0-12.1-12.3(10-11-11)
札幌2歳S
05年:12.4-11.9-12.2-12.4-12.7-12.8-11.9-12.1-12.0(6-7-5-2)
04年:12.2-11.4-11.8-12.1-12.9-12.1-12.1-12.4-12.9(1-1-1-1)
03年:12.6-12.6-13.4-13.7-13.6-12.8-11.9-11.8-11.7(1-1-1-1)
02年:12.3-11.8-12.9-13.0-13.3-12.7-12.2-12.0-11.5(5-5-8-6)
01年:12.3-11.6-12.5-12.7-12.7-12.1-12.0-12.4-12.6(11-12-12-6)
さらにラジオたんぱ杯2歳Sのラップをグラフにしてみると次のようになる。
これらのラップ、去年の2歳戦の印象からわかることが2つある。一つは「今年の3歳世代のレースはラップが比較的緩急のない流れになっている」ということだ。わかりやすいのはラジオたんぱ杯2歳S、札幌2歳Sだ。アドマイヤムーンの連続好走の一つの理由でもあろう。そして2つ目は「そのような流れにも関わらず押し切ってしまう馬が多い」ということ。東スポ杯2歳Sは比較的例年ラップは厳しくなりがちだが、注目すべきは勝ち馬の位置取り。今年はこのような緩急のない厳しい流れにも関わらず行った行ったで決まってしまった。では何故このような現象が起きるのか。例年と今年の3歳世代の違いとはなんだろうか。
ここで思い当たるのはSS産駒の不振、頭数減という現象である。例年なら今の時期ともなればSSの有力馬が次々と出てきているものだが、今年はまだまったくといっていいほどSS産駒で活躍馬が浮かばない。SSが現3歳世代の種付け時にすでに体調不良であったことが理由であると思われるが、では何故SS3歳世代の不振が「緩急のない流れ」「それでも押し切ってしまう勝ち馬」を生み出すのか。これはSS産駒の特性を考えてみれば説明がつく。SS産駒はミドルスローの流れを後方から追走し、ラストの直線で末脚を爆発させることでその能力を最大限に発揮する。しかしSSが少ない、不振な今年はそのような競馬をしようと考える騎手が少ない。それがために全体的に積極的な競馬になりがち→ペースに耐え切れない馬から脱落→末脚自慢のSSが不振なために追い込んでこれる馬がいない→前に行った馬が残る。というサイクルになるのではないだろうか。このように考えれば上記2つの現象が飲み込める。
さらにもう一つ気になる要素がある。クロフネ産駒の存在だ。先日ボロ株観光TVのいわしさんとのメッセ中にいわしさんも指摘したことだが、クロフネ産駒は緩急のない比較的速い流れにやたら強い。フサイチリシャールをイメージすればわかるがスムーズに走ると本当に止まらない。これはSS産駒とは逆ベクトルの特性である。このグループにはグラスワンダー産駒、エンドスィープ産駒も入るであろう。このような特性を持った有力馬がいるが上にさらにSSがその能力を発揮するのが難しくなっているのではないか、厳しいラップからの好タイム連発につながっているのではないかということも考えられる。
もちろん今年の3歳のレベルが高いという可能性も非常に高い。だがやたら好タイムが連発される背景にはSS産駒がいなくなるという日本競馬の転換点があるのではないか。今後SS産駒がいなくなったときの日本競馬の風景は今の3歳世代のレースぶりに示唆されているように思えてならない。個人的な嗜好で言えば今の3歳世代の競馬は面白い(グラスワンダー産駒も活躍できるし)と思うので、この調子でさらに芝も長めにして欲しいくらいだ。数年後が楽しみである。
2005年十大ニュース
2006年1月 4日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(0) | はてブに追加
あけましておめでとうございます。本年もBrainSquallをよろしくおねがいします。では早速2006年になりましたし、2005年を振り返ってみますw
1、ディープインパクト三冠達成
史上6頭目の3歳牡馬クラシック3冠制覇をディープインパクトが達成。管理人が競馬を真剣に見始めてから初めての三冠馬。現地で見た菊花賞の異様な雰囲気は忘れられない体験となった。三冠の価値低下、古馬、海外への挑戦価値など色々3歳クラシック路線が含む課題は多いが、あの盛り上がりはやはり格別で「秋、3000m、三冠」というギミックはやはり捨てがたいなあ・・・。2、シーザリオがアメリカンオークス制覇
アメリカでは若干レベルの落ちる芝G1とはいえ、3歳牝馬が春に遠征してキッチリ結果を出したのは偉業だ。とにかく内容も一方的な圧勝で、今の日本馬は相手関係、レース適性さえ間違えなければ(それが困難なのはわかっているが)これだけの力を発揮できるということを証明したのも大きい。3、福永騎手が中央G15勝、海外でも1勝の大活躍
中央で109勝、G1も5勝と大活躍の福永騎手。技術面ではまだまだなところも多いが、とにかく精神面でタフになったことが如実にわかる大活躍。馬を信じて乗っていることが伝わったフェブラリーS、外枠にも戦略をもって挑んだ桜花賞、武豊に潰されかけ、スローペースで万事休すもとにかく腹を決めて乗ったオークス、海外で人気もキッチリ成果を出したアメリカンオークスなど印象的だった。今年もフサイチリシャールと共に活躍が期待される。4、東京2400mのレコード破ってアルカセットがJC制覇
ある意味リアルに見ていない世代にとって、オグリキャップが伝説であった記念碑的存在であった東京芝2400のレコードを破ってアルカセットが優勝。これはなかなか感慨深かった。2005年はとにかく競馬の時代が動いているのを感じさせられた年といっていいのかも。海外馬1着、僅差で日本馬と同じパターン。その2着のハーツクライについては次に。5、ハーツクライがディープインパクトを破って有馬記念優勝
JC2着だったハーツクライがディープインパクトを破って優勝。JCで伝説のレコードと同タイムでの2着だっただけに恥ずかしい競馬をして欲しくなかったが、まさか勝ちきってしまうとは。JCと有馬の結果がキッチリリンクしたことを考えても、この有馬記念はG1らしい結果。ウイジャボードがきっちり香港で勝ったことを考えても、ゼンノロブロイが今年勝てなかったのは単純に今年のほうがレベルが高かったという気もしないではない。とにかく今後も古馬の核としての活躍を期待したい。6、ハットトリックが香港マイル制覇など角居調教師大活躍
シーザリオ、ハットトリック、カネヒキリなど角居調教師が大活躍。海外G12勝も見事だが、個人的にはカネヒキリの仕上げに結構しびれた。JCDは絶対お客さんだと思ったのだが。ハットトリックの春先の不調からの戻しもなかなかのもの。7、サイレントウィットネスがスプリンターズS制覇
香港の最強馬が日本でその力を存分に発揮。その勝ちっぷりや見事というしかない。デュランダルの追い込みも見事でスプリント戦の面白さが詰まった一戦だった。8、菊花賞馬ナリタトップロード死亡
ここ数年種牡馬の死亡ニュースが目立つ。まあ今までが長生きする馬が多すぎただけかもしれないが。それにしても99年クラシック3強は残るはオペだけ。しかも産駒は全然走っていない・・・。現役時代は中身が濃かったが引退後はどうしてこんなにアッサリしてるのか。9、岡部騎手引退
イージーイージー。ついに引退。良くも悪くも日本の競馬を背負って作り上げた偉大な騎手の引退。10、天皇皇后両陛下の行幸啓
ノモケンコラムに食いついてみる
2005年12月28日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
前半のディープインパクトが負けるチャンスを失っていたという文脈については、回顧でも書いたとおりそこそこ同意。ただ後半のいつもの三冠批判はやはりどうかと思う。
10月下旬まで、強い3歳馬を同世代に塩漬けにする現在の競走体系は、ここ10年で相当にチャレンジを受け、空洞化しつつあった。筆者が菊花賞に違和感を感じるのは、単に「3000メートル」だからではない。「10月下旬の3歳限定戦」であることの方が問題と思えるくらいだ。
確かに欧州では夏以降3歳馬が古馬に挑戦するのが普通で、実際凱旋門賞も3歳馬が圧倒的に強い。ただこれをそのまま日本に持ち込んで、だから秋の3歳王者決定戦は意味ないよ。と言い切ることにはやはり違和感がある。まず宝塚記念を使った3歳馬の後の成績を見ればわかるように、日本の馬はその生産条件から基本的に完成が遅い。これは社台生産のネオユニヴァースでさえ超えられなかった壁だ。10月の時点で3歳馬が古馬に挑戦するというのは肥沃な生産環境に恵まれた欧州だからできることであって、日本でそれをやると燃え尽きてあとが続かなくなる馬が多くなるのではないか。マイル~2000ならばともかく、クラシックディスタンスで一流古馬と勝負するのは11月以降のほうが日本ではフェアに戦えてあっていると思える。
次に夏を越えて3000mで同世代と対戦という菊花賞のギミックはそこまで価値がないものなのだろうか。四季がハッキリして暑い夏をクリアして、さらに(今年はいなかったけれども)日本の生産条件ゆえ成長が遅れたきた晩成の同世代の馬たちの挑戦を退けるというのは十分ギミックとして価値があるように思える。
そして白駒食場さんも述べているようにディープインパクトが古馬への挑戦をしなかったらともかく、有馬記念に出走し、体調不良ながら(直前のドタバタとか菊花賞回顧参照)2着に好走した。別に10月下旬に挑戦しなければいけない理由なんて基本的にはないと思う。もちろんJCに出てれば有馬でリベンジするチャンスがあったというのは事実。だが実際問題体調の問題でJCを選べなかったディープインパクトはその時点で古馬に足りなかったというだけで、それ以上でそれ以下でもないと思う。実際ルドルフは出てるんだし、去年のデルタブルースも両方使っている。それを菊花賞のせいにだけ還元するのは不思議。
今回の有馬記念の結果は天皇賞秋→JCという流れで暫定的に古馬最強馬となったハーツクライと、秋も上がり馬の挑戦を退けて(今年は出走すらしなかったが)世代最強の座に立ったディープインパクトが対戦した結果、前者が勝ったというだけで特に何も問題はないと感じる。もちろんディープインパクトの年内の挑戦は終わってしまったわけだが、無事でさえいれば天皇賞春だってある。ディープインパクトの物語は続いていくわけで、JCに出なかったことを愚痴愚痴いっても仕方ないだろうと。最後に
「スターづくり」という命題が、三冠という閉じた枠組みに回収されてしまったことの方が、今回の有馬記念の後味を苦いものにしたと思えてならない。
個人的にJRAのディープインパクトの持ち上げ方はえげつないとは思った。だが実際競馬ファンがリアルにはほとんどいない管理人は、周りの一般人がディープインパクトの名を口にするようになった現実を見ると種をまくという意味ではそこそこ成功したのかなという気もする。特に最近のスポーツ界は一人、二人のスターによって業界全体が活性化するというパターンが増えてはいるし。これを三冠の枠組みに回収されないようにするために、これからマスコミや、競馬ファンがニューカマーにしっかり競馬の魅力を伝えていかねばならないという話であって、別に後味が苦いのはただのノモケンの個人的感情でしかないと感じる。
日本ウマ科学会・第18回学術集会レポート・その2
2005年11月30日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(1) | はてブに追加
2、VHRmaxを用いた競走馬の体力評価(猪瀬友樹)
続いて競走馬の体力評価について。前半は一般論、後半はディープインパクトの個別データを見ていく形。こちらも口演に沿っての書き起こし。
1)一般的な体力評価について
競走馬の体力評価については主観的なものと客観的なものに分けられる。主観的なものとして挙げられるのは「調教の動き」「調教後の呼吸」「汗のかきかた」、客観的なものとしては「最大酸素摂取量」「血中乳酸値」「心拍数」「スピード」などが挙げられる。研究の対象としては当然客観的なものが中心となるが、最大酸素摂取量は大掛かりな設備が必要、血中乳酸値は運動直後の採血が必要となるため、現実的ではない。そこで「心拍数」「スピード」が研究対象となる。競走馬レースにおける運動について分析すると無酸素運動と有酸素運動の比率は「1000mで30:70」「1600-1800mで21:79」「2500-3000mで14:86」となっており、有酸素運動の占める割合はどの距離でも極めて高い。そのため心拍数とスピードについて調べることは意味があることと思われる。
競走馬の心拍数とスピードの関係を調べてみると、まず安静時の心拍数は平均36程度であるが、調教時は200前後、調教後は100前後となることがわかっている。また心拍数はスピードが上がることに上昇していき、最大心拍数に達するとそれ以上はスピードがあがっても心拍数は変わらない。つまり最大心拍数に達するまでは心拍数とスピードは比例の関係になっているのがわかる。そこで「VHRmax」と呼ばれる最大心拍数になるまでのスピードの値を調べることで競走馬の有酸素能力の測定が可能であると考えられる。これを測るためにGPS機能つきの心拍計を使用した。これは鞍の下に挟み込むようにつけるもので腹帯のところに電極、鐙の後方のゼッケン下にGPSのアンテナがついているもので調教の邪魔をすることなく、競走馬の移動距離、時間、スピード、心拍数を記録することが可能である。実際に栗東のウッドコースで計測をしたところ次のような結果が得られた。
2歳:13.4±0.9
3歳:14.6±1.6
2歳:14.0±1.3
2歳:14.8±1.4
2)ディープインパクトについて
ディープインパクトは皐月賞まではウッドコースのみ、ダービー以降は坂路とウッドコースで調教されている。ディープインパクトのデータで特徴的なのは次の通り。・安静時心拍数については「2歳10月:38」「弥生賞:36」「ダービー:32」「秋:30を切る」となっており、成長とともに心拍数が少なくなっている。
・ディープインパクトは曳き運動程度では心拍数は50前後から変化しない。これは古馬には珍しくないが、2歳からそうであるのは珍しい。
・調教後心拍数が100まで戻るのは弥生賞までは8分と平均的であったが、皐月賞以降は3分で戻っている。ダービー後は坂路調教を加えて負荷が高くなっているにも関わらず、3分程度で戻っている。
・VHRmaxは入厩時には平均的であったが、その後新馬戦までの2ヶ月で16を超えてほぼ完成。その後は変化がなく、夏も札幌競馬場で鍛錬を積んでいたため、大きな変化はみられなかった。
以上が口演の内容。個人的に気になったのはGPS機能つきの心拍計により馬房から曳き運動、調教、クールダウンにいたるため全ての移動距離、スピード、時間が測られることが可能であったことが衝撃的。これがどの馬にも採用されればトレセンの競馬新聞時計班いらないし、坂路調教のようにJRAVANによる配信が可能ということになる。すげー。早く実用化希望。またグラフによると調教後心拍数が100を切るまでの時間が弥生賞の調教後だけやたら長かった。弥生賞が接戦の理由は体調が万全ではなかったというのもあるのかもしれないと思った。
日本ウマ科学会・第18回学術集会レポート・その1
2005年11月29日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
11月28日に行われた日本ウマ科学会・第18回学術集会のシンポジウムに行ってきた。サンスポ、スポニチなどで様子が報じられているが、個人的なレポートを書いてみる。
シンポジウム自体は14時からだったが一般口演がはじまる13時ギリギリに到着。東大農学部の教室はディープインパクトのポスターが各所に貼られ、すでに椅子はほとんど埋まっている状態。ほとんどの人が所属に「JRA」「BTC」「美浦TC」など書かれているように関係者(友道調教師や騎手も来てたらしい)。1割弱くらい競馬ファンもいた。サンスポによると例年の5倍だったとのこと。
一般口演は「サラブレッドの腸内乳酸菌フローラ」「通年屋外飼育馬における安静時代謝量の測定」「多雪期の林間放牧地における北海道和種馬のエネルギー代謝量と採食行動」というお題。馬の呼吸成分の分析のための技術や、和種馬は雪が深いと移動しながら食べる量が減るぜみたいなお話でした。和種馬ってササ食べるんですね。ミネラルバランスがいいらしいよ。へー。
そして14時からシンポジウム。まずは進行役の方が「3分ほどVTRをごらんください」とのこと。大方の予想通りスクリーンにはディープインパクトの菊花賞の映像が。何度も見たゴールシーンの後、約1名の妙なテンションの拍手があり、いよいよシンポジウム「スターホースの走りを科学する」がスタート。ここからは口演ごとにまとめてみる。
1、「真のスターホースとは」(野元賢一)
我らが生ノモケンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!ということで最初のテーマは日経新聞社の皆様ご存知野元賢一氏によるスターホースとは何か。「菊花賞での馬券が89.2%はディープ絡み」「サイエンス部門に一人場違いでスイマセン」という枕のあと、野元氏の独断と偏見で選んだ(本人談)歴代のスターホースを振り返りながら、その考察といった形。まずは書き起こし。実際あげられた馬と野元氏のコメントを載せてみる。1)トキノミノル
・世の中に最初に認知された馬
2)シンザン
・三冠の年にノモケン生まれる。常に必勝を求められることの多い現在と違って、遊びが認められていた時代の名馬。
3)ハイセイコー
・ノモケン小学2年生。ダービーを負けたニュースが最初の競馬の記憶らしい。負けたことで人気があがった馬。高度経済成長の踊り場という時代背景で、初めて社会現象になった馬。
4)ミスターシービー
・TTG以降スターホースが出なかったJRAの「強い馬作り」というコンセプトが実を結びつつある中で生まれた三冠馬。
5)シンボリルドルフ
・岡部騎手とのコンビが目立った。スターホースは海外を目指すべきという流れの端緒となった馬。
6)オグリキャップ
・バブルの寵児。クラシック未登録、オーナーを巡る話題などストーリー性に満ちた馬。武豊との関わり合いも注目されたところ。
7)ナリタブライアン
・競馬の転換点手前の最後のスターホース。個人的には今まで一番強い馬だと思ってるらしい。どこまでディープが迫れるか。
ここでいったん話を切ってまずはアイドルホースの条件についてコメント。オグリキャップ、ハイセイコーに通じるのは負けていること。強すぎる馬は自己投影の対象となりにくい。またレース数が多く、露出が多いことも重要とのこと。ただ千切って勝つというのも魅力の一つではある。その意味で挙げられるのは
8)セクレタリアト
・千切って勝つという魅力を体現した馬。
ということになるだろうとのこと。そしてここ10年の競馬転換点についての考察。避けて通れないのはSSの存在。産駒数が多く、外れが少ないため全体の層があがる。その結果抜けた馬が減り、勝ち馬がコロコロ変わるようになるためスターホースが生まれづらくなった。また国際化が進み、三冠中心の体系も揺らいできた。そして
9)ディープインパクト
・出自の完璧さが目立つ。またファン気質の変化が伺える。頑張れば報われる的な世相を反映した自己投影の対象としてではなく、優れたアスリートとして評価され、ファンに支持されている。個人的に好感をもったNHKスペシャルを見ても、アスリートとしてのディープインパクトを追ったものである。なお番外として次の馬が。
10)ハルウララ
・競馬と関係ないところで無理矢理作り上げられた物語を背負った馬。ディープはこの馬とは当然違う。
最後に結論として、振り返ってみるとディープインパクトの人気には自己投影からアスリートへの憧れというファン気質の変化が見られる。そしてアスリートとして見られる以上有馬記念のあとディープが求められるものは当然海外遠征だ。JCをスキップしたことが大して問題視されなかったことからも、期待が国内ではなく、すでに来年予定されている海外遠征にファンの気持ちが向かっていることがうかがえるという締めで口演は終了した。
全体的には比較的おとなしめな内容。スターとして求められるものが自己投影の対象から、アスリートに対する憧れになったというのが要旨。個人的には三冠体系が揺らいでいる中で生まれた無敗の三冠馬はどう位置づけられるべきか。今後ディープがさらに競馬外にも人気を得ていくためにはどのようなパフォーマンス、JRAの戦略が必要か。つーかぶっちゃけ長距離軽視してるけどそこらへんどうなのよ。とか聞きたかったところではあるが、5時以降予定あり質疑応答も出られず。残念。とりあえず長くなったので続きは次のエントリで。
写真で振り返る三冠馬ディープインパクト
2005年10月24日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(1) | はてブに追加
※開門前の京都競馬場一万人以上が並んでいたらしい。4時半起床6時半に到着も開門は7時過ぎてからでした。
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トラックマンのお仕事
2005年10月18日 yuta | 個別ページ | コメント(1) | トラックバック(0) | はてブに追加
昨日ラインクラフトの接触について言及している記事を紹介した。詳しいことは当該紹介記事ラインクラフトとフェリシア接触の怪 (第10回秋華賞)(脳内補完計画)を見ていただきたいのだが、簡単に言うと
600m標識手前でフェリシアが外へヨレたことにより、その煽りを食って膨らんだスルーレートとその外にいたラインクラフトの接触。
についてスポニチがフェリシアと接触したと書いているのはどういうことか。きちんと自分の目で真実を確認することが重要だという趣旨のものである。
で、この記事紹介の折にスポニチと同じような間違いをしてしまっていた『ホースニュース馬』辻三蔵の辻説法もあわせて併記してみた。当然トラックバックは送っておいたのだが、今朝再度当該記事を見て驚いた。トラックバックは消され、指摘した箇所は次のように編集されていた。
しかし、4コーナーで内のフェリシアと接触。馬が怒って一気にスパートしてしまった。
しかし、4コーナーで内のフェリシアと接触。「馬が怒って一気にスパート」してしまった(鞍上談)。
確かにこの程度呼ばわりされたことに対して、カチンときたのかもしれない。別に黙って編集するのもトラックバックを消すのも本人の自由だとも思う。だが辻氏は今回紹介した記事の意図を全く理解していないことに失望した。別に僕は間違いをしたこと自体を糾弾する気はない。僕だって最初は気づかなかったわけだし。問題は明らかに事実とは異なることを「鞍上がそう言ったから」という理由で疑問を何も提示しないその姿勢だ。トラックマンの存在意義とは何であろうか。競馬関係者のコメントを取ることか。調教の時計をとることか。騎手に騎乗馬を融通することか。そうではないだろう。第一の存在意義は競馬をファンのためにキチンと検証し、解釈し、伝えることであろう。ただ関係者のコメントであったり、時計を伝えるだけなら今のご時世人間はいらない。大げさに言うならば事実から導ける真理を伝えるのが、仮にも競馬「記者」と名乗るもののプロとしての仕事であろう。
G1の本命馬の敗因をパトロールビデオで確認しない。それだけでもプロとして本来は批判されても仕方ないことだ。あげく間違いを指摘されても、それを隠蔽し、また自分でそのことを確認しようともしないのは情けないと言うしかない。これではやはり「トラックマンというのはこの程度」といわざるをえない。「シーザリオ(日米オークス)」などと堂々と書けるトラックマンに期待しても仕方ないのかもしれないが、井崎脩五郎の弟子であるならばblogランキングに拘泥する前に自分の仕事をきっちりやってもらいたいものだ。
以上、「大人は恥をかきたくないのさ」というエヴァンゲリオンの加持の台詞がどこからか聞こえてくるエピソードでした。元ネタが脳内補完計画だけに。
秋華賞分析2005年度版
2005年10月12日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
今年はガチガチな気配が濃厚ではあるが、かつては穴が台頭した秋華賞。以前書いた秋華賞と菊花賞の幻想(前半)を踏まえつつ、今年の秋華賞に挑むに当たっての分析をしてみたい。なお現時点では調子などは考えず、単純に適性と能力の絶対値だけを参考にする。まずはおさらい。詳しくは以前のものを参考にしてもらおうとして、ここ01年以降の秋華賞を考えるに当たってのポイントは2つだ。
1、CコースからAコース使用になったため、スタートから1コーナーまで若干距離が伸び、ペースが落ち着きやすくなった。
2、したがってラスト3~4ハロンの上がりが滅法速くなった。そのため上がりに限界のあるステイヤー血統が台頭することはなくなり、ラストに速い上がりが続く中で先行して粘れる、また差して追い込めるマイラー寄りの馬が浮上するようになった。
なお去年のコラムではダンスインザムードのようなSSはラスト4ハロンが速い流れについていけなかったと書いたが、その後の戦績を見る限り、ダンスの凡走は精神面に求めてもよいだろう。ここでは素直に強いマイラーなら勝てるとしておきたい。
では今年の出走馬について考えてみたい。まず筆頭候補は当然ラインクラフトということになる。桜花賞、NHKマイルCを勝ち、今年の3歳の文字通りTOPマイラーだ。前走ローズSではかかったが、2000m2走目となるここでは素直に前で折り合えるだろう。次にエアメサイアについて考えてみたい。この馬実力は認めるが、やはり気になるのは若干中距離向き過ぎることだ。デビュー直後にマイルで勝ち星をあげてはいるものの、フィリーズレビューで遅れをとったように本質的にマイルは短い。もちろん今回の舞台は2000mである以上対応してくることは考えられるが、多少ペースが落ち着いたとはいえ、2000mにしては速めに流れることが多い秋華賞で対応しきれるかが焦点となる。
そこで浮上するのがデアリングハートだ。フィリーズレビュー、桜花賞でエアメサイアに先着し、NHKマイルC2着。スタミナ勝負となったクイーンSでは古馬に多少遅れをとったあたり、マイラーとしての強い適性を感じる。エアメサイアの能力には一目置くが、適性面でこちらを上位にとりたい。それ以外の馬は正直能力差を感じるところ。00年以前であったら、エリモファイナル、ニシノナースコールあたりが注目であったが今の秋華賞では対応しきれないだろう。
下半期G1展望
2005年10月 1日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(1) | はてブに追加
トラセンの特別企画「2005年下半期G1予想大会!」に参戦。というかトラセンポッドキャストで話した内容そのままだったりしますが。トラセンポッドキャストはこちら。その1、その2、その3、その4
■ スプリンターズS
◎サイレントウィットネス ・香港組の実力はすでに実証組。特に安田記念での走りを見る限り1200の戻って、サイレントウィットネスが止まるとは思えない。1200無敗の力を見せてくれるはず。■ 秋華賞
◎ラインクラフト ・3強の戦い。トライアルを体重増で出てこれたラインクラフトを上位にとりたい。特に最近マイラー寄りにの適性が重視されるので桜花賞NHKマイル勝った実績は脅威。■ 菊花賞
◎ディープインパクト ・皐月賞でのロングスパートを見る限り、これだけ長く脚を使える馬が菊花賞で適性どうこうということはないだろう。普通に走ればまず三冠は取れる。相手も今のところザッツザプレンティやデルタブルースみたいな菊花賞向きの馬が見当たらない。■ 天皇賞秋
◎ゼンノロブロイ ・左回り、2000mとなればロブロイの頭は堅いでしょう。今年絶好調の横山典と藤沢厩舎のコンビ復活G1初戦。ここはバッチシ決めてくれるはず。■ エリザベス女王杯
◎アドマイヤグルーヴ ・三連覇というのは難しいとは思うが、変わらないこのメンバーなら勝てる気がする。陣営も去年と同じローテーションでノウハウもあるはず。敵は三歳馬か。■ マイルCS
◎デュランダル ・調子さえまともならデュランダルの強さは日本馬では抜けている。叩いての上積みでここは最右翼。■ JC
◎ディープインパクト ・世代レベルはわからないがディープのレースぶりは抜けている。ロブロイは東京2400で勝ちきるには展開の助けが必要。■ JCD
◎タイムパラドックス ・よくわかりません!w■ 阪神JF
◎アドマイヤキッス ・デビュー前に絶賛しちゃったしね。■ 朝日杯FS
◎マイネルスケルツィ ・敵は鞍上だけ。■ 有馬記念
◎タップダンスシチー ・ディープが出ないという読み。後半は結構適当ですが、とりあえずこんな感じです。詳しい見解はトラセンポッドキャスト聞いてください。
最近リンクに加えた面白そうな競馬blog
2005年8月14日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(2) | はてブに追加
アクセスが落ちてるお盆のうちにチラシの裏的メモエントリ
くりげ日記
くりげくんこと、池谷誠一氏の馬主日記。これは相当面白い。馬主という立場を抜きにしても、今まで見たblogのなかでトップクラスの面白さ。失礼ながら大手馬主とはいえない池谷氏の馬主に続けるに当たってのポリシーや苦労、戦略。馬主という仕事がここまで自分の言葉で語られているblogは初めてではないだろうか。特に面白いエントリは馬主から見た吉田兄弟、岡田総帥が語られている「私の尊敬する競馬人 その1」は是非オススメしたい。ただの競馬ファンという立場から見えない馬主の世界が垣間見れる。あー馬主になりたくなってきたw打ち上げ花火
哀しいことにチラシの裏を越えた読めるレベル予想や回顧を書くblogは少ない。最近みつけたblogで予想、回顧ともに読めるレベルだったのがこちら。金満的視点が入ってるのも個人的に好感。そのぶん読んで疑問を抱くこともあるけれど、疑問が抱けるエントリを書いてるblogは貴重だ。種牡馬時点があったり、コース戦略があったり若干うちと方向性が被ってるw wiki手伝ってくれないかなーと妄想。ボロ株観光TV
こちらも分析系競馬blog。上記同様きちんと整理されたうえで書かれている文章なので、理解もしやすいしツッコミもしやすい。こちらも血統、コース分析もされていて方向性としては同じか。こちらの方もwiki手伝ってくれないかなーwうまさいと
一応こちらは内輪というか、トラセンポッドキャストの相方様のサイトなのですが。まあいいか。海外競馬関係の競馬blogは大体面白いところが多いが、こちらもそれに漏れずきちんと書かれているblog。え、海外競馬はあまりわからないから、興味がない?じゃあトラセンポッドキャストを聞きましょう。競走馬の小さな家族牧場
セレクトセール2005二日目雑感
2005年7月12日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
実は今日は暇だったのに全然みてなかった。イマイチリストを見ててもきゅぴーん@NT感応って来る馬がこなかったので。
最高額のローザロバータの2005の父Vindicationはシアトルスルー系の種牡馬。確かにSS亡き後は持ち込みという目の付け所は悪くないと思うがシアトルスルー系はかったるいからなあ。ダービー狙える気がしないし、昨日のマストビーラヴドの2005と含めてダノックスの頑張りはちょっと微妙かもしれない。まあそうやって経験値貯めていく馬主が圧倒的に多いのだけれど。ビワハイジの2005はいかにもマイラーっぽい馬体。兄と同じような雰囲気だ。クイーンモードの2005の父もアグネスタキオン。この馬は社台がSS付けるためにもってきた繁殖牝馬だけに期待したくもなる。今年のキングアーサーとタキオン産駒の活躍次第ということになるのだろう。15000万円くらいなら確かに出してしまうのかも。ホワイトウォーターアフェアの2005もその意味では注目の一頭。こちらはすでにアサクサデンエンが結果を出してるので、本当にタキオン次第といったところだ。タキオンはしかしいい馬つけてるな・・・。Empire Makerの持込ミズストライクゾーンの2005が10000万円。ローザロバータよりこっちのほうが血統的に面白い気もするのだが。
しかしサンデー亡き後に売却総額が2年連続更新というから恐れ入る。社台ブランドは馬主の中には絶対の安心感があるのだなということを改めて証明してくれた。JRAのトレーニングセールをみてもそうだが、結局セリが盛り上がるか盛り上がらないかは実績も含めて、どれだけ信頼がおけるかというところにあるというのは当たり前だがもう一度考えたほうがいいのだろうなあと思わせられた。それにしても最高価格が去年より伸び悩みながらこの売り上げ。来年からは1歳馬のセリもはじまり、ますます合田さん的に言えばヘルシーなマーケットになっていくのだろう。ただ逆に言えば最高価格が伸び悩んでるということは他の牧場にもチャンスがあるということになるのではないだろうか?(適当
セレクトセール2005一日目雑感
2005年7月12日 yuta | 個別ページ | コメント(1) | トラックバック(1) | はてブに追加
全部見たわけでも録画したわけでもないがチラチラ見た中での気になった馬をピックアップ。
まずはブラッシングストームの2005はなかなかの馬体の迫力。父ブライアンズタイムと母父ブラッシンググルームの相性も良く注目。フェアリードールの2005はこの一族らしい胴伸びの持ち主。希少なアドマイヤベガ産駒ということも人気に拍車をかけたか、17,000万円で落札された。落札者は多田信尊氏。コートアウトの2005は顔立ちのよさが気になる一頭。父Langfuhrはダンチヒ系の種牡馬。距離は短いほうがいいのかも。マストビーラヴドの2005は入った瞬間おっと思わせるオーラの持ち主。父親は新種牡馬シンボリクリスエス&ノーザンファーム育成ということもあって21,000万円と今日の最高価格。クラフティワイフの2005の父はジャングルポケット。去年同様見栄えのいい馬を上場してきた。7,500万円での落札も納得で、日本にトニービン系を根付かせる期待を抱かせてくれよう。ゴールドポイントの2005は数少ないウォーエンブレム産駒。一発当たれば大もうけということを考えると面白い存在。ファンジカの2005は毎年話題の兄弟。見栄えがとにかくいい馬を出すのはわかっているが、実績が微妙なのは父タキオンに変わってどうなるか。
2005年度新種牡馬予想
2005年6月18日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(0) | はてブに追加
今年デビューの新種牡馬の予想を書いてみたいと思います。ちなみに去年は◎マイネルラヴ○スキャターザゴールド▲グラスワンダー△パントレセレブル△アグネスワールド△アドマイヤベガ△フサイチソニックでフレンチを無印にするという愚行。ちょっと狙いすぎましたな。スキャターはもっとダートでガンガン勝ってくれると思ったんだが・・・。で今年はというと
◎クロフネ
○アグネスタキオン
▲メイショウドトウ
☆ステイゴールド
△ブラックホーク
うーん捻りはないけどこんなものか。クロフネはとにかく馬の出来がいい。馬体を見てるとバランスがよいし、良血そろってるしいけるでしょう。タキオンは正直馬体はイマイチ。だがスピードがあるし軽さもあるしダートでもやれそうな血統だけにまあ大崩れはしないかと。そして書いた側からドトウ産駒が初勝利なわけですが、もともとこの馬血統的には良血とはいえないが素軽さは持っているので結構やってくれるのではないかと。マイルから中距離で先行して粘るレースをする馬が多そう。ステイゴールドも鍛えれば鍛えるほど伸びそうな感じ。マイネルはあってるのではないか。ブラックホークは1頭くらい大物出すのでは?ヌレイエフ系だし。テイエムオペラオー、セイウンスカイは正直厳しい。
待ちに待った改修控える阪神競馬場(馬場研究・その6)
2005年6月16日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
マズイ。放置しすぎた。阪神開催が始まる前に書いてしまおう。その7でまとめをモソモソ書いて終わりにします。軽く阪神競馬場のお話。
とにかく馬場が狭い上に開催日程が悪いことがこの競馬場の特徴だ。梅雨の時期まで開催がもちこされるため、秋の開催までは実質芝を休ませられるのは2ヶ月前後。これでは馬場をきっちり回復させることはなかなか出来ない。そのため比較的馬場がいつも荒れている状態となっている。当然サンデーの切れ味勝負というよりはパワー型が台頭しやすいといえる。今年も春の京都開催の間に他所で育てた芝を綺麗にはりつけてあるとのことだが、開催後半はかなり荒れてしまうかもしれない。
ただ阪神競馬場は改修工事が予定されている。外回りを作るとのことでこれは相当馬場の負担を減らせるだろう。直線の坂はそのまま残すであろうし、他の直線の長い競馬場とは一味違うレース展開が楽しめるかもしれない。
攻略法としてはやはりごちゃつきやすいのが問題。そのわりにはペースが落ち着きやすいので外をスムーズに回る馬や器用さのある馬はやはりプラスであろう。改修を控えているのでこの程度で。
POG指名馬コメント自サイト編
2005年6月15日 yuta | 個別ページ | コメント(1) | トラックバック(0) | はてブに追加
1位フサイチジャンク(父サンデーサイレンス/母セトフローリアン)
◆ドラフト前:とりあえずSS人気馬から一頭選びたい1位指名。まずSランク押しのクイーンモードは藤沢だし、人気はそれほど集中しない。ということでAランクから選ぶことに。キャプテンベガは正直馬体が好きじゃないし、脚元が不安。サージャンは人気しそう。テューダーローズはG1勝てなさそうなので一位は微妙。ということで優先権の持っているフサイチジャンクを指名してみた。懸念はフサイチ高額馬ということと、馬体の大きさと気性難だが、人気が相当落ちてるので狙ってみた。馬体はよいとおもう。
◇ドラフト後:優先権を使うまでもなく、単独指名。ここまで人気ないとはねえ。あえて逆を張ってみた。
2位チアズガディス(父フレンチデピュティ/母チアズグレイス)
◆ドラフト前:1位は確実に取れることがわかっていたため牝馬を狙いたかった。12人持ちで有力SS牡馬は残ってるとは思えなかったし。SS牝馬だとアドマイヤキッスだが、こちらは過剰人気の気配。それ以外のSS牝馬はあまり人気が無いのを取る予定だったので、ここは速攻組で人気が高そうなのを狙ってみた。
◇ドラフト後:案の定中位で数人指名していたが、無事確保チアズガディスは早いだけでなく血統的に桜花賞までは楽しめそうだし、これは個人的にはうまくやったと思う。あとは走ってくれればw
3位サイバーキングダム(父スペシャルウィーク/母マリスター2)
◆ドラフト前:一応いれておいたリスト3位アドマイヤキッスは、やはり外れ1位で消えていた。これは想定の範囲内w ここらでダービーを狙える馬を取りにいきたかったので、隠し玉をちょっと勿体無かったが上位で指名。下位にして獲れなかったら泣けるし。
◇ドラフト後:単独指名だった。3位はちょっと勿体無かったかも。まあ欲しかったしいいか。
4位マイネルスケルツィ(父グラスワンダー/母アラデヤ)
◆ドラフト前:グラス産駒を取るのは管理人としての務め。取るからには戦力になりそうな馬を取りたかったのでマイネルで人気の馬をこの順位に入れてみた。ちょっと順調さ欠いてるが、大したことないし夏の間にはデビューしてくれるだろう。人気しそうな気がするのでこちらも気持ち高めにリスト入り。
◇ドラフト後:こちらも単独指名。これは少し意外。グラス産駒はなかなか人気がでないね。
5位キングアーサー(父サンデーサイレンス/母クイーンモード)
◆ドラフト前:関西の厩舎だったら間違いなく一位にしていた。が、何せ嫌いな藤沢厩舎。しかも過渡期で実力も微妙。というわけで馬のよさに敬意を表してこの順位。取られてしまったら仕方ないという覚悟で。
◇ドラフト後:うーん単独指名かw 馬はいいと思うんだけどなあ。みんな藤沢嫌いですな。
6位スカラシップの03(父サンデーサイレンス/母スカラシップ)
◆ドラフト前:リスト7位から11位は馬体はいいけど、人気しすぎていて上位にするのはなんともひっかかる馬を並べてみた。もし見逃してくれたらいいなと。そのあとに遅くなりそうなのが気になるが、血統が好きなスカラシップをいれてみた。
◇ドラフト後:誰も見逃してくれなかったw ということでスカラシップに未出走の可能性は高いが血統の底力に期待。
7位マンハッタンセレブ(父サンデーサイレンス/母サトルチェンジ)
◆ドラフト前:リスト2位3位は人気しそうだったので、このあたりでSS牝馬でよさそうなのを連続で並べてみた。思いいれのある血統だし新進厩舎だが腕は悪くないだろう。
◇ドラフト後:キッスがとれなかっただけに、これは戦略的には正解だった。
8位フレンチアイドル(父フレンチデピュティ/母スティンガー)
◆ドラフト前:もう一頭牝馬を。こちらは上の2頭は遅くなりかねないので桜花賞まで狙えそうな馬を。
◇ドラフト後:血統の割に人気しなかった。馬もいいと思うけどね。
9位エアドミンゴ(父サンデーサイレンス/母グロリアスバラッド)
◆ドラフト前:サクラオールインとともにSS牡馬が一頭になりそうだったので、このへんで一発狙いで遅くてもダービーを狙える血統を。
◇ドラフト後:サクラオールインは結構人気だった。血統が好きなのでもっと上位に入れておくべきだったか・・・。札幌狙ってるし。エアドミンゴはまあ下位だし。
10位マイネルウェルス(父アンブライドルズソング/母ウェルシー)
◆ドラフト前:このへんになると結構適当。シングスピールでスピードありそうなものや、マイネル*白井というようなゲテモノを。
◇ドラフト後:ゲテモノらしく頑張って欲しい。
全体的にはバランスがよかったか。しかし欲しかった馬がことごとく人気になっていたのには困った。今年は結構人気が一部の馬に偏っていたかもしれない。今年は牝馬をとれたので牝馬路線も頑張ってくれそうだ。
写真で振り返る日本ダービー
2005年6月 2日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
パドック
返し馬
スタート
一周目
直線
ウイニングラン
表彰式
ディープインパクト三冠挑戦の意義
2005年5月31日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(0) | はてブに追加
ディープインパクトがダービーを圧勝した。盛り上げ方、他馬の勝負の仕方に若干の違和感はあるが、そのパフォーマンスは堂々としたものだった。さて早くもディープインパクトには三冠の期待が高まるのではあるが、それに対して菊花賞に価値はない。凱旋門賞に挑戦するべきだ。という論調が見られるようになった。気持ちはわかる。だが私は断固としてディープインパクトの菊花賞挑戦を支持したい。
まず競馬は競馬ファンが考えている以上に市民権を得ていない。そして一般大衆は凱旋門賞に価値を感じていない。凱旋門賞に憧憬を感じることが出来るのは正直言ってコアなファンだけなのだ。せっかく稚拙とはいえここまで盛り上げたディープインパクトフィーバーを今後につなげるためには3歳での凱旋門賞挑戦→有馬引退などの極めて合理的なローテーションはあまり感心できない。目の前でその力を存分に見せ付けてこそ、さらに上のレベルでの戦いをファンは待望する。少なくとも夏を越しての他馬との、そして古馬との力関係がつけられていない現状で凱旋門賞に挑戦されても、盛り上がるのはコアなファンだけだ。確かに競走馬が無事で走り続けることは難しいが、まだまだ未完成の現状で凱旋門賞に挑むよりは、完成された4歳時に海外に挑戦してもらいたいと考えてしまう。もし競馬人気を気にするならば三冠挑戦は大いに期待するべきだし、コアなファンはその素晴らしさをライトファンに啓蒙するべきだw
次に菊花賞は考えられるほど甘いレースではない。少なくとも番組が変更される前のような上がり3ハロンだけの競馬で勝てるようなレースではなくなっている。スムーズなゲート、かからない気性、4ハロン持続することの出来る末脚。2400mとは違う適性が求められている。もし競走馬としての実力にどこかしら欠陥があれば簡単に格下に脚元をすくわれてしまう非常にスリリングなレースだ。確かに種牡馬選定レースとしての価値は疑問視されることが多い。だが今年のスペシャルウィーク産駒の活躍を見ればわかるように、日本の長距離レースが種牡馬選定として意味がないという明確な証拠は無い。逆に2000mや2400mを適性だけで勝ってきたような馬たちの化けの皮がはがれる真の強者を決めるレースだと言いたいくらいだ。(勝った馬が強いのではなくて、2400くらいの実績から人気を背負って長距離を勝てる馬は真に強いという意味ね)
また京都の3000は非常にトリッキーな面もあり、今回インティライミが見せたような攻めの競馬が非常に決まりやすいコースである。今回のダービーで他馬が抵抗できなかった理由は別に抵抗しようとしなかったのではなく、できなかったという理由のほうが大きいように思える。超スローで流れるオークスならともかく、ある程度速いペースで流れれば、馬場も広く起伏も少ない東京2400で圧倒的人気馬の実力を封じ込めるのは難しいものだ。つーか東京2400mは全馬が実力を発揮できるようなコンセプトがあるはずだし、だからこそ内枠有利先行有利が叩かれるのだ。それに対して起伏の激しい京都競馬場の3000mは難しいコースであり他馬の付け入る隙がある。もし今回のダービーに物足りなさを覚える人は菊花賞挑戦を喜ぶべきであろうし、またもし菊花賞でダービーのような抵抗が見られなかったら、そのときは思う存分騎手を叩くべきであろう。
今後の競馬人気のため、そしてディープが本当に強い馬なのかを日本のファンの目の前ではっきりさせるためにも私はディープの菊花賞挑戦を大いに支持したい。ただし菊花賞挑戦に向けては今回のような稚拙な盛り上げ方ではなく、きちんと全馬にフォーカスを当ててもらいたいものだが。菊花賞には十分現時点での脇役がつけいる隙はある・・・ような気がする。一応覚悟はしておけ。
2005年赤本まつりレポ
2005年5月22日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(2) | はてブに追加
21日に行われた赤本まつりに行ってきました。ネットにどれくらい書いていいのかわからんので訂正&SS10頭の情報だけ書いてみます。まずは赤本の訂正から。
・岡林厩舎(船橋)のシュウキチは馬名審査通らず、キングシュウキチに。
・P.185のクロフネ*トゥザヴィクトリーの印は全部無印に。理由は雰囲気で読め。
続いて各馬についてのコメント。SS10頭のみ。
1、オンファイア
須田:普通にいい馬。藤沢厩舎は良くもあり悪くもあり。サンデーRだからデビューはするだろうがワンチャンスしかないから、それをモノに出来るか。この馬のいい時期と厩舎の空いてる時期が合うかが問題。
浅野:上並を望むはどうかなあ。レディブロンドと同じ扱いされたら悲しい。
2、キャプテンベガ
須田:現時点では何の問題もない良い馬。外傷はピンキリだがこの馬はキリ。
3.フサイチジャンク
須田:池江師は遅い予定はなく普通にデビューさせる。オーナーサイドから特に指示は出てない。気性はキツい。某技術調教師が乗ったらひっかかったらしい。
浅野:オーナーとのコミュニケーションがどうでるか。29000万までOさんが競ったらしいよ。
4、ニルヴァーナ
須田:けい靭帯を傷めた。症状は軽いが空港まで行ったのに一頓挫あったのはPOG的にはもったいない。絶対やめろというほどの故障ではない。
5、ギーニョ
須田:調教を見たが品はかなりある。血統ぽさがでてる。須田的に少なくとも秋くらいまでは時間がかかるタイプだと思う。
浅野:馬名微妙だよね~。
6、テューダーローズ
須田:一番バランスがいいので一位。使ってくれるし丸外れがないし。
浅野:産地馬体で抜けて良く感じた。現地ではローゼンクロイツよりいいかもと言われていた。
7、ギュリル
須田:15-15までいったが、ハ行でウォーキングマシン中。もともと遅い血統だから気にしなくていい。
8、アドマイヤダンディ
須田:セレクトで見たときから気になっていた。ただノーザンファームの人曰く母父ヘクターが出てきているのは確か。芝クラシックというイメージとは違う。
9、ショウナンアルス
浅野:凄くいい。見るからに阪神マイルという馬。産地馬体で一番。4/23から入厩している。
10、ホーマンジュピター
須田:直接北海道だろう。日高大洋の市場取引馬はデータ的には微妙。
浅野:黒光りして威圧感がある吉沢Sの人もオススメ。産地馬体でも目立っていた。字面どおりの活躍をしてくれそう。厩舎的にはどうかなあ。
なぜ東京競馬場がつまらなくなったか
2005年5月16日 yuta | 個別ページ | コメント(4) | トラックバック(3) | はてブに追加
最近東京競馬場のレースがつまらない。前残り、内有利になるレースの多いことが一番の理由。そういうレースでも馬券が取れればいいのだが残念ながらVラインを軸にしてる管理人はこうなるとお手上げだ。ということで自分の馬券対応力のなさは棚に上げて、どうして東京競馬場のレースがやたら前残り、内有利になるのか考えてみた。
前残り、内有利がみられるようになったのは、やはり馬場改修後であるように思える。昔は内に粘る先行馬を外の追い込み馬が颯爽と交わしていく姿見られたものだが、最近は内を突く差し馬のが目立つ。データで見ても東京芝のレースの先行馬の占める連対馬の割合は改修前と後では29.4%から36.5%に増えている。ではなぜ改修によってこのようなことが起きるようになったのか。
まず一つに以前述べた排水溝の存在があげられるだろう。改修後に埋め込まれた排水溝により降雨後に内から馬場が乾きだすようになり、内が伸びて外が伸びない馬場が作られやすくなった。
次に去年の猛暑や馬場の保全が発達してきたせいで、なかなか馬場の傷みが進まなくなり内の馬のマイナスがあまりみられないこともあげられるだろう。内も外もあまり馬場の痛みが変わらないのならば距離損しない内のほうが有利に決まっている。
最後に怪しいと思われることはスパイラルカーブの導入である。いやちょっとまてスパイラルカーブは減速しないでコーナー曲がれるし、馬群がばらけるから追い込みや外の馬に有利なんじゃないかという意見もある。しかしこれが通用するのは直線の短い競馬場だけではないかと考える。確かに直線の短い競馬場では3コーナーから仕掛け気味に上がる差し追い込み馬にとって、一度減速しないでもコーナーを回ることが出来て、さらに直線自然にばらけるスパイラルカーブは有利に働く。しかし直線の長い競馬場ではそうではない。直線が長いために騎手は前も後ろも直線はいるまで脚をためようとする。そうなると前も後ろも同じようなスピードでコーナーを回るようになる。特に後ろの馬はここで外を回るのは距離損になってしまうので出来るだけスピードを出さずにコーナーピッタリまわろうとする。そうなると後ろの馬からの押し上げがないのでスピードを落とさないままにうまく回った先行馬はさらに息が入れられる余裕まで出来るという寸法だ。もし今までどおりのコーナーであれば前は減速しながらコーナーをまわるので、後ろの馬のプレッシャーを受けやすい。つまり直線が長い場合にスパイラルカーブの減速しないですむという恩恵を受けられるのは先行馬だけということになるのではないだろうかということだ。
他にも様々な要因があるのだろうが、特に気になったのはこの3つである。特に3番目が原因ならば前が息が入ることからだらだらした末脚のジリ馬が東京で活躍するようになったともいえるのだが。あくまで仮説なので異論反論求む。とりあえず長すぎる直線が競馬をつまらなくさせるのは新潟、阪神改修で実証済みであるところ、今後阪神の改修で直線が延び、さらにスパイラルコーナーが導入されることには不安を感じられずにはいられない。まあ前残りだろうが内有利だろうが、馬券を当てられるように一番なのだけどなあ。
蛯名さん、それは・・・
2005年5月10日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
コンビニでパンダ総理を読むためにプレイボーイを立ち読みするついでに、蛯名騎手のコラムを読んでいたらなかなか気の利いたことが書いてあった。手元のないので記憶になるがこのような内容。
高松宮記念が終わった後に知り合いに「普通の競馬をしてしまった」といわれてしまった。G1で普通の競馬をしてはいけない。出遅れたとしても馬を信頼して末脚にかければよかったのではないだろうか。京王杯SCは頑張る。
いやちょっと待て。その人が言いたかったことは「G1なんだからヨシトミみたいに教科書どおりの競馬をしてはいけない」ということではなくて、「てめー普通に乗れば勝てるプレシャスカフェに乗って、いつもどおりのESPですか。素敵な普通の競馬ですね。ふざけんなこのやろー!」ではないかと思うんですけど。カージナルスの田口ばりの自己弁護ですか。ていうかオマエの普通は出遅れて追い上げて末をなくすだと自分で認めてるのかよ、おい!これで日本はまだまだ大丈夫ですかあああ!はあはあ。この人は全く自覚がないんだなあと再確認。これでは大切なお金を賭ける気にはならない。というかマジで内田博と岩田は大至急関東に来てください。お願いします。マユゲくんはおぐりゆかさんにビンタでも食らってるといいよ。
微妙に出遅れた?
2005年3月28日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(2) | はてブに追加
ドバイの日はなぜかえなりかずきのいる飲み会に出ていたがために、トラセンの話がでていたチャットには参加できず。微妙に出遅れた感がありますが、せっかく退路を塞いでくれた方もいるので、個人的に今思ってることをボソボソと。
今競馬ブログ界隈とトラセンが今抱える問題点
1、数が多い割に質の良いブログがなかなか増えてこない。 2、予想トラックバックが多すぎて微妙 3、トラセンは受動的かつ玉石混交過ぎて見る側にとっては辛い 4、テーマが偏ってる 5、あんまり議論が成立しないからコミュニティにならない解決策
・1、3については誰かがフィルターをかける ・2については受け皿を作る ・4については情報を集約してとっつきにくいテーマで一気に読めるようにする ・5についてはわからん具体案
・毎日前日に来たトラックバックの中から曜日代わりの担当者によるピックアップエントリ ・予想大会(負け馬さんのとか、うちで使わせていただいてるwins-cgiとか) ・コラムを毎日の更新とは別にテーマ募集ということでイメージを作ってみた。正直やっつけ。技術的には丸投げ。まあでもせっかく火がつき始めてるので割り箸くらい投げ込んでみるテスト。
日本で一番贅沢な競馬場(馬場研究・その5)
2005年3月18日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
暇な説明会の間にアウトラインを作れたので馬場研究を久々に書いてみる。今回は京都競馬場編。まずは京都競馬場の馬場の特徴をさらっと確認してみる@コースの鬼
まず幅員が非常に広いことがあげられる。一周にわたって35mを確保しているのは、最大41m、最小33mの東京競馬場に勝るとも劣らない。そしてこれを生かしたコースローテーションが京都競馬場の肝だ。芝が根付いた秋の開催以降一年間、京都競馬場の芝はA→B→C→Dと順に使い切るように設定されている。しかもどのコースも一年間で繰り返して使われることはない。これにより養生期間が短いほかの競馬場に比べて、野芝はしっかりと根付くことになる。京都の芝が速いのは直線が平坦なことだけでなく、このような理由があるのだ。別にわざと高速馬場にしているのではなく、理想的な馬場の使い方の結果なのである。
このような使い方をするため、京都競馬場の芝は次のような傾向が見られる。まず時計が速い、さらに秋開催を除いてコースを変えた開幕週から外差し傾向が強くなる。これはコースを変えて広がった馬場は夏以来養生された新しい馬場であるからだ。京都競馬場が平坦の割に意外と逃げ馬が残りにくい理由は、上がりが速くなりやすいことのほかにココにあるのだ。思い出されるのはディープインパクトの若駒S。このときのディープインパクトの追い込みは見た目派手なものであったが、この週はDコース替わったばかり。外側は去年の猛暑でしっかりと根付いた極上の馬場であった。内のケイアイヘネシーが通ったところと比べれば一頭陸上のトラックを走っているようなものである。実際弥生賞のパフォーマンスは若駒Sと比べれば拍子抜けといってもいいもの。もちろん強い馬であることは間違いないが、本来の姿は弥生賞の姿であるということには注意しておきたい。
今年の春の開催についても少し述べておきたい。春は当然Dコースとなるわけだが、これは2月のよりもさらに3m外に柵が設置される。当然大外は絶好の馬場状態。ここでも外差しが見られる可能性は高い。ただ注意しておきたいのは3月4月の養生の間が洋芝の最盛期であること。もし馬場造園課が去年同様安全性を重視して、芝を長めに設定した場合はやたらパワー型に流れ、天皇賞のような追い込みが不発に終わるレースが増えることも可能性は否定できない。洋芝が短ければサンデー、そうでなければノーザンダンサー系が有利とみておきたい。
最後に個人的に調べてて思ったことはNHKマイルCは京都でやるべきではないかと。春の牡馬クラシックは二つとも関東で行われる。春の東京の馬場は以前述べたように最悪。大して春の京都はそれほど悪くならない。加えて京都のマイルコースはごまかしが効かないG1にふさわしい舞台である。まああくまで馬場という面から見た意見なので、だからといって簡単に変えるわけにはいかないのだろうけど。
トラックバック補足
2005年3月 8日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(1) | はてブに追加
いまさら余計なエントリーだったかなーと反省しつつ補足。そんなことよりグラス産駒のこととか、芝のことでも書いてろという声が脳内から聞こえる・・・w
血統の森さんがうらがわで触れてくれたのでレスポンス。
関係ないトラックバックが鬱陶しいとかというより、管理が面倒なだけなんじゃないの?とか言ってみる。トラックバックはなんでもいいからくれと思ったことがある時代があるはずなのに、自サイトが軌道に乗れば必要以上に切り捨てていくというのもなんだかな、とも思う。自分の文章力がないのかなーと反省。仰るとおり昔はトラックバックの意味なんてそれほど気にしてなかったし、つけば素直に喜んでました。ただそれは自サイトのアクセスというよりも、競馬blogそのものが少なかったから。どんだけ馴れ合っても二桁いくのまれでしたからね。そのレベルだったら弊害は少なかったと思うんですよ。ただ先ほどのエントリに書いたように今は物凄い数の競馬blogがあるわけで。それなのに同じ考え方でトラックバック打っていいものか、せっかくのツールが実はコミュニケーションを阻害してる面があるんじゃないだろうかと考えたのが書いた動機です。まあうちのサイトはトラックバックほとんど来ないんですけどね・・・。なお後半の「トラックバックを逆リンクと捉えるなら、リンクポリシーを逆に当てはめるという考え方でいいのではないか?」ということに関してはほぼ同意です。ただ僕は打たれ弱いので次はもう少し優しく言及してくれると嬉しいですw 小心者には大手サイトの文中リンクは嬉しさ9割怖さ1割です。
続いてキルトクールさんへのレスポンス
実はTB難色派(TB本来の意義を尊重する正統派)の方は明示したほうがお互いいいのでは?(送る側、受け取る側のメリットのために)と考えております。 逆にTB容認派(競馬独自のTB観推奨派)の方は、明示してもしなくてもまぁ、デフォルトみたいな、、、 (多分明示してあるのを見て送る人もいないのではっとの考えです。こちらの方が多分多数派なので、、、)確かに現状TB容認派のほうが多数派なのは確かなのですが、だから今の状態でいいとは僕にはあまり思えないんですよね・・・。理由は先のエントリーで述べたとおり、発展性のあるコミュニケーションの促進を妨げる気がするからです。少なくとも競馬ブロガーはもっと読み手のことを意識したほうがいいと思うし、チラシの裏で十分ならばトラックバックフリーのバナー
トラックバックにまつわる競馬コミュニティのあり方を思う
2005年3月 7日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(3) | はてブに追加
競馬blogが爆発的に増えて、早いところで1周年を迎えてきた現在トラックバックについてのスタンスへの問題が提起されている。先日のエントリーに書いたとおり今のところ来るものは拒まずというスタンスのこのサイトだが競馬サイトのコミュニティのありかたに触れつつもう少し考えてみたい。他のサイトの方が色々考えてらっしゃるのであまり目新しい内容はないとは思うが。
まずトラックバックという機能の狭義の意味は蛸坊主さんが述べたように「ブログの記事を作成するとき、どこか別のブログの記事を参考にしたり引用したりする際に、参照・引用元であるブログの記事に対して、記事を参照・引用している旨を通知する機能」であろう。だがもう少し広く捉える見方もある。いわゆる「ブログを作成するときに同じ話題に触れているブログにトラックバックを打つことで、その話題が広がることを推し進める機能」というものだ。前者は1対1に近い関係でのトラックバックの利用、後者は閲覧者を含むネット全体を巻き込んで話題の提供をはかるための利用であると考えられる。
競馬ブログ界で問題となるのは後者の場合だ。競馬ブログの存在の源泉である(中央)競馬は毎週行われ、そのたびに共通した話題(レース)が提供される。そこでブロガーたちは「○○というレースに対する考え方(予想)」という共通性を担保にトラックバックを打つ。ここであまりにもレース予想というものに敷居が低く、かつ頻度が高すぎるために問題が生じる。他のテーマのブログであれば、ここまで頻度が高く、かつ敷居が狭い話題はありえない、よってトラックバックを打つ機会は限られているからこのような問題は生じにくい。これが競馬ブログ界に起きるトラックバック問題の根源であろう。あまりの多さにスパム的なトラックバックが増えてしまっている現状、蛸坊主さんのように一切広義の意味のトラックバックは受け付けない、狭義だけに絞るという手もある。だがもう少し掘り下げて何故トラックバックという機能がブログにつけられてみたかを考えてみたい。
トラックバックという機能が存在する意味はやはりコミュニケーション促進のためのツールだと考えられる。ブログが現在爆発的に流行する裏には更新の手軽さもあるだろうが、簡単に他のサイトと連携できるという面白さがあることは容易に推測できよう。ここで狭義の意味でのトラックバックに絞ることはせっかくの競馬サイトコミュニティの構築チャンスを逃してしまうような気もする。実際ブログ発のコミュニティの実例として「キルトクール」という言葉は浸透しつつあり、これはトラックバックがなければ決して起きなかった現象であろう。このような芽を潰してしまうのは酷く勿体無い気もする。
だがややこしいことにもう一つ大きな問題が出てくる。そもそも競馬というものは正解がないものであるため、論争が起りにくい、他者の考えに疑問を呈すことが馴染まないという問題である。つまりコミュニケーションがとりにくい。著名予想家はもとより、競馬の予想、考え方というのは本当に十人十色である。そしてそこに正解は存在しないゆえに、すでに他人の考え方にはいちゃもんをあまりつけない、一方的に自分の考えを主張すればよい。という文化がすでにあるのだ。競馬というものの懐の深さゆえに論争をするにはあまりに各個人のバックグラウンドが多彩すぎて、共通の土俵に立つことが難しい。2chを見ればこれは明白で匿名ということを差し引いてもほとんどの主張は水掛け論に終わり、建設的な議論をすることは大変難しい。
話を元に戻す。私はせっかく広がった競馬ブログだけに、その間に競馬コミュニティが醸成されるようしむけることは大変面白いことだと思っている。レース直後に野次を飛ばしてるだけに終わらず、競馬を深く追求し楽しむ上で他者の考えを知り、理解し、反論し、また納得することは、これまでにない競馬の楽しみ方を提供することになると考えるからだ。しかしこのような現状で競馬コミュニティを促進しようと考えると(しなくていいよと言われたらオシマイだけど)トラックバックの使い方を含め、ブロガーにかなりの度量の広さと判断力を要すると考える。少なくとも現在の「同じレースの予想だから」という理由だけでトラックバックを打つことはコミュニティの発展につながるとは思えない。そこで満足してしまうことは結局これまでの一方的な自己主張に終わる競馬テキストから脱出することを不可能にするであろうし、また明確なコンセプトで打たれたトラックバックがその中に埋もれてしまい、コミュニケーションの促進を妨げると感じるからだ。ではどうしたらよいのか正直明確な回答は出せないが次のようなことを意識したら多少はよくなるかなと考えた。
なんか難しい上にまとまらないなあ。まあ結局のところ常にディスプレイの向こう側を意識しろという原点に戻ってしまうのですが。「コミュニケーション促進ブログ」とかのバナーを作ればいいのかしらん。まあもう少しブログ界隈の動きを見つつ考えたいところ。今のところ狭義の意味で縛るのも、完全フリーも賛成しかねるというグレーなスタンスですw
サボリ気味の更新のお詫びにw
2005年3月 4日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
時間がないわけではないのですが、ES書きに追われてなかなか文章をこれ以上書く気になれません。おまけにG1ジョッキー3 2005を買ってしまって、さらに時間がなくなってしまっていますw つかほとんどプレイはしてないのですがエディットが楽しくて楽しくて・・・。ということで前作のときはwikiに提供したゆたゆたスペシャルエディットをこちらで公開します。内容は過去15年分の芝G1連対馬のSPST、過去15年分のダート重賞連対馬のSPST(一部)です。まだまだ完成してないですが足りないところは埋めてみてください。もしエディット内容に関するご意見ありましたら気軽にどうぞ。さらにブラッシュアップするためのコメントお待ちしています。ちなみに下記のポリシーの元で作成してありますのでご理解を。あくまでゲーム上です。
祝!blog一周年・・・で思うこと
2005年2月18日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(2) | はてブに追加
課金切れで気づいたのですが、サイトをblog中心にしてから1年が経っていた。blogにしてから更新しやすくなったことや気合入れて文章書くことが増えたために、おかげさまで一日二桁しかなかったアクセスも、一時は1000近くまで上昇。まあ最近は更新頻度が落ちたことなどで500弱で落ち着いているが、それでも一日繋がらないとメールいただいたりとある程度チェックしていただいてるblogになってるかなと。で、1周年を迎えて思ったことをつらつらと。
更新頻度&内容
最近さすがに忙しくなってきたためにどちらも下降気味で申し訳ない。まあやる気はまだまだあるのでこれからも暇を見つけてプチプチ更新していきたいと思っています。内容に関してもグラスワンダー産駒情報さえも怪しいところがちょっと申し訳ない。それとPOGという観点からチェックしてる方もいらっしゃるのようでそちらもそのうち何とかします。しばらくはグラスワンダー産駒&重賞関連中心になってしまうとは思いますが。トラックバック
話題が被ったとき、特に読んでもらいいたいor読んで影響されたときくらいしかこちらからは基本的に打ってません。予想の度に打つのは正直面倒で・・・。やるとやらないとではアクセス全然違うのはわかってるんですがw まあ各ブロガーごとの考え方はあると思うのでここの場合はそういうことにしてますよって感じ。blog自体歴史浅いですし、トラックバックをどう使うかも徐々にこれから淘汰されるんじゃないかなーと。アフィリエイト
もっとマジメにやれば儲かるのかもしれませんが現状ではサーバー代と賞品代でトントン。具体的には1年で1万超えるくらい。もう少し儲かったら賞品代上げます。これで生活できるんなら就活しないですむんですけどwリンク
毎日読みたいblogはTOPに、3日に1回くらい読むblogはリンクページに。TOPにあまりづらづら並ぶのが好きじゃないので。基準は思いっきり主観です。たまに入れ替えしてるので暇な人はチェックしてみると面白いかも。最近思うこと
基本的にサイト運営のモチベーションは閲覧者次第。ということでコメント欄、掲示板、チャット、メールは命綱。これってどこのblogも一緒だと思うので、僕もいつも見てるサイトには出来るだけリアクションは伝えたいと思います。オフ会
春の東京2戦は正しい選択なのか(馬場研究・その4)
2005年1月27日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
前回中山の馬場は今までとは比べ物にならないくらい耐久性がある馬場となったと述べたが、では東京はどうなのか。春のクラシックシーズンになると「中山の悪い馬場を避けて、東京を使う」などというコメントを目にする。しかしこれは本当に正しい選択なのか。
確かに東京競馬場はそのスケールゆえ馬場の傷みが分散して一箇所が集中的に傷むことは少ない。しかし一年の開催日程と馬場変化について述べた馬場研究その2を見てもらうとわかるように基本的に東京競馬場は中山競馬場に比べて、馬場を休ませる期間が1ヶ月短い。さらにダービーが終わってからオーバーシードの洋芝を全て抜いてから休ませることになるわけだが、そうなると7~8月にじっくりの芝を育成することがかなわない。そのため馬場自体は中山よりも弱いものとなるといえる。もちろんスケールの大きさから仮柵の移動などによって傷みは分散されるわけだが、それでもじっくり回復しないまま使われる馬場は痛みが蓄積する。となると秋はともかく春の東京の馬場が良い状態とはとてもいえないことがわかるだろう。
いや春の東京はいつも綺麗な緑色だと思う人がいるかもしれない。しかし3~4月に伸びる芝はあくまで洋芝である。そのため開催後半ともなればあっという間に荒れてしまう。さらに6月近くともなれば洋芝は暑さに耐えられずに枯れてしまう。それが顕著に出たのが2004年のダービーである。管理人の記憶では不運なことに直前は雨予報だったのが、外れて晴れてしまった。そのために馬場造園課としては散水が十分に出来なかったようだ。その結果ボコボコの野芝に枯れた洋芝、さらに散水も出来ずに乾いた馬場という悪条件がそろい、出走馬は軒並み故障に見舞われてしまった。散々馬場造園課は叩かれてしまったわけだが、もともと3歳の若駒の極限のレースをこのような時期に行えば、散水できなかったミスを除外しても故障は増えるわけである。
このように春の東京の馬場というのはどう頑張っても良い状態を保つのは難しいのである。ここまで書けばNHKマイルC→ダービーというローテーションがいかに馬にダメージを与えるかは言わずも知れたことであろう。最近の研究によれば屈腱炎は「馬場との因果関係よりむしろ馬に課せられた調教の累積量(スピード、時間、走行距離)に多く依存して発症する可能性が高い」「長期間にわたる運動負荷による組織疲労が原因となって起こる微細な腱線維の断裂および腱の過度の伸展による機械的な腱線維の破綻が原因ではないか」と述べられている。ここでは特に後半に注目してもらいたい。過度な伸展による腱繊維の破綻が原因とある。荒れてボコボコになった東京の馬場でG1を2走することはこれを引き起こすに十分に値するのではないだろうか。もちろん管理人は専門家ではないのでこれだけが原因と言い切るつもりはない。ただやはり原因の一つとは素人ながら考えてしまう。
もちろん皐月賞の時期の中山の馬場も良い状態とは言えない。しかしNHKマイルCのころの東京とは大して変わらないのではないだろうか。しかもあえていうならクラシック路線よりマイル路線がレベルが高い年はほとんどない。そして最近中山の馬場はマイラー向きとなっており、3歳時の東京1600戦はハイペースとなりがちなため意外と中距離適性を要するものだ。生産界ではマイル、2400と異なる距離を制することが潜在能力の証だと人気が出るようだが、個人的には皐月→ダービーの二冠のほうがよっぽど価値があるのではないかという思いがある。
まあ別に管理人は競馬界の人間でないわけでこのことを馬券で生かすためにどうするべきかだけ考えればいいので血統的な見地から最後に春の東京開催の傾向を述べる。やはりSSは相変わらず強いが、荒れ気味の馬場、直線が長くなった改修工事のためか勝率はそれほど高くない。狙いはコマンダーインチーフ、フジキセキ、フサイチコンコルドなどのちょっと普通なら足りないくらいの血統の馬で最後まで良く届いている。また春の東京であまりに速い時計を出した馬は次走を疑うのは当然必要だと考えられるだろう。ということで次回は京都競馬場編。ディープインパクトの末脚は字面どおりに受け取れないことに理由について述べてみたい。
中山の強靭な馬場は摩擦を減らす(馬場研究・その3)
2005年1月16日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
すっかり管理人も忘れ気味だが気が向いたので馬場研究その3中山編を突然投稿してみる。
以前の中山競馬場といえば馬場が悪いことが有名であった。確かに2002年春までの中山はすぐ馬場が悪化しやすかったのは間違いない。特に皐月賞の時期はそれが激しく、それがために回避する陣営もあったほどである。だが03年以降の中山の馬場は全く以前のものとは違う。日本の競馬場で新潟、京都に次いで、馬場が良いといっても過言ではない。なぜこのようなことが起きたのであろうか。
その理由は芝そのものが替わったことが大きい。東京改修のため7連続開催が行われるまで中山の馬場は洋芝と野芝の混植のところと、オーバーシードのところが混ざっていた。混植は見た目綺麗だが本来馬場の保全のために重要な野芝の成長が阻害されて良い馬場を作るのには向かなかった。それを02年までに少しずつ張り替えていたという状況だったのである。それを連続開催を前に一気に全てオーバーシード馬場に変えたことから中山の野芝は開催のない春から夏にかけてじっくり根付き、しっかりした地盤を作り上げることに成功した。そのために03年以降、中山の馬場はかなり丈夫になったのである。(コースの鬼より)
ではこれが馬券的にはどのような影響を与えるのであろうか。大きく二つのことが考えられる。まず一つは以前は皐月賞の時期にもなれば内側の馬場は大荒れとなり大外一気も決まるようになったものだが、全体的に馬場が良くなったために差し馬は内を突ける馬でないと通用しなくなった。次に馬場が良くなった分時計が速くなり、いわゆる摩擦の少ないスタミナをあまり要しない馬場となったがために全体的に距離適性の短い馬でも通用するようになったことがあげられる。これを端的にあらわしてるのが皐月賞の連対馬たちである。皐月賞の変遷を見てみよう。
95年~98年Aコースで行われた時期の連対馬はグリーンベルトを通った逃げ馬(セイウンスカイ、サニーブライアン)と内か外の馬場の良いほうを突く追い込み馬(タヤスツヨシ、ロイヤルタッチ)で決まるパターンであった。99年~01年は悪い内を避けて早めを抜け出した先行馬(アグネスタキオン、オースミブライト)を大外から追い込んで迫る馬(ダンツフレーム、テイエムオペラオー)で決まっていた。そう01年までは追い込み馬の出番はあったのである。だが馬場の張替えが進んだ02年からはこのような傾向が薄れ、タニノギムレットでさえ外から差しきることは出来ず、完全に張替えが終了した03、04年は道中2桁の位置にいる馬は3着以内にも飛び込んでいない。先行馬と中団よりで前につけて4コーナーで内から強引に進出した馬で決まっているのだ。さらに連対馬の血統を見てみると明らかに03年以降はマイラー血統が幅を利かせているし、後の活躍を見てもステイヤーは皆無である。これは二つ目の距離適性が短い馬が活躍するようになったということと合致する。
このように現在の中山は以前のイメージと違って、非常に軽い摩擦の少ない、かつ丈夫な馬場に生まれ変わっているのである。ただし注意しなければならないのは、どうもこの冬は馬場造園課がオーバーシードの洋芝を長めに作っている節がある点である。というのも猛暑で野芝は絶好で9月の開催時は好時計がバンバン出ている割には冬の開催では時計が出ていない。洋芝を長めに作るとどうしても時計はかかりぎみになる。想像するに安全面でスピードが出すぎるのを防いでるのではないだろうか。そのためにSS直仔よりスペシャルウィーク産駒やダンスインザダーク産駒などのサンデー系の馬の活躍が目立つことに注意を払いたいところではある。
つ、つ、ついに帰厩したああああ
2005年1月13日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(0) | はてブに追加
グラスワンダー産駒とは全然関係ないのですがしろうと女房の厩舎日記さんによるとナリタブライアン産駒最後の期待の星ファイトブライアンが帰厩したとのこと。休養に出てから2年以上、ぼく馬めーるも何度削除しようかと思ったか。それでも引退してないわけだし・・・と思って登録してあったかいがあったというものです。はあはあ。いやはや前走乗っていたのが河内元騎手ですよ。長い長い放牧だった。とにかく無事に競馬場に戻ってくることを期待したいものです。
あとは春に向けての成長力
2005年1月13日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(1) | はてブに追加
2歳戦も終了し、それなりの結果を出してくれたグラスワンダー産駒。ここでこれまでの少ないデータから若干の独断と偏見のもとにグラスワンダー産駒の特徴について少し書いてみたい。
1、叩き良化型
新馬戦での勝率は3.2%。全体の勝率は8%なので基本は使ってからの傾向が強い。新馬戦を勝った馬はそれだけ素質があると見ても良さそうだ。新馬でイマイチでも使っているうちに徐々にレースに進境が見られる馬が多い。2、昇級戦で即通用
1勝目でフェリシア、オースミグラスワン、シルクネクサス、フジヤマセレスとそれなりの走りを見せた馬は次走昇級戦でもある程度の結果を出す。今のところ初勝利の次走で人気になっている場合は素直に信用して良さそう。3、末脚は堅実
基本的に父同様売りはコーナーから進出して直線での豪快な末脚。ある程度のハイペースで追走しても末脚が鈍らないのが売りだ。ただし使える脚が長いというわけではないので、どちらかというと短いコースのがあっている。中山阪神のが当然向いている。4、ネヴァーベンド血脈と相性良し
明確に出ているのがフェリシア、シルクネクサスなどネヴァーベンド血脈を持つ馬との好相性。未デビューの馬の中ではロードフレア(母クワイトザレディ)、スペシャルグラス(スペシャルレジーナ)あたりに注目したい。結局のところいわゆるロベルト系の特徴がガッツリ出ているといっていい。となるとBT,シルヴァーホーク同様一発大物の期待や、G1などの大舞台での活躍、春先にかけての成長力に期待したくなるところ。何とかそこらも受け継いでくれているといいのだが・・・。
どこまでもネタにことかかない人だなあ
2004年12月30日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
安西美穂子さんの行動があまりに素敵なのでこんなものを作ってみました。
春夏秋冬馬場は変わる(馬場研究その2)
2004年12月17日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0) | はてブに追加
馬場についてのコラム第2回。今回は各競馬場の一年の芝馬場の変化について書いてみたい。まずは下記の表を。
| 中山 | 東京 | 阪神 | 京都 | 中京 | 新潟 | 福島 | 小倉 | 札幌 | 函館 | |
| 1月 | オー | |||||||||
| オー | オー | |||||||||
| 2月 | オー | オー | ||||||||
| オー | オー | |||||||||
| 3月 | オー | オー | オー | |||||||
| オー | オー | オー | ||||||||
| 4月 | オー | オー | オー | |||||||
| オー | オー | オー | オー | |||||||
| 5月 | オー | オー | オー | |||||||
| オー | オー | オー | ||||||||
| 6月 | オー | オー | オー | |||||||
| オー | 洋芝 | |||||||||
| 7月 | オー | 洋芝 | ||||||||
| 野芝 | 野芝 | 洋芝 | ||||||||
| 8月 | 野芝 | 野芝 | 洋芝 | |||||||
| 野芝 | 野芝 | 洋芝 | ||||||||
| 9月 | 野芝 | 野芝 | 洋芝 | |||||||
| 野芝 | 野芝 | 洋芝 | ||||||||
| 10月 | 野芝 | 野芝 | 洋芝 | |||||||
| オー | オー | オー | ||||||||
| 11月 | オー | オー | オー | |||||||
| オー | オー | |||||||||
| 12月 | オー | オー | オー | |||||||
| オー | オー | オー |
それぞれ開催にどの芝が使われているかを表にしてみた。さらに緑が野芝の活動期、青が洋芝の活動期となる。表のわかる点、また注意点を列挙してみる。
その他競馬場ごとの細かい違い、特徴などはまた次回ということで。
馬場を制するものは競馬を制す(馬場研究その1)
2004年12月17日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(0) | はてブに追加
少し落ち着いたので競馬関連のサイトやblogを見ていたら、いまだに高速馬場=悪のような論調や野芝と洋芝の区別もついてるんだかついていないんだかのテキストが多かった。まあ管理人も以前はそれほどそこらのことを気に留めていなかったわけで、今年に入りコースの鬼を読んだり、blogを書くにあたり参考図書にあたったりした結果詳しくなったわけである。で年の瀬にあたり一回馬場、特に芝馬場についてまとめてみようと思い立った。今までに書いたことと多少重複するかもしれないが確認の意味を含めてつらつらと書いてみたい。
さて芝馬場を語るにはまず芝の種類からきっちり頭に入れなければならない。日本で使われてる芝には大きく分けて野芝と洋芝がある。さらに品種の違いが細かくある。
野芝
洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク)
洋芝(イタリアンライグラス)
大まかに日本で使われてる芝はこのような感じになる。さて次に上記の品種を使った馬場の形態について述べてみたい。
野芝100%馬場
オーバーシード馬場
洋芝100%馬場
これで芝コースの大まかな特徴はつかめたのではないだろうか。次回は各競馬場がどの馬場を作っているか、また一年の間にどのような変化が起きるかを追ってみたい。
参考文献:コースの鬼2ndEdition、JRA総研HP、Target、金満血統王国
あの娘ぼくがツルマルボーイ買ったらどんな顔するだろう
2004年10月27日 yuta | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(2) | はてブに追加
強引過ぎ。結構評判がいいG1考察第3弾。今回は天皇賞秋について書いてみたい。そのうち別カテゴリで分けるかも。
さて今回まず疑いたいのは東京芝2000m外枠不利説。以前から東京2000mポケット発走後のコース形状によって外枠が不利と言われてきた。しかし現在ではそれほど気にする必要はなくなってきている。現に去年の覇者シンボリクリスエスは18番枠であった。では具体的な数字を出してみよう。改修後の東京芝2000mの枠別連対率と複勝率は次の通り。
1枠:11.7%:16.7%
2枠:13.8%:23.1%
3枠:18.6%:30.0%
4枠:18.1%:20.8%
5枠:15.1%:23.3%
6枠:18.4%:30.3%
7枠:17.6%:24.7%
8枠:13.2%:20.9%
確かに多少数字は悪いが言われてるほどはない。逆に一枠の成績不振のほうが目立つ。ではなぜこのようなことが起きるかというと、まず改修によって外にふくらみ気味であったポケットから2コーナーを直線的にしたことあげられるであろう。改修により2コーナーへの進入角度が浅くなり外枠の不利が軽減された。これにより距離損がだいぶ緩和されたのである。そしてもう一つの変化の要因はゲート位置を外柵いっぱいに置くことになったことであろう。これによりコーナーへの進入はかなり楽になった。ただし外枠の先行馬はいまだ楽とは言えない。内枠に先行馬がいればやはり前に行くのは辛くなるからだ。なお1枠の成績不振は外から馬が殺到することにより不利を受けやすいのが原因であろうと推測される。以上のことから言えるのは逃げ馬は内も外も厳しい、逃げ馬が多い場合は外枠の差し馬は揉まれない上に縦長の馬群になるので距離損も少なく有利ということになる。以上データを交えながらコースの鬼などを参考に書いてみた。
次に最近の天皇賞秋は京都大賞典組が優勢なことについて触れておきたい。たしかに98年以降は京都大賞典組が6連対と毎日王冠組を圧倒している。これは最近の天皇賞が速いペースになってラストの上がりがかかるようになったことが原因と思われる。前半が遅いと後半は12秒を切るようなペースが続くようになりマイラーが台頭してくるが、前半が早いと後半は12秒台に1回か2回11秒台が挟まる程度のレースとなり、中距離~クラシックで実績のある馬が浮上することになると考えられるのだ。ただしそれでもある程度のスピードの裏づけがあることが条件。そのため京都大賞典を差して勝った馬は少し疑いたいところではある。
最後に天皇賞秋は現在SS産駒の連対は4年間見られないことに注目したい。改修後の東京芝2000mのSS産駒の勝ち馬は9割が1、2番人気。あまり向いているとはいえない条件になっているといえよう。今年は有力馬が軒並みSS産駒となりそうだが果たしてどうなるか。それぞれ見てみるとどの馬も一長一短で絞れないがローエングリンが速めのペースを刻み、なおかつそれを有力馬が速めに追いかけることを考えるとここ最近の傾向と同じになる可能性が強い。そうなると京都大賞典を差したナリタセンチュリー、基本的に差しで長い脚を使うリンカーンも微妙、またテレグノシスも最後にスタミナ負けしてしまいそうだ。逃げ馬のローエングリンも買いづらい。現時点で推したいのはゼンノロブロイ、シルクフェイマス、ツルマルボーイあたりということになりそうだ。ただシルク、ツルマルは状態がどうも信用できない・・・。今週も積極的に買いたい馬がいないG1となってしまいそうだ。
秋華賞と菊花賞の幻想(後半)
2004年10月22日 yuta | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(4) | はてブに追加
なんだかんだで間が空いたが今度は菊花賞についてのテキストを。こちらもまずはラップタイムを見てみたい。秋華賞同様過去8年分である。
96年 13.4-11.6-11.6-12.6-12.7-13.1-13.6-13.0-12.9-12.5-12.0-11.7-11.4-11.3-11.7
97年 13.5-10.9-11.6-12.9-12.9-12.8-13.6-13.5-13.6-13.0-12.9-12.1-11.4-11.5-11.5
98年 13.3-11.5-11.7-11.7-11.4-12.1-13.1-13.5-12.7-12.9-12.3-11.9-11.6-11.5-12.0
99年 13.6-12.7-12.8-12.8-12.4-12.5-13.2-13.3-12.9-12.7-12.6-11.9-11.4-11.3-11.5
00年 13.4-11.2-11.5-12.7-12.7-12.2-13.1-12.7-12.4-12.4-12.4-11.9-11.9-12.1-12.1
01年 13.3-11.7-12.3-12.8-12.9-12.6-13.2-13.1-12.8-12.5-12.7-12.0-11.4-11.7-12.2
02年 12.9-10.7-11.0-11.7-12.0-12.4-13.6-13.7-13.5-13.2-13.2-12.6-11.6-11.7-12.1
03年 13.0-11.1-11.7-12.7-12.1-12.2-13.0-13.0-12.7-12.8-12.9-11.8-11.5-12.0-12.3
さてこちらも開催日程が変わった00年以降明確な変化が出ている。上がり4ハロンのタイムに注目してみると99年まではセイウンスカイが逃げ切った98年を除いて全て46秒台を記録しているが、00年以降は47秒台~48秒台となっている。特に最後の1ハロンは00年以降は全て12秒台とわかりやすく変化している。これは当然日程の変化によるものとみていいだろう。99年までは4回京都は全てCコースで行われていて、菊花賞は5回京都Aコースのの開幕週で行われていた。夏を越して初めて使われるAコースともなれば当然芝は絶好で上がりタイムは速くなる。しかし00年以降は4回京都Aコースの3週目となった。これにより芝が良い京都といえども若干芝は荒れ気味となりになり上がりタイムもかかるようになった。
当然勝ち馬もステイヤー色が強くなっている。00年以降に優勝したSS産駒をみてみてもエアシャカールは切れで勝負するタイプではなくパワー型であったし、スローペースの申し子と言われるマンハッタンカフェも実際は本来SS産駒にとって鬼門のはずの有馬記念を制し、残り5ハロンから全て11秒台が続いた天皇賞春を押し切った「長くいい脚を使える」異色のSS産駒であった(それだけに凱旋門賞は残念だったわけだが)。ヒシミラクル、ファストタテヤマ、ザッツザプレンティなどはいわずもがなである。たまに「開催繰上げで上がり馬が減った。昔のように遅咲きステイヤーが活躍できるように元に戻すべきだ。」という論調を耳にするが、実際は開催繰上げによりコース設定が変わりステイヤーが復権したという意味でこの変更は予期せぬJRAのヒットだったと個人的には考える。遅咲きステイヤーの上がり馬が菊花賞に間に合わないのはトライアルが2000mで設定されてるからであって日程(に伴うコース設定変更)はむしろ追い風となっているのだ。
またこれは日程変更とは関係ないが昔から言われる京都の坂を「ゆっくり上がって,ゆっくり下れ」という格言は単純には通用しなくなっていることも注意しなければならない。以前と比べてスピード色の濃くなった現在の長距離戦はスタミナに自信があるが切れる脚が使えない馬が前に行き、スタミナに自信がないが速い上がりに自信がある馬が後方にという展開になる。その結果ステイヤータイプが勝つためにはある程度平均的な脚を使って、まくり気味に進出して後続の脚を封じるレースをしなければならないし、そのようなレース展開のときは後続は脚をそがれて中距離タイプの馬は追い込むも3着~5着となりやすい。逆にスローのまま直線を迎えれば上がりに自信のある中距離適性の馬に差されてしまう。つまりペースが上がれば前が残り、ペースが落ちると後ろが届くようになるのである。
さて上記を踏まえて今年の出走馬を見るに、まずラップ11秒台~12秒台でしか走れないコスモバルクは話にならない。血統的に中距離ベストの馬が上位に食い込むには追い込みという選択肢しか残されていないわけで前に行けば確実に潰れるであろう。そしてバルクが速めのペースで先行した結果、後ろで脚を溜める上がりに自信のある馬は飛ぶ可能性が高くなる。母が2000m以下で活躍したハーツクライは中距離ぴったりのアドマイヤベガ型に見えるだけに過信は出来ない。またダービーで早めに動いた結果最後だらしなくなってしまったハイアーゲームも微妙なところ。スズカマンボは血統的には祖母がダンシングキイの全妹で母父もミスプロでありながら2400で強いキングマンボだけに押したいが、スタミナ勝負のレースを経験してないだけに何とも。オペラシチーは外からまくってジワジワ伸びるタイプだけに悪くないが2000mしかレース経験がないのがどうでるか。血統的にもレース内容的にも推したいデルタブルースは外枠に入ってしまった。強制的にスタミナ勝負のロングスパートレースになりそうなのにそれに向いている馬が少ないという困った状況なわけだがとりあえずハーツクライはかなり危険な雰囲気がするということを述べてこのテキスト終わりたい。結論が微妙で申し訳ない・・・。
ファンにはいらない、しゃかりきシンジケート
2004年10月21日 yuta | 個別ページ | コメント(5) | トラックバック(5) | はてブに追加
パラダイス種牡馬。殿下にトラックバックをいただいたので続きを。
松田国師の場合、ファンに見せることよりも馬主に対してまずはアウトプットを提供し、種牡馬としてハクをつけて牧場に返す、というのが大きいのではないかと。NHKマイルへの拘りなんても、そういう文脈で考えられるように思われ。個人的にはこれは逆の印象を抱いてたりする。というのも松田国師は確かに常日頃種牡馬としての価値ということに対して言及しているのだけれども、それと同じくらいファンに対しても他の調教師より情報を公開したり、アピールをしたりしていると思う。そんな松田国師が強い馬を預かったときにまず最初に考えることが「とにかくレースで強いパフォーマンスを魅せたい」なのではないかと。種牡馬価値という意味でもそうであるし、ファンに対してのアピールとしてもそうである。その結果が「常に100%の状態でレースを挑む」「マイルCからダービーを連覇」という管理方法に繋がってしまい、結果として競争生命を縮めるということになっていると僕は邪推したくなってしまうのである。だから僕としては松田国師が「強い馬の強い競馬を」という考えを持っていることには肯定的であるし、藤沢師の馬の使い方に比べたら全然面白いと感じているのだが、3頭屈腱炎を出した現在としてはやはり「強い馬に常に強い競馬を」見せようとする松田国師の現在の管理方法はやりすぎであったり、最後のひとさじの使い方が下手すぎるのではないかという思いを禁じえないのである。ファンは確かに強い馬を見たいのかもしれないが、それに固執するあまりトライアルから仕上げをしすぎることもなにのかなと。ただこの考え自体も色々あって
今の贅沢なファンは、競走馬の強さにある程度慣れてしまってる節があるだろうから、競走馬を「名馬」としてプロデュースするには、「強さ」だけでは足りないことが多く、馬主や調教師は「強い馬」を作るだけでは競馬の歴史を作ることは難しいのだろう。伊藤雄二師なんかはそういう意味でのプロデュース能力には(当たり外れはあるけど)長けてると思う印象で、やはりそれが苦手な部類に松田国師は入ってしまいそうでもある。