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トラックバックにまつわる競馬コミュニティのあり方を思う

2005年3月 7日 yuta | | コメント(2) | トラックバック(3) | はてブに追加 トラックバックにまつわる競馬コミュニティのあり方を思う

競馬blogが爆発的に増えて、早いところで1周年を迎えてきた現在トラックバックについてのスタンスへの問題が提起されている。先日のエントリーに書いたとおり今のところ来るものは拒まずというスタンスのこのサイトだが競馬サイトのコミュニティのありかたに触れつつもう少し考えてみたい。他のサイトの方が色々考えてらっしゃるのであまり目新しい内容はないとは思うが。

まずトラックバックという機能の狭義の意味は蛸坊主さんが述べたように「ブログの記事を作成するとき、どこか別のブログの記事を参考にしたり引用したりする際に、参照・引用元であるブログの記事に対して、記事を参照・引用している旨を通知する機能」であろう。だがもう少し広く捉える見方もある。いわゆる「ブログを作成するときに同じ話題に触れているブログにトラックバックを打つことで、その話題が広がることを推し進める機能」というものだ。前者は1対1に近い関係でのトラックバックの利用、後者は閲覧者を含むネット全体を巻き込んで話題の提供をはかるための利用であると考えられる。

競馬ブログ界で問題となるのは後者の場合だ。競馬ブログの存在の源泉である(中央)競馬は毎週行われ、そのたびに共通した話題(レース)が提供される。そこでブロガーたちは「○○というレースに対する考え方(予想)」という共通性を担保にトラックバックを打つ。ここであまりにもレース予想というものに敷居が低く、かつ頻度が高すぎるために問題が生じる。他のテーマのブログであれば、ここまで頻度が高く、かつ敷居が狭い話題はありえない、よってトラックバックを打つ機会は限られているからこのような問題は生じにくい。これが競馬ブログ界に起きるトラックバック問題の根源であろう。あまりの多さにスパム的なトラックバックが増えてしまっている現状、蛸坊主さんのように一切広義の意味のトラックバックは受け付けない、狭義だけに絞るという手もある。だがもう少し掘り下げて何故トラックバックという機能がブログにつけられてみたかを考えてみたい。

トラックバックという機能が存在する意味はやはりコミュニケーション促進のためのツールだと考えられる。ブログが現在爆発的に流行する裏には更新の手軽さもあるだろうが、簡単に他のサイトと連携できるという面白さがあることは容易に推測できよう。ここで狭義の意味でのトラックバックに絞ることはせっかくの競馬サイトコミュニティの構築チャンスを逃してしまうような気もする。実際ブログ発のコミュニティの実例として「キルトクール」という言葉は浸透しつつあり、これはトラックバックがなければ決して起きなかった現象であろう。このような芽を潰してしまうのは酷く勿体無い気もする。

だがややこしいことにもう一つ大きな問題が出てくる。そもそも競馬というものは正解がないものであるため、論争が起りにくい、他者の考えに疑問を呈すことが馴染まないという問題である。つまりコミュニケーションがとりにくい。著名予想家はもとより、競馬の予想、考え方というのは本当に十人十色である。そしてそこに正解は存在しないゆえに、すでに他人の考え方にはいちゃもんをあまりつけない、一方的に自分の考えを主張すればよい。という文化がすでにあるのだ。競馬というものの懐の深さゆえに論争をするにはあまりに各個人のバックグラウンドが多彩すぎて、共通の土俵に立つことが難しい。2chを見ればこれは明白で匿名ということを差し引いてもほとんどの主張は水掛け論に終わり、建設的な議論をすることは大変難しい。

話を元に戻す。私はせっかく広がった競馬ブログだけに、その間に競馬コミュニティが醸成されるようしむけることは大変面白いことだと思っている。レース直後に野次を飛ばしてるだけに終わらず、競馬を深く追求し楽しむ上で他者の考えを知り、理解し、反論し、また納得することは、これまでにない競馬の楽しみ方を提供することになると考えるからだ。しかしこのような現状で競馬コミュニティを促進しようと考えると(しなくていいよと言われたらオシマイだけど)トラックバックの使い方を含め、ブロガーにかなりの度量の広さと判断力を要すると考える。少なくとも現在の「同じレースの予想だから」という理由だけでトラックバックを打つことはコミュニティの発展につながるとは思えない。そこで満足してしまうことは結局これまでの一方的な自己主張に終わる競馬テキストから脱出することを不可能にするであろうし、また明確なコンセプトで打たれたトラックバックがその中に埋もれてしまい、コミュニケーションの促進を妨げると感じるからだ。ではどうしたらよいのか正直明確な回答は出せないが次のようなことを意識したら多少はよくなるかなと考えた。

  • トラックバックフリーが明確に表示されてない限りレース予想の共通性だけを担保に打たない

  • トラックバックを打つ場合は最低限コンセプトを意識する。引用参照を明確にする必要はないが相手側のエントリー読んだ読者がトラックバックから飛んできたときに意味があると感じられる程度に相手のエントリーを意識する。

  • 批判反論を歓迎する。それに対して感情的にならずに論理的に反論する。他のブロガーの意見を尊重し、かつ理解するように努める。相手の人格攻撃はもってのほか。

  • トラックバックを受け入れるかどうかは相手次第であることを理解する。無意味に気に入らないトラックバックを削除するのは論外だが、トラックバックは相手のスペースに強引に踏むこんでいくものであることを忘れない。
  • アクセスアップ目的のトラックバックを打ちたいならそれなりのエントリーを書け。
  • 馴れ合いがウザイならトラックバックは閉じる

  • なんか難しい上にまとまらないなあ。まあ結局のところ常にディスプレイの向こう側を意識しろという原点に戻ってしまうのですが。「コミュニケーション促進ブログ」とかのバナーを作ればいいのかしらん。まあもう少しブログ界隈の動きを見つつ考えたいところ。今のところ狭義の意味で縛るのも、完全フリーも賛成しかねるというグレーなスタンスですw

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    コメント(2)

    ハイサイド :

    先日、トラックバックをお送り頂きました、アドレナリン@管理人です。貴殿の記事を大変興味深く拝見させていただき、一部引用させて頂きました。

    トラバしておりますので、ご確認いただけますでしょうか?

    問題等、ございましたらお知らせください。
    こちらには、ちょくちょくお邪魔させてもらっております。記事も素晴らしいですね。がんばってください。

    ゆたゆた :

    以前から拝見させていただいていました。今後ともよろしくお願いします。

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