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ファンにはいらない、しゃかりきシンジケート

2004年10月21日 yuta | | コメント(5) | トラックバック(5) | はてブに追加 ファンにはいらない、しゃかりきシンジケート

パラダイス種牡馬。殿下にトラックバックをいただいたので続きを。

松田国師の場合、ファンに見せることよりも馬主に対してまずはアウトプットを提供し、種牡馬としてハクをつけて牧場に返す、というのが大きいのではないかと。NHKマイルへの拘りなんても、そういう文脈で考えられるように思われ。
個人的にはこれは逆の印象を抱いてたりする。というのも松田国師は確かに常日頃種牡馬としての価値ということに対して言及しているのだけれども、それと同じくらいファンに対しても他の調教師より情報を公開したり、アピールをしたりしていると思う。そんな松田国師が強い馬を預かったときにまず最初に考えることが「とにかくレースで強いパフォーマンスを魅せたい」なのではないかと。種牡馬価値という意味でもそうであるし、ファンに対してのアピールとしてもそうである。その結果が「常に100%の状態でレースを挑む」「マイルCからダービーを連覇」という管理方法に繋がってしまい、結果として競争生命を縮めるということになっていると僕は邪推したくなってしまうのである。だから僕としては松田国師が「強い馬の強い競馬を」という考えを持っていることには肯定的であるし、藤沢師の馬の使い方に比べたら全然面白いと感じているのだが、3頭屈腱炎を出した現在としてはやはり「強い馬に常に強い競馬を」見せようとする松田国師の現在の管理方法はやりすぎであったり、最後のひとさじの使い方が下手すぎるのではないかという思いを禁じえないのである。ファンは確かに強い馬を見たいのかもしれないが、それに固執するあまりトライアルから仕上げをしすぎることもなにのかなと。ただこの考え自体も色々あって
今の贅沢なファンは、競走馬の強さにある程度慣れてしまってる節があるだろうから、競走馬を「名馬」としてプロデュースするには、「強さ」だけでは足りないことが多く、馬主や調教師は「強い馬」を作るだけでは競馬の歴史を作ることは難しいのだろう。伊藤雄二師なんかはそういう意味でのプロデュース能力には(当たり外れはあるけど)長けてると思う印象で、やはりそれが苦手な部類に松田国師は入ってしまいそうでもある。
という意見もあるわけだから今後松田国師は「常に強いパフォーマンスでファンを魅了する馬」ではなくて、僕の好きなグラスワンダーのような「多少のポカはあっても、長く現役を続けていざというときに馬鹿力を出す馬」というのを今後目指してみるのもファンにとっては面白いのかもしれない。G1で強ければシンジケート評価もそこまで下がらないだろうし。すれ違いはすれ違いでも殿下と違って、そこらへんに松田国師との温度差感じしまうなと思う次第である。

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コメント(5)

Anonymous :

確かに、二度あることは三度ある、といった感じで、正直疑問を抱きましたが・・・私個人といたしましては、松国さんの方針には賛成です。
今の競馬界は華やかさに欠けているのではないかと思います。もちろん、無駄に使う必要はないかと思いますが・・・01年のダービーは、マイルカップを勝って殴りこみをかけて来たクロフネという存在がいたからこそ盛り上がりました。02年のダービー馬・タニノギムレットは、強い馬でありながらも一つのドラマを生み出してくれました。
F調教師の管理馬は、故障が少ない。しかし同時に、盛り下げている要因にもなっているような気がしてならないのですが・・・イマイチ印象に残らないというか何と言うか。
もちろん、無事であることは大切です!テイエムオペラオーのように、きっちりレースに出て、無事に走ってもらえるのが理想ですね。松国さんには反省していただきたいところですが、その他の関係者の方々も、競馬という一つのスポーツを盛り上げるために頑張っていただきたいところです。
長々と失礼しました。

ゆたゆた :

僕もF調教師よりはマツクニのほうが好きですよw
やはり面白いことして盛り上げよう盛り上げようとしてくれるのはわかりますから。
ただそれと今回の件は別問題かなと。
文中に述べたようにあえてマイルC→ダービーに固執する理由がわからないですし
屈腱炎予防というのは日頃のケアが一番大切なわけですから
今回は批判されてしかるべきかと。
まあそれに本文中に書いたように強い馬だからといって常に100%の状態で
全勝を目指すというのはいかがものかと思う次第です。

いりりん :

 マツクニ師に関しては個人的には、あえてたとえていうならば、ミホノブルボンが代表馬で、ハード調教で有名な、故戸山為夫調教師の様なイメージを持っています。

 (現に、管理馬で有名なのは牡馬が多く、牝馬でもフサイチエアデール、ブロードアピール等、タフで丈夫なイメージがあります。ダビスタでいうなら「ハード調教厩舎」かな?。また、マツクニ師は栗東で長い間競馬記者を経験した上で調教師になったという経歴から、あるいは故戸山為夫調教師から影響を受けたのかもしれませんね)。

 個人的な話ですが、いりりんは、学生時代から競馬系書物が好きで、試験や就職活動の息抜きに競馬系書物を読み漁っていましたが、マツクニ師論に関しては、コメントしようとすると、これら書物から、(学生時代はお金が無かったので、社会人になってからこれら書物を購入しようかと思っていましたので、ある程度日本の調教師に関する書物を所有しています)。他の調教師と比較等から検証しようとしたら…。社会人になって、転勤直後の今では厳しいものがありますので、ちょっと無理ですね。

 (苦笑。それこそ、いりりんが調教師に関して検証しようとしたら、いりりんが某サイトに掲載している「競馬コラム」の約一回分に、①戸山為夫調教師、②伊藤雄二調教師、③藤沢和雄調教師、④大久保正陽調教師、⑤森秀行調教師、⑥松田国英調教師、(以下略)。といった様に、いりりんが参考にした書物のレビューとともに検証という分量になりそうですね)。

 個人的には、周囲が何といおうと、自分の信念(あえていうなら男のロマン?)を持って、今春のGⅠ3連勝といったような、皆が欲しいものを全部持っていってせせら笑うマツクニ師は男としてかっこいい様な気がします。

(余談)
 いりりんは、上記の様に、学生時代に競馬書物を読み漁った経験がありますが、ゆたゆたさんも、プロフィールを軽く見てみると、学生さんの様な気がしますので、もしよかったら、社会人と比べて時間に余裕がある学生時代に、これら競馬書物を「勉強」してみたらどうですか?

 以下いりりんが所有している調教師に関する本を紹介しておきます。(マツクニ師等、調教師論に関して熱く語るパワーがあるゆたゆたさんなら、おそらく大丈夫だと思いますので…)。気が向いた時にでもどうぞ。(見る暇が無い、いりりんがいうのもなんですが…)。

 調教師全般系
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896912926/qid=1098731997/sr=1-3/ref=sr_1_8_3/250-9327702-3968244

 故戸山為夫調教師系
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4795821526/ref=pd_bxgy_text_1/250-9327702-3968244

 伊藤雄二調教師系
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/458418545X/qid=1098732385/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/250-9327702-3968244
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4584186022/qid=1098732385/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/250-9327702-3968244

 藤沢和雄調教師系
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877120815/qid=1098730610/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/250-9327702-3968244

 大久保正陽調教師系
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4584182884/qid=1098732565/sr=1-4/ref=sr_1_8_4/250-9327702-3968244

 森秀行調教師系
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061496573/ref=pd_bxgy_text_2/250-9327702-3968244

 松田国英調教師系
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901226282/qid=1098733005/sr=1-4/ref=sr_1_10_4/250-9327702-3968244
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901226355/qid=1098733005/sr=1-5/ref=sr_1_10_5/250-9327702-3968244
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901226444/qid=1098733005/sr=1-6/ref=sr_1_10_6/250-9327702-3968244
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901226169/qid=1098733005/sr=1-8/ref=sr_1_10_8/250-9327702-3968244
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901226576/qid=1098733005/sr=1-9/ref=sr_1_10_9/250-9327702-3968244

 
 上記のうち、実は、マツクニ師に関する書物は無いんですね。マツクニ師開業当初から付き合いのある、乗峯栄一氏のコラム集書籍に断片的に記述があるくらいですので…。しかし、乗峯栄一氏のコラム集書籍は凄く面白いですよ。それにしても、マツクニ師は上記5明伯楽に匹敵するほどの実績がありながら、マツクニ師に関する書物が無いのも、マツクニ師を分かりにくくする一因だと思いますので…。マツクニ師をよく知る乗峯栄一氏辺りがマツクニ本を出せばいいなと思っています。

 マツクニ師論から調教師論、競馬書籍紹介となってきましたが、いりりんは、個人的には上記の競馬書籍レビューは、「競馬図書館」等として、自分がHP開設した時の有力コンテンツのひとつとしようかと思っていたのですが…。

 日本競馬HP系の今後の改善点のひとつとして、競馬に関する批評、いりりん的には、競馬書物、番組(映像、ラジオ等)に関する批評、レビュー、感想等が少ない事です。(書籍に関してアマゾン等でレビューとして紹介されているくらい?)。

 例えば、先日紹介された、関西TV系の「SS物語」に関しても批評、レビュー、感想等がほとんど無い現状です。(いりりん的には、一般人向きにはよく出来た作品だと思いますが…)

 「SS物語」に関しては、番組当初、トヨタ等の有力スポンサーが等がついておきながら、その後、の反響が鈍ければ、今後の競馬番組制作にはスポンサー的にも二の足を踏むだろうし、「SS物語」の様な一般人的に良質の番組、コンテンツの機会が無くなるというのは、一般の新規競馬ファン開拓の機会が減り、そうなると、日本の競馬界の衰退に歯止めがかからないという悪循環になる様な気がしますので、とにかく、競馬に関する批評、競馬書物、番組(映像、ラジオ等)に関する批評、レビュー、感想等の機会がもっと増えれば…。と思っています。

 ゆえに、ここでいりりんの秘蔵の「競馬図書館」といったアイデアをあえて出しましたが(他では「競馬映像館」といった構想も有)、マツクニ師論から調教師論に関して、熱い意見があるゆたゆたさんでしたら、こういういりりんの構想に理解をしめしてくれるかと思い、長くなりましたが、あえて記述してきました。(競馬書物等、競馬に関するレビュー感想等期待しています(笑))。

 (追記)
 いりりんが学生時代よくやっていましたが、意外と図書館にも競馬本が閲覧できるかもしれませんので、よろしければどうぞ。(学生時代実家のあった、大阪府高槻市の市立某図書館には、世界の種牡馬(改訂前初版)がありましたので、いりりんは貸し出ししまくっていました(笑))。

 長くなってすいません。

いりりん :

 ちなみに、マツクニ師の他に5名の上記調教師を記したのは…。

 調教に関してハードな面:故戸山為夫調教師

 レースを使う傾向:大久保正陽調教師、森秀行調教師(ご存知、森秀行調教師は調教師の系譜でいうと、故戸山為夫調教師系ですが、故戸山為夫調教師系の厩舎人との人間関係を考えてみると、微妙?)。

 100%仕上げない傾向:伊藤雄二調教師、藤沢和雄調教師。

 と以上、マツクニ師と共通する、あるいは相反するイメージの調教師をあげることによって、マツクニ師を検証する一因にしようかという事で…。

いりりん :

 あと、上記5名の調教師をあげたのは、書籍内である程度記述されている様に、調教師の方針、考え方等によって所属競走馬のレースの使い方、仕上げ方の意図がある程度理解できる点が大きいですね。

 マツクニ師は上記5名の調教師と比べて、その面において機会が少ないのが痛く、それが「マツクニ師の謎」となっている面もあると思います。

 マツクニ師に関する書籍の出版を早期に望みます。

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